2021年09月26日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 82
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 82
Chemistry42
“本当に大切なものは目には見えない”
“ 目に見えないところで何が起こっているのかを想像する”
“化学結合とは、原子が安定性を求めて閉殻構造を獲得する反応であり、それ故に 原子は分子や結晶などを作り存在す”
“物質中での原子と原子の結び 結合の力は 粒子間の電子の授受による”
organic chemistry
有機反応の基本的な考え方:分子は頑張らん 楽な方へしか移動せん
化学反応は基本的にエネルギーが低い方へしか進まん。
反応する場所に邪魔ものがあれば、それを避けて反応(orそもそも反応せん)、
反応に大きなエネルギーが必要なもの(脱離しにくい等)は反応せん。
共鳴ができる分子の一箇所だけ高エネルギー状態になった時は、
すぐにエネルギーを分散し楽になろうとする。
分子は、辛さを周りに広めることで自分は楽をする。
分子は炭素に大きな官能基(ヨウ素基等)がついていると結合が切れやすい。
つまり 大きな官能基は、手が疲れるからすぐに手放す。
分子が頑張るのは光でシリを叩いて励起する時。
つまり、絶対に頑張らん分子的思考により化学反応は理解される。
有機反応機構の規則
有機化学は「電子の化学」
有機反応は、電子の動きによる物質の化学変化。
有機反応は、電子/価電子 の動きを理解す。
価電子は、化学結合や物性に深く関係している
有機化学では、価電子の動きを曲がった矢印で示す。
「両刃型矢印」2電子の存在位置の変化を見失わないために使う。
物理的意味は無いが、電子の出発地点から始まり、終着地点で終わる。
式を正しく書くための工夫として重要
「片刃型矢印」1電子の動きを示すときに使う。
両刃型矢印が2電子の動きを示すときに使うのに対し、
有機反応の大別
電気的性質で解釈されている反応 と
分子の軌道により解釈されている反応 の2種類あり。
電気的な解釈による反応
求核置換反応Sn1, Sn2,
求電子置換反応,
脱離反応E1, E2,
求核付加反応,
求電子付加反応
分子中の官能基の動きに着目した言い方
置換反応:置き換わる反応。
脱離反応:取れる反応。
付加反応:付着する反応。
反応中の電気的な性質に着目した言い方
求核反応:核(+)を求める反応。
求電子反応:電子(ー)を求める反応
有機反応は、2種類以上の反応が同時に起きる。
1.置換反応substitution reaction ;
分子に1つの官能基が別の官能基で置き換わる形式の反応
1つの官能基が付き 別の官能基が取れる反応 3種あり
共有結合の1つが切断され、それに代わる新しい共有結合が1つ形成される
電子が置換反応のときにどういう挙動をとるかに注意!
求核置換反応(Sn1反応, Sn2反応)と求電子置換反応があり。
1-1 求核nucleophilic 置換substitution 反応;
分子に対し求核剤Nu/nucleophile(マイナスの性質を持つ)が反応し、一部が置き換わる反応。
1-1-1 Sn1反応;
「1」は、2段階の反応のうち、反応速度の遅い第1段階に、反応基質だけが関与すの意
先に脱離基L/leaving group が取れ カルボカチオン中間体が発生し、それにNuが攻撃することで反応。
カルボカチオンの空のp軌道の両方からNu攻撃することができるので、
キラル化合物維持できずラセミ化racemization する。
2つの向きに官能基が Nuが入った構造体
1-1-2 Sn2(2分子反応) 反応;
先にNuが攻撃することで、遷移状態を経て反応が進行す。
Nuと基質Rの2つの分子が、反応機構の主要な段階/遷移状態に関与している2次反応。
NuがC-L結合の背面から攻撃してくるので、完全な立体反転を伴って反応が起る
;ワルデン反転(Walden inversion) 。
必ずLの逆側からNuが攻撃するので、キラル化合物はラセミ化しない。
分子の形状は反転す。
1-2求電子置換反応;
分子に対し、求電子剤(プラスの性質を持つ)が反応し、一部が置き換わる反応。
芳香族の配向性の説明の時に使われる。
脱離反応elimination reaction ;
反応前と後を比べて、分子から何かが取れるだけの反応。
一般的に、脱離反応をすると、不飽和結合(二重結合などの多重結合)生成。
脱離反応は、E1(一分子)脱離 と E2(二分子)脱離の2種類あり。
E1(1分子)脱離反応 1分子
SN1反応と似てSN1反応と同じように2段階反応 、
まずLが取れ カルボカチオン中間体 を生成。
そして、カルボカチオン近辺のプロトンが塩基をとることで反応。
Sn1反応と似て、Nu(求核攻撃をする)と塩基(Hを取り去る)の役割の違いを理解することにより、
Sn1とE1のどちらの反応が優先的に進行するかを判断。
もちろん両方が起きる
E2(2分子)脱離反応;
SN2反応と同様に遷移状態を経て反応し、プロトンとLの脱離が同時に起きる反応。
SN2反応と同じように1段階反応
付加反応は、反応の前後を比べて官能基が付着するだけの反応。
主に求核付加反応と求電子付加反応あり。
求核付加反応;
分子に対し、Nu(マイナスの性質を持つ)が反応し、付着する反応。
置き換わり(官能基の脱離)が起きないので付着のみの反応。
求電子加反応;
分子に対し、求電子剤(プラスの性質を持つ)が反応して、付着する反応。
