2014年12月03日
Steiner 第3「神秘劇」
写真はWebより拝借いたしました
Steiner 第3「神秘劇」
シュタイナーの神秘劇は 書かれた当時 1910年〜シュタイナーの演出記録を基に 役作り 舞台セットなど
100年その型は 時代の変化に伴い変化もあったことでしょうが 可能な限り原型を踏襲した演出を
試みているように思われます
Hans Puch 著「Working together on R,Steiner's Myatery Dramas」によりますと
第1幕は 秘儀団の集会に始めて招待を受けました12人の市民たち 藍色の控えの間に通され 其々
秘儀団への思いを語るのですが
以前4/20/2014、 書きました この12人の市民は シュタイナーによりますところの
12思想と12星座を体現しております
つまり彼らは大衆の代表として招かれて 会合の始まり/劇の開幕 をまっているという設定で始められます
ですから 通常の客席灯のもと 観客に混じり
第8幕でアーリマンが12人の内 5人をルシファーのもとへ送りますから 5人はルシファーのサイト舞台左手
そして残り7人は右手のアーリマンサイト 観客席に座しております
カペシアスとストラダは この会合の進行役を勤めますので 観客席と舞台の中間に位置し
両サイドを自在に行き来します
そして 12人の市民が其々の思いを語り終えましたら 4人の導師が袖より舞台に現れまして
市民/観客 を会合に招いた理由を語り 客席の明かりも落ち 舞台暗転の後 2幕へと移って行きます
1幕では 観客/市民側より観ますと導師たちは高みに位置することになります が
8幕のアーリマン王国では 導師の二人はアーリマンをそれと気づけない程度の意識状態
12人の市民は夢の中の体験として しかし 同じ次元/舞台 で存在することとなります
12人の市民の人柄を一言で表した 面白い詩をシュタイナーは書いており
当時アントロポゾフィはこれを口ずさみ楽しんだのだそうですが 。。。 ドイツ語の音を英語に直したものを
更に日本語へと試みました 果たして楽しく口ずさめますかどうか。。。
気い違いの吟味
成り上がりの内緒話
Luise Furchtegott (信心深い、唯物論者)
ミスチックにミスト
Friedrich Geist(活発、実在論者)
Michael Edelmann(高貴、観念論者)
George Wahrmund(真実、単子論者)
とんまの取り沙汰
Bernard Redlich(高潔、数理論者)
Hermine Hauser(偏狭、唯霊論者)
Caspar Sturmer(狂信、力本論者)
Marie Kuehne(大胆、プシュケー論者)
トランペットで得意顔
Maria Treufels(誠実、感覚論者)
蜂はお腹立ち
Ferdinand Reinecke(狡猾、合理主義者)
愚図のぐうたれ
Franziska Demut(謙虚、現象論者)
Katharine Ratsam(賢明、プネウマ論者)
となります
と更に 役作りの基本は スタニフラフスキー にありますから 以下宿題もございます
1,私は何者? 年齢 育ち 家庭環境
2、私はどこに居る? 社会的立場
3、今はいつ?
4、私は誰に話しかけている?
5、私は何を欲している?
と たのしい演劇の日々
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