2015年05月18日
Nickelback - Savin' Me
さて、本日は苦労しました…
神に対する言葉とか…
とりあえず「たまえ」つけた感がひどい…
こんな言葉に直したらどうかね?
というご指摘があれば
有難く頂戴したく思います
PVのメッセージ性と言いますか
物語性がなかなか秀逸で
是非是非、見て頂きたい一曲です
歌詞を解釈する上で、
PVもかなり参考にしました。
Nickelback - Savin' Me
Prison gates won't open up for me
On these hands and knees I'm crawlin'
Oh, I reach for you, well I'm terrified of these four walls
These iron bars can't hold my soul in
All I need is you, come please, I'm callin'
And, oh, I scream for you
Hurry, I'm fallin', I'm fallin'
監獄の門は、私を逃す為に開かれることはない
この手を合わせ、膝をつき、私は貴方に
慈悲を請うている※1
あぁ、私は貴方に手を伸ばす
そうして伸ばした手はしかし、貴方に届かず
俺を囲む4つの壁にあたるだけ ※2
けれども、体はどうあれ※3
これらの鉄柵は、私の魂をその中に
閉じ込めることなんて出来ない
私が必要としているのは貴方のみ
神よ、私を救いたまえ
どうかその御身を現したまえ
どうか、はやく、私には
刻々と死期が迫っているのです ※4
Show me what it's like
To be the last one standing
And teach me wrong from right
And I'll show you what I can be
Say it for me, say it to me
And I'll leave this life behind me
Say it if it's worth saving me
最期の日※5にどうするのが好ましいのかを
私に教えて下さい
そして、私に正しいものの中にある
間違いを教えて下さい
そうすれば、私は、私に出来る事を
貴方に示しましょう
私の為にどうか。私にどうか。※6
私の魂はこの体を残して ※7
この世を去りましょう
どうか、私の魂が救いに値するもので ※8
あるのならば、そのことを示したまえ
Heaven's gates won't open up for me
With these broken wings I'm fallin' and all I see is you
These city walls ain't got no love for me
I'm on the ledge of the eighteenth story
And, oh, I scream for you come please,
I'm callin' and all I need from you, hurry, I'm fallin', I'm fallin'
私を受け入れようと天国の門が開かれる
ことはないのでしょう
私はこの傷ついた羽と共に堕ちましょう
私が見るのはただただ、貴方のみ
これらの城壁※9が、私の為の愛を
受け取った事が全くなかった訳ではないと思うのです
私は、18世紀の物語が並ぶ棚を
踏みにじり※10、貴方の為に叫ぼう、
神よ、貴方は確かに存在するのであると
どうかその御身を現したまえ
私は貴方をお呼びしている、
私の望む全ては、貴方が現れることなのです
どうか、早く、私の死期はもう
刻々と迫っているのです
Hurry, I'm fallin'
And all I need is you
Come please, I'm callin'
And, oh, I scream for you
Hurry, I'm fallin', I'm fallin', I'm fallin'
Show me what it's like
To be the last one standing
And teach me wrong from right
And I'll show you what I can be
And say it for me, say it to me
And I'll leave this life behind me
Say it if it's worth saving me, hurry, I'm fallin'
Say it for me, say it to me
And I'll leave this life behind me
Say it if it's worth saving me
※繰り返し部分の和訳は
載せておりません。
まず、大前提として、
私はこの歌の中の
you は 神と捉えました
罪を犯した人間が
神に許しを請うている
そう解釈して和訳しています
なぜそうするに至ったは最後に・・・
※1 crawl
は、這いつくばる、がまず
ピンとくる意味ですが
這いつくばるってことは
神の前にひれ伏すような意味にも
とれるんじゃないか、
と思いまして、調べたら
どうやら服従する、というような
意味もあるようなので、
※2
かーなーり意訳ですね。
どうでしょう、情景が浮かびますでしょうか?
鉄柵と、冷たい壁に囲まれた
囚人が、神を幻に見て
手を伸ばす、けれども
その伸ばした手に当たるのは
冷たい壁で、囚人は
現実に引き戻され
力なく手を降ろす
terrify 怖がらせる、動揺させる
というのは、この
神、と思って伸ばした手が
カツン、と壁に当たってびくってする
そして、感じる何ともやるせないような
そんな感情を表しているのかな、と・・・
※3 体は、監獄の中から
自由にはなれないけれども
魂ならば……
※4 fall は落ちる、ですが
どういう事だ…。
今、落ち続けている、とは…?
