2018年01月08日
黄金の夜明け団と演劇 31-00
晩年のエブリン 写真はWEBより拝借致しました
黄金の夜明け団と演劇 31-00
エブリン.アンダーヒルEvelyn Underhill (1875 – 1941)
英聖公会 作家 作詞家 クリスチャン神秘主義信奉者 平和主義者
1875 英中部ヲーバーハンプトン生れ 父は法廷弁護士 ヨット愛好者 一人っ子
子供の頃よりの神秘体験をし その意味を見出すために生涯を捧げた
1907 幼馴染の法廷弁護士 ヨット愛好者 と結婚
ヨーロッパ中を旅して回り キリスト教芸術に触れる
ネオプラトン主義に興味沸く 夫はむしろ危惧していたようで
彼女の霊体験は家族に秘密にしていた 偽名"John Cordelier や旧姓で出版を続ける
1921 -1924 エブリンの精神的師匠 フレデリック.フォン・ヒューゲル
Baron Friedrich von Hügel(1852 – 1925 オーストリア 15歳の時渡英 父は外交官
民俗学研究者 母はスコティッシュ ローマカトリック教へ宗旨替え) に
自身の神秘体験に依るのでなく 無神論に対抗するキリスト教教義に添った著作を薦められる
師匠の死後 聖霊論に焦点を置き
英教会は下より ラジオ 冊子 講習会等 大衆の心を捉える
時は オカルトブームへ移り 女性参政権運動も盛んとなり
一気に法廷弁護士の娘 妻 の社会的役割からの解放の波に乗り
エブリンも自己の神秘体験を公開する
博士号をアバディーン大学(University of Aberdeen1945- スコットランド古代大学の一つ)
を授与される 心理学 哲学 物理学/心霊現象の科学的研究 も学び
英女性初 英国教会聖職者への講演 精神的静養を指導 世界教会主義を薦めた
また 英保守党冊子The Spectator (1828-)編集にもかかわる
エブリンと黄金の夜明け団との関係記録は見出せたいませんが
GDのアーサー・マッケン Arthur Machen(1863 – 1947) 作品に影響を受けたと記録にあります
エブリンは自らの霊体験 神化 と 魔法 をハッキリ区別しておりますが
その根拠となる魔法とは何であるのか GDで学んだのだろうと思われます
マッケンはエクスタシーを文学作品の完成に求めました
エブリンも霊体験で現れるエクスタシー/神化 に共通性を観ています
次回へと続けます
と たのしい演劇の日々
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