2017年08月17日
俳優 アンソニー・ヘッド Anthony Head (1954-) テレンス・ラティガン Terence Rattigan 『蠱惑草 Love is Idleness』
右 アンソニー Sir John Fletcher を演じる
俳優 アンソニー・ヘッド Anthony Head (1954-)
テレンス・ラティガン Terence Rattigan 『蠱惑草 Love is Idleness』
Sir John Fletcherを演じる
此岸と彼岸を跨ぎ役を生きる俳優
『バフィー 〜恋する十字架〜』 や リトル・ブリテン の校長役で
茶の間ではお馴染みの俳優 歌手
父親はドキュメンタリー映像作家 Verity Films (1940-英ドキュメンタリー映画会社)を運営
母親は俳優 Helen Shingler (1919-)
兄も俳優歌手Murray Seafield St George Head (born 5 March 1946)
子供の頃より 母や父に連れられ 舞台映画に馴染んでおり
6歳の折 母の傍らで初舞台を踏むそして何の抵抗もなく 俳優を仕事に選ぶ
The London Academy of Music and Dramatic Art
(LAMDA) (創立1861 英国最古の演劇学校 英興行界への高就職率を誇る) 卒業
家族が興行を仕事とし
子供の頃より親に伴い舞台映画撮影現場で育った経験は
三つ子の魂百まで を絵に描いたように
彼の立ち居振る舞いに現れるのです
舞台上で役を演じていながら気負いが全く感じられない
劇場はヘッドにとって
かつては遊び場であったろうし 仕事場でもあった
ヘッドを育て生活の全てが其処にあったのだろうと伺えます
舞台の袖で セットの脇で
演技の良し悪しを
理屈抜きに 幼い感性は全身で受け取り学んできたのでありましょう
だからなのだ 全ての所作が 絵になる 見せる術を知り尽くしている
間の取り方も 観客の呼吸に合う
観客とコミュニケーションを取る
それが当たり前として ヘッドの身体は 構成されているのです
申し分ない としか言いようがない
残念ながら個性とかアク はないのだが しかし
観客を知り尽くした演技に
観客を裏切らない演技に安堵を覚え 穏やかに物語に集中し 引き込まれている
熟練者の技 巧な演技 でもちっともあざとくはない
むしろ演技しない演技 なのでありました
次回が楽しみであります
と たのしい演劇の日々
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