と、いう訳で、落ちるイメージ
崖とか、から……
とてつもなく高い所から
今、落ちている
じゃあ、fall という動作を完了したら?
勿論、死にますよね…そりゃあ…。
という推論
+
この囚人は、決して監獄の扉は
開かれない、ということで
囚人は死刑囚なのでは?という推論
+
そして、PV の、数字がどんどん減っていく
あのイメージ…命に限りがあるということ、
命の蝋燭はは刻一刻と短くなっているのだと
いうことを、嫌でも認識せざるをえない
あのPVのメッセージ性
を鑑みて、このような訳にしました
※5
死刑囚だとするならば、
last one は、last one day
のことなのかなぁ、と
stand は唯立っている、というより
生きている、ということかな…と
※6
for と to の違い!!!
な、、、ななななんとなく
分かるような分からないような汗←
どちらにせよ、ここで
じっくり考察しだすと
大変長くなりそうなので
省略いたしますm(__)m
※7
最初、どういうこっちゃ、と
思ったのですが
私を後に残して命を去る???
先程の、魂と体の対比部分を
思い返して
体を後に残してどこかへ
行くのは、囚人の魂なのかな、と
考えました
※8 saving 出ましたね!!!
※9
悩みました、が、これはお手上げです…
天国を囲む城壁なのでしょうか
それともこの世の街のことでしょうか…
私の為の愛を、それらが全く
受け取らなかったって、
どういうことなのか……
何かの比喩なのかなんなのか…
※10
18世紀のキリスト教、と言えば
啓蒙思想台頭、自然科学台頭により
神が世界の中心、という
状況に変化が現れた頃です
18世紀の後のことになりますが
ニーチェのように「神は死んだ」という
言葉を、発しなくても…きっと何か変わった
そんな、今神のみを必要とする
囚人にとって、神を心から信じない
忌まわしき物語、それが18世紀の物語
なのでは…
ということは、on というのは、何か
その上に立つ、というのは
踏みにじる、反抗の意思の表明なのでは
ないかな…と。
とりあえずは、このような感じです。
さて、どうしてyouを神と
訳そう、と思ったか、なのですが
まずは、on hands on knees crawl
等から祈っている感を
感じ取ったというのと
PVですね。
ここから先は、先にPVを
見てから読んでくださいね!!!
ネタバレになってしまいますので!
PVの中では、偶然命を
助けられた男の人が主人公と
なる訳ですが
命を助けられたと同時に
奇妙な能力を持ってしまう
人の寿命が見えるわけですよね
まさしく falling しています、と
いわんばかりに、
ドゥルルルルルと数字が
減っていくのが見えてしまう
最終的に、彼は、その
能力を用いて
偶然、事故死するはずで
あっただろう
女性を助け、
おそらく、その能力を
彼女にバトンタッチして
去って行くわけですが…
saving
間違いなく彼の命は
save されたと考えていいでしょう
本来ならば、失っていた命を、です
では、なぜ彼は命を救われたか。
それは、彼が後に彼女を助けたから、
ではないかな、と思うのです
彼には、彼の命を救う価値があった
つまり、他の人の命を救う、という
価値があった・・・worth saving
しかも、この物語の中で面白いのは
今しがた、上のような書き方をしておいて
なんですが・・・
普通ならば
良い事をする→救われる
が多いだろうに
良い事後払いなんですよね笑
彼に命を救う価値が
あるかどうかはともかく
気まぐれに、救われた
印象も結構ある
何だか、神様が
さあ、貴方の命を救ったのだから
貴方は今から命を救われるに
値することをしなくては
ならないよ。とでもいうように
あの能力を授けているような…
そんな印象を受けました
と、いうことで
命をsave したのは、誰か?
と考えた時に
主人公の男性にとって
それは冒頭で彼を引き寄せた男性ではなく
また、最後の女性にとって
主人公、という訳でもなかったのでは?
つまり、神だったのでは?
と解釈した上で
この歌詞で、自分には救われるだけの
価値があるのかどうか
教えて下さい、と言われる対象も
やっぱり神になるなぁ・・・
という感じです
後は、18世紀の物語、ですね
これで一寸確信を強めた感じ…
youを人である「あなた」
と考えると
18世紀の物語
は多分、意味不明になって
しまいますし
と、いう訳でこのような
訳になりました
楽しんで頂けたならば
幸いです
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