アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2014年12月11日

氷山の南

さてさて、
本日ご紹介するのはこちら

池澤夏樹著『氷山の南
氷山の南.png

物語は、主人公のジン・カイザワが
南極海の氷山曳航を計画する
シンディバード号にオーストラリアから密航する
ところから、はじまります

つまり、南極の氷山を
ひっぱって、港まで持って来よう
そうして、人類の水分補給と
しよう、そんな作戦

この、壮大な計画に
勿論、専門家が沢山
集められた舟

それに、こっそり乗り込む。

もちろん、見つかる

しかし、結局
ジンはそのまま航海を
許してもらうことになる

そうして、南極の氷山目指しての
航海がはじまります

舟に乗っている人々は
それぞれいろんな人種で
いろんな宗教を信じていて

それで、それぞれ
とても確固として
哲学を持っている

そんな人々が
認め合いながら
時にやっぱり反発しながら

舟が進む

おもわず、ほう、
とため息の漏れるような
お話をしてくれたり

ジンは乗組員の手伝いと
ともに、船上新聞を
つくることになったから
いろんな人の話を聞ける

彼は、彼で、
アイヌの人間なので
彼なりのやはり
信仰というか、哲学が
あって、
人々の話を
自分の哲学と
重ね合わせながら
お話を聞いたりして

そんな中、作戦の方は
また、なかなか大変

絶対に割れないような
氷山を、特別な袋に
すっぽり入れて、
持って帰る。

袋が破れたら
駄目になってしまうから
細心の注意を
払わなくっちゃいけない

これ!という
素敵な氷山を
見つけなくっちゃいけない

ジンは、また途中で
アボリジニの少年と
友達になって

この少年がすごく素敵

一方で、南極の氷を
持ち帰ることに
反対な環境保護団体も
いるんですね

アイシストといって
氷を信仰している
氷を神聖なものと
考え、だから
シンディバード号の
計画は気に入らない

ちょくちょく、あちらから
横やりが入ったりする……

しかし、一向は無事、
氷山を見つけ…

目の前にある
大きな大きな氷山
表紙のように

まだ18歳のジン。

この航海が彼をどう
大人にしていくのか

壮大なスケールの
わくわくする物語で
ありながら

ただ、任務を完了すれば!
という簡単な話でもなくて

本当に、複雑。
様々な考えの人が
いっぺんに集まって

ジンは、アイヌの
ルーツを常に
強く意識していて

アボリジニの少年は
何か、私達には
分からないものが
分かっていて。

池澤夏樹さんの
本の中でも
これは、読みやすい
と思います

文体はいつも通り
静かですが
物語がかなり
(池澤さんにしては?)
起伏に富んでいて
わくわく感があって

池澤夏樹さん、
何かちょっと
近づきがたいイメージが…
なんて方には
とりあえず
まずは、こちらを……




人気ブログランキングへ


氷山の南

新品価格
¥2,268から
(2014/12/11 00:25時点)





【後払いOK】【1000円以上送料無料】氷山の南/池澤夏樹

価格:2,268円
(2014/12/11 00:26時点)
感想(0件)





*..感謝の言葉...*

おお!
記事数が、100に
なりました
*:・゚\('∇'*) (*゚▽゚)/゚・:*

本当に、こう
続けられて嬉しい限り
です。

このブログをはじめてから
読書ペースが安定して
こちらも嬉しい限り

見て下さっている
皆様あっての
記事投稿です…
本当に本当に感謝(*- -)(*_ _)

夏休みが
開ければ、どうせ
忙しくなって
止めてしまうぞ、と
自分をせきたてて
夏休み終わる直前に
ぎりぎり、つくった
このブログですが

案の定、
夏休みが終わった
途端に、それなりに
余裕がなくなり
結構な頻度で
さぼってしまった
月もあったりで
反省しきりなのですが

いやはや、第一関門
といいますか
何となく節目と
言える所を
通過できて有難いことです

一体全体こんなに
有名な本を
「紹介」だなんて
言っていいのだろうか
など、少し悩んだり
しますが

元来のアバウトな性格で
割と深く考えずに
ぽんぽんと
書いているので、

どうか皆さま
生暖かい目で
これからも
見て頂けたらなぁと

それでもって
これ面白そう!
という本を
見つけて頂けたら

幸せですね〜

何はともあれ、
これからも
宜しくお願いします(*- -)(*_ _)
posted by at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 池澤夏樹
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前: 必須項目

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント: 必須項目

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3062629

この記事へのトラックバック
本日の一冊
紹介記事は こちら


気ままにもう一冊

きみが住む星 (角川文庫)

とうとう旅に出てしまった。 離陸した飛行機から、 群青の成層圏の空が見えたとき、 ぼくはこの星が好きだと思った。 どうしてなのか考えて、気がついた。 この星には、きみが住んでいる。 きみが住む星をぼくは旅する
検索
此の程
プロフィール
碧さんの画像

