たのしい演劇

戯曲『神の審問/The Trial of God 』34

カバラより　　　善：セフィロト/命の樹　　悪：クリフォト /悪魔の樹　

セフィロト　カバラの10の属性/展開
放射　それを介して　アイン.ソフEin Sof（無限）が自らを明かし
　継続的に　物理的領域と形而上学的領域　を生み出す

クリフォト　殻
不純.悪の力.善に対峙する影　セフィロが他とのバランスを崩した時
　解き放たれる混沌とした力

天地創造への５過程

Ohr 00

Ein Sof/終わりのない/無制限/無限は 神の本質 を顕すカバラの用語

セフィロト/神の10放射物/属性は　創造に於ける未知なる神性を明らかにし
　創造に向かう生命力をあらゆるレベルの存在と仲介する

しかし　セフィロトは　神聖の本質　そのものを描いていない
カバラは　神の顕現「閃光」形態と
　　神聖の本質の起源「発行体/光」を区別する

カバラは各セフィロトに内包/要約された　神聖の10の「閃光」と同様
　EinSof/無限　自ら輝くより原始な光についても説く
この光/万物の起源　全下位の光はOhr Ein Sof無限の光　である

創造の前に　神の光の啓示を見ることはない　

Ohr Ein Sofは神の自己認識の一形態であり　この自分認識を通し
　最奥の意志よりの究極の目的　トーラー/ヘブライ聖書に描かれる歴史的展開
　万物創造を成す

Ohr Ein Sof自体　無限であるため　それ自体が5世界創造のための原因になり得ない
無限の閃光は無限の輝きであり　創造物其の物ではない
　それらは無限に破棄され　独立した自己認識はない

世界は　セフィロトの制限と　進行の下降連鎖により展開する

.無限の世界から有限の世界へと下降連鎖の中で
　セフィロトに内包された神聖な閃光の創造的な流れは
　無数の制限　減少　遮蔽を受けて　徐々に神性を秘す(Tzimtzum 収縮)

「Ari」概念では 創造の開始時に 神が「空虚な空間」から「身を引く」事で
　創造を可能にする
この解釈　神が「身を引く」は　創造の観点からの秘匿としてのみ解釈され
　その本質としてではなく　神の光にのみ適用される
何故なら　この概念は異端的神への制限を暗示するから
Tzimtzum/ 収縮 はOhr Ein Sofを潜伏させた事で
　無限な光　と有限界を創造の可能性　と云う対立概念を解決した

Ohr Ein Sofの「身を引く」がなければ
　下降連鎖の世界の漸進的な隠蔽があったとしても
　創造の問題は適切に克服されない

.Ohr Ein Sofとは異なる質の　2番手となる新しい光のみが
　計り知れないほど減少によりこの物質界の創造的な源になる 

この光/RayはOhr Ein Sofからの薄い採光で「真空」に光を放ち
　その後の創造に適応した光である
それは　無限の原始光（神の超越）ではなく　有限の創造（神の内在）に関連する

最初に　黒い丸は　1本の細い垂直な直線
　それは囲まれた白丸の円頂から黒丸の中心へ下降する　
　ことによってのみ壊される　

ここで　周囲の白い円はEin Sofを表し　黒い円は「真空」を表し
　頂点よりの細い白い線はOhr Ein Sofから発された
　独自の条件真空を照らす光/Rayを表す　

この表現は　2つ目の同様の図を追加する
　相次ぎ展開された5つの世界と　それぞれ10個のセフィロトが
　一連の同心円として元の円内に表示される

下降連鎖の世界は　円の中心に向かって進む　そこは　最下位物理的領域を表す

連続するそれぞれの世界とセフィロトは　相次ぐ小さな同心円で
　減少し　より収縮した神性を表す

光/Rayは　外側のEin Sofを円の中心に接続する
　光/Rayは　Tzimtzum/ 収縮 の後のすべての創造の起源であるため
その光は円の中心に向かって発光し　無数の2番目のTzimtzum/ 収縮 を展開する

同心円とセフィロトも重要　それ以降の各下位と同様に　光は創造を包含する

各セフィラは　光を内包する

各世界は独自　相対的神の超越性を取り入れ　独自の神の内在を明かす

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　と　たのしい演劇の日々