2017年12月15日
The Butch Monologues 01
観劇『トランス男の一人語り/The Butch Monologues』 01
台本の作品紹介によりますと
著者のLaura Bridgeman/俳優 創造的作文法で博士号を有し 大学等で教鞭を取る と
Serge Nicholson/出版社監督 トランスジェンダー芸術活動家 は
hotpencil 個人出資に負う儲けを第一目的としない出版社 を2010年創立
出版物は自然発生か或いは 個人やメジヤーでない作家が作品を持ち込む場合が多く
それらは 勿論 大手業界が見向きもしない しかし 高品質で ユニークな近代作品
そして 読者/世界に対し 挑戦的で 新鮮な視点を投げかけ 未知なる物語りをかたる
事をモットーとする
演出のJulie McNamara はVital Xposure 身体障害者 芸術家 の劇団代表
今まで社会により葬られ語られてこなかった存在 を表明する並外れた物語を
観客と芸術家の共同により 革新的演劇体験を創造することをミッションとしている
全ての興行は 障害者への配慮が 興行の芸術性を損なうことはないと自負している
The Drakes とは 2012年設立
トランス男性 女性として生れたが男性性が強いと自覚している人々たちの共同体で
女性の有する強い男性性 女性から男性へ性転換した者の誇り/プライド を表現し
立場を社会に示し理解を促す事 そのための企画を発案 展開している
出版社hotpencilの二人が The Drakes に加わり そこで
身体障害者であり劇団主催者Julie McNamara と出会い
この物語は演劇興行への流れに乗ったのでした
作者のLaura Bridgemanは
トランスジェンダーの人々をインタビューしながら 時にカウンセラーの役割を担い
彼らの痛みに心を添わせ これは語られなければならない と 強く使命を自覚したようです
でも 決して暗く辛い作品にはせず その事実を一歩離れた処から
今はもう大丈夫だから と過去を少しシニカルに笑って眺める 作品に仕上かっております
俳優陣はThe Drakesに属するトランス男性たち だから むしろ明るく語る事が出来たのでしょう
LGBTQIの解放と人権擁護は
社会に決めらた性役割の多様化
人類を性に捕らわれず個体として認識する思考を求められ
演劇/役割り を生きる表現も新たな挑戦が求められます
と たのしい演劇の日々
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