置き換わり(官能基の脱離)が起きないので付着のみの反応。
と たのしい演劇の日々
Chemistry42
“本当に大切なものは目には見えない”
“ 目に見えないところで何が起こっているのかを想像する”
“化学結合とは、原子が安定性を求めて閉殻構造を獲得する反応であり、それ故に 原子は分子や結晶などを作り存在す”
“物質中での原子と原子の結び 結合の力は 粒子間の電子の授受による”
organic chemistry
有機反応の基本的な考え方:分子は頑張らん 楽な方へしか移動せん
化学反応は基本的にエネルギーが低い方へしか進まん。
反応する場所に邪魔ものがあれば、それを避けて反応(orそもそも反応せん)、
反応に大きなエネルギーが必要なもの(脱離しにくい等)は反応せん。
共鳴ができる分子の一箇所だけ高エネルギー状態になった時は、
すぐにエネルギーを分散し楽になろうとする。
分子は、辛さを周りに広めることで自分は楽をする。
分子は炭素に大きな官能基(ヨウ素基等)がついていると結合が切れやすい。
つまり 大きな官能基は、手が疲れるからすぐに手放す。
分子が頑張るのは光でシリを叩いて励起する時。
つまり、絶対に頑張らん分子的思考により化学反応は理解される。
有機反応機構の規則
有機化学は「電子の化学」
有機反応は、電子の動きによる物質の化学変化。
有機反応は、電子/価電子 の動きを理解す。
価電子は、化学結合や物性に深く関係している
有機化学では、価電子の動きを曲がった矢印で示す。
「両刃型矢印」2電子の存在位置の変化を見失わないために使う。
物理的意味は無いが、電子の出発地点から始まり、終着地点で終わる。
式を正しく書くための工夫として重要
「片刃型矢印」1電子の動きを示すときに使う。
両刃型矢印が2電子の動きを示すときに使うのに対し、
有機反応の大別
電気的性質で解釈されている反応 と
分子の軌道により解釈されている反応 の2種類あり。
電気的な解釈による反応
求核置換反応Sn1, Sn2,
求電子置換反応,
脱離反応E1, E2,
求核付加反応,
求電子付加反応
分子中の官能基の動きに着目した言い方
置換反応:置き換わる反応。
脱離反応:取れる反応。
付加反応:付着する反応。
反応中の電気的な性質に着目した言い方
求核反応:核(+)を求める反応。
求電子反応:電子(ー)を求める反応
有機反応は、2種類以上の反応が同時に起きる。
1.置換反応substitution reaction ;
分子に1つの官能基が別の官能基で置き換わる形式の反応
1つの官能基が付き 別の官能基が取れる反応 3種あり
共有結合の1つが切断され、それに代わる新しい共有結合が1つ形成される
電子が置換反応のときにどういう挙動をとるかに注意!
求核置換反応(Sn1反応, Sn2反応)と求電子置換反応があり。
1-1 求核nucleophilic 置換substitution 反応;
分子に対し求核剤Nu/nucleophile(マイナスの性質を持つ)が反応し、一部が置き換わる反応。
1-1-1 Sn1反応;
「1」は、2段階の反応のうち、反応速度の遅い第1段階に、反応基質だけが関与すの意
先に脱離基L/leaving group が取れ カルボカチオン中間体が発生し、それにNuが攻撃することで反応。
カルボカチオンの空のp軌道の両方からNu攻撃することができるので、
キラル化合物維持できずラセミ化racemization する。
2つの向きに官能基が Nuが入った構造体
1-1-2 Sn2(2分子反応) 反応;
先にNuが攻撃することで、遷移状態を経て反応が進行す。
Nuと基質Rの2つの分子が、反応機構の主要な段階/遷移状態に関与している2次反応。
NuがC-L結合の背面から攻撃してくるので、完全な立体反転を伴って反応が起る
;ワルデン反転(Walden inversion) 。
必ずLの逆側からNuが攻撃するので、キラル化合物はラセミ化しない。
分子の形状は反転す。
1-2求電子置換反応;
分子に対し、求電子剤(プラスの性質を持つ)が反応し、一部が置き換わる反応。
芳香族の配向性の説明の時に使われる。
脱離反応elimination reaction ;
反応前と後を比べて、分子から何かが取れるだけの反応。
一般的に、脱離反応をすると、不飽和結合(二重結合などの多重結合)生成。
脱離反応は、E1(一分子)脱離 と E2(二分子)脱離の2種類あり。
E1(1分子)脱離反応 1分子
SN1反応と似てSN1反応と同じように2段階反応 、
まずLが取れ カルボカチオン中間体 を生成。
そして、カルボカチオン近辺のプロトンが塩基をとることで反応。
Sn1反応と似て、Nu(求核攻撃をする)と塩基(Hを取り去る)の役割の違いを理解することにより、
Sn1とE1のどちらの反応が優先的に進行するかを判断。
もちろん両方が起きる
E2(2分子)脱離反応;
SN2反応と同様に遷移状態を経て反応し、プロトンとLの脱離が同時に起きる反応。
SN2反応と同じように1段階反応
付加反応は、反応の前後を比べて官能基が付着するだけの反応。
主に求核付加反応と求電子付加反応あり。
求核付加反応;
分子に対し、Nu(マイナスの性質を持つ)が反応し、付着する反応。
置き換わり(官能基の脱離)が起きないので付着のみの反応。
求電子加反応;
分子に対し、求電子剤(プラスの性質を持つ)が反応して、付着する反応。
置き換わり(官能基の脱離)が起きないので付着のみの反応。
と たのしい演劇の日々
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