2018年04月04日
観劇 『愛ゆえに/OUT OF LOVE 』by Elinor Cook 蜜柑の樹劇場/Orange Tree Theatre00
蜜柑の樹劇場 写真はWEBより拝借致しました
観劇 『愛ゆえに/OUT OF LOVE 』by Elinor Cook 蜜柑の樹劇場/Orange Tree Theatre00
蜜柑の樹劇場 について
1971年 ロンドンはリッチモンド 蜜柑の樹酒場の上階を利用し
サム.ウォルターズSam.Walters(1939-)大英帝国勲章/MBE により始まる
公演は直ぐに 劇場に入りきれない程 評判を得
パブの向かいの廃校を劇場に建て替え 英国で始めての 円形劇場 開設となった(1991年 )
ウォルターズ曰く
"蜜柑の樹劇場を始めたのは 単に芝居を上演したかったからで
円形劇場の哲学やら
ミニマリズム Minimalism演劇の 政治的芸術的意図やらは何もなかった
予算は限られていたから
教会のベンチを8脚持ち込んで 平土間の舞台を囲み 観客限定80人
劇場用照明も無いから 外光を利用しての昼間興行で始めた
で始めてみて この劇場空間が
観客を芝居に巻き込んでします という画期的体験をし 大いに興奮を覚えた’
円形劇場/Theatre in roundは1940年 ワシントン大学 米シアトルで始まる
舞台を中央に設置し 観客席は それを囲むように設定
額縁舞台を前提で演技訓練を受けた俳優には
観客に背中を見せてはいけない といった約束は無となる
また 第四の壁も無く 観客に向かい 全身を露わにする俳優は
観客との強い関係/引力を全身に受け
それによってより強い演技エネルギーが求められる
観客は俳優の背中に現れる微妙な物語を
また 舞台と観客席の境の不明瞭さによる
観客を引き込む物語の空間的広がりを 体感する
また 観客の視覚を遮らないために セットは当然シンプル/ミニマリズム仕様 となる
次回へつづきます
と たのしい演劇の日々
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