ようこそ、ご観覧
ありがとうございます(*- -)(*_ _)
こちら元々は自分の読書ペースを
保つためはじめた
独断と偏見に満ち満ちている
本紹介ブログです…。
※書評ブログではありません
詳しくはプロフィールにて
プロフィール
作者順
愛川晶(1)
碧野圭(1)
青柳碧人(1)
阿刀田高(2)
安部龍太郎(1)
綾辻行人(1)
荒木源(1)
有川浩(2)
今野敏(1)
池井戸潤(1)
池澤夏樹(8)
伊坂幸太郎(5)
稲垣足穂(1)
井上荒野(1)
井上靖(1)
松樹剛史(1)
上橋菜穂子(3)
岩合日出子(1)
ヴァレンタイン デイヴィス(1)
江國香織(2)
遠藤周作(3)
小川洋子(2)
奥田英朗(2)
織田作之助(1)
乙一(4)
カート・ヴォネガット(1)
恩田陸(2)
加賀乙彦(1)
垣根涼介(1)
角田光代(3)
梶尾真治(1)
風野真知雄(1)
川端康成(2)
菊池寛(1)
貴志祐介(1)
窪美澄(2)
幸田文(3)
こうの史代(1)
小松英雄(1)
桜庭一樹(2)
さくらももこ(1)
佐藤賢一(1)
重松清(2)
獅子文六(1)
雫井脩介(1)
シドニィシェルダン(1)
朱川湊人(1)
城山三郎(1)
須川邦彦(1)
高野和明(2)
高橋源一郎(1)
ダニエル・キイス(1)
谷崎潤一郎(4)
ダン・ブラウン(1)
辻村深月(5)
辻征夫(1)
筒井康隆(1)
恒川光太郎(1)
竜門冬二(1)
長野まゆみ(1)
中村文則(2)
南木佳士(1)
梨木香歩(1)
野尻抱影(1)
乃南アサ(1)
橋本紡(2)
長谷川卓(1)
葉室麟(4)
原田マハ(1)
バリー・ライガ(1)
東野圭吾(3)
藤沢周平(1)
本田和子(1)
本多孝好(1)
眉村卓(1)
三浦しをん(2)
ミシェルペイヴァー(1)
三島由紀夫(2)
道尾秀介(1)
宮部みゆき(1)
武者小路実篤(1)
森絵都(2)
森博嗣(2)
森見登美彦(4)
吉本ばなな(2)
山本兼一(1)
山本弘(1)
横山秀夫(1)
絵本(22)
児童文学(7)
その他(7)
アンソロジー(2)
参考書(2)
名言(41)
絵本名場面(3)
意訳シリーズ(13)
北山猛邦(1)
吉村昭(1)
村田 沙耶香(1)
中田永一(1)
<< 2017年05月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
タグクラウド
B. ロルンゼン 内田麟太郎 田中 奈津子 碧野圭 風野真知雄 Beauty and the Beast Boy Lornsen Disney FROZEN K. グロース lyrics Nickelback One Direction QUEEN Savin&amp;amp;#39; Me Story of My Life Taylor Swift We Will Rock You Web漫画 いまえ よしもと さくらももこ さそうあきら すばらしい新世界 ふりやなな アナと雪の女王 アンソロジー アンドリュー・クレメンツ アンドロイド エッセイ ガブリエルバンサン クレィドゥ・ザ・スカイ シドニィシェルダン ジェンシェスカ スカイ・クロラ スカイ・クロラシリーズ ダウン・ツ・ヘヴン ダール,ロアルド ティーン トミー=アンゲラー ナ・バ・テア ファンタジー フラッタ・リンツ・ライフ フランク・ロジャーズ ブレイク,クェンティン ホラー マルバーン ミシェルペイヴァー ミステリ ミステリー ミヒャエル・エンデ ヤマダ ライトノベル レインスミス ヴァレンタイン デイヴィス ヴァージニア・アイアンサイド 万葉集 三島由紀夫 上橋菜穂子 中村文則 中沢新一 中田永一 乙一 井上荒野 今野敏 伊勢物語 伊坂幸太郎 佐藤さとる 佐藤賢一 児童文学 児童書 写真 加賀乙彦 北山猛邦 南木佳士 原田マハ 参考書 吉本ばなな 吉村 昭 吉田尚令 名場面 名文 名言 味戸ケイコ 和訳 坂木司 垣根涼介 城山三郎 外国文学 大人の恋愛小説 太平洋戦争 奥田英朗 安部龍太郎 宮下 嶺夫 宮沢賢治 宮西達也 宮部みゆき 宵山 小川洋子 小松英雄 小説 山本ゆり 山本兼一 山本容子 山本弘 岡田よしたか 岩合日出子 岩瀬成子 嵐山光三郎 川端康成 幸田文 恒川 光太郎 恩田陸 意訳 扉開けて 推理小説 斎藤隆介 新古今和歌集 新聞小説 日本語訳 時代小説 有川浩 本多孝好 朱川湊人 村上勉 村田 沙耶香 東野圭吾 林明子 柿本人麻呂 梨木 香歩 森博士 森絵都 森見登美彦 横山秀夫 橋本紡 歌詞 武者小路実篤 江國香織 池井戸潤 池内紀 池澤夏樹 浅田次郎 清川あさみ 湯川豊 滝平二郎 獅子 文六 発狂するエラー 百人一首 眉村卓 短篇集 短編集 祇園祭 稲垣足穂 筒井康隆 筒井頼子 絵本 織田作之助 英文解釈 英語 荒木源 菊池寛 葉室麟 藤沢周平 角田光代 解釈 読み聞かせ 読み聞かせ(中学年) 読み聞かせ(低学年) 読み聞かせ(小学校高学年) 谷崎潤一郎 谷川俊太郎 谷村まち子 貴志祐介 辻原登 辻征夫 辻村深月 道尾 秀介 遠藤周作 重松清 野尻抱影 長谷川摂子 長野まゆみ 関川夏央 阿刀田高 青少年読書感想文全国コンクール 青柳碧人 須川邦彦 高野和明 S&Mシリーズ SF
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。