2017年06月05日
観劇 Shakespeare 「ロミオとジュリエットRomeo and Juliet」グローブ座 Globe 00
観劇 Shakespeare 「ロミオとジュリエットRomeo and Juliet」グローブ座 Globe 00
2016年衝撃的にグローブ座の芸術監督に着任したEmma Rice(1967-)
彼女の斬新過ぎる演出が シェークスピア劇の伝統維持を大事とする役員たちと意見対立し
契約は2018年春で終わります
『愛』をテーマに夏のグローブ座
演目の一つが この「ロミオとジュリエットRomeo and Juliet」
演出はDaniel Kramer(米1977- NEO芸術監督)
自己主張の強い演劇人二人が織り成す 破天荒なシェークスピアを大いに楽しみました
プログラムより演出家Kramerのインタビュー
事実 我々は良い結果を期待したにも拘わらず
焦りから 愚かな選択をしてしまう
ロミオとジュリエットは
グロテスクな欲求 資本主義 戦争 テロリズム に応答する我々の子供たちだ
暴力が 西欧 中東の若者たちの 行動 声明 抗議への意志主張 となっている
私は並行し存在する文化を感じる
もし 我々が観ることを拒み続けるならば
平和への道筋は 破壊 へと辿るだろう
この作品の引き金は 暴力だ
この暴力は 二組の両親
ブルジョア白人の父 その不幸せな妻/母親 により整備されてきた
家父長制は暴力を繁殖し 育み 好色に弄ぶ
これは もう中毒症状だ 暴力は富 権力 怒りへの美化だ
その一つ 『怒り それに【羞恥心】が続く』は
我々が未だ語らない もっとも重大な文化的中毒だ
あとどれだけ この選択を この迷妄の道を辿るのだ
あとどれだけの時を掛けるのだ この全てのトラウマと悲痛を越え
反対側のコインを選択するために......
歴史的に 英総選挙寸前 暴力は発生し 保守党が政権を得ております
そして今回も それはグローブ座の直ぐ傍 ロンドンブリッジで起きました
亡くなられた一般庶民の方々の冥福を祈り 合掌
と 英国での演劇の日々
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