2014年03月18日
演技訓練「吹き替え」術
俳優訓練所 Acters center londonで 英語を母国語としない俳優の為の 吹き替え の技術 を学ぶコースを受けるに当たり 宿題が言い渡されました
コマーシャル用に書かれた(Ford Fiasta, ipad mini,Windows Multipoint Server) 紹介文を 自身の母国語に翻訳してくること とのことです
暗記や事前練習はしない事 ともあります
普段 台詞を翻訳することはしません
文意を理解する上で 意味の掴めない単語は英和辞典で調べ テキストに書き込む程度です
シュタイナーの神秘劇は 4時間以上にも及びますから とても翻訳までは手が出ません また
翻訳出来るだけの理解にまでも至っておりません ので 自分に与えられた台詞だけと取り組んでおります
日本語と英語は 文法もそして 文明の基の部分 西欧カトリック文化の英語と 神道仏教文化の日本では 言葉での表現方法も違うので 台詞を喋る際に シェークスピア などは 翻訳文が英語の台詞と合致しませんから 翻訳することは考えたこともありませんでした
英語の台詞への取り組みは まず 何をおいても ステッピングです
その為に シラブル分けの作業 国際発音表記 の書き込み をいたします
そして 何度かステッピングをしながら 文意の掴めない句 節 を辞書やinternetを頼りに解消してゆきます
最終的には 暗記の必要がある訳ですから Brigid Panetに習った 指差し等も取り入れます
そして テキストを目で追ってでなく よく訓練された俳優の録音を耳で聞いて覚える です
なので いきなりの翻訳 これが 吹き替えの際 俳優をどう助けるのであろうか 期待も大きく嬉しくてワクワクしております 良い訓練は俳優を表現において発生する困難から救い出すのです 目から鱗が落ちるように パッと視界が開け 精神と身体が 呪縛から解かれ表現が放たれます その変化の瞬間がまたとても心地よいのです
宿題のテキストを眺めながら どの程度下準備 翻訳 をしたものか。。。。
と たのしい演劇の日々
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