2021年08月26日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 72
俳優の錬金術Alchemy of Actor 知覚の哲学Philosophy of perception 72
Chemistry32
“本当に大切なものは目には見えない”
“ 目に見えないところで何が起こっているのかを想像することが大事”
化学結合:物質中での原子と原子の結び 結合の力は 粒子間の電子の授受による
その電子の授受の仕方により 結合の種類が分類される
【有機化合物organic compound 】 炭素Cを骨格とした化合物
炭素は不対電子が4つある故に いろいろな原子/水素。酸素。窒素などと共有結合
「天然高分子化合物natural macromolecule 」
【アミノ酸 amino acid】 01
広義には(特に化学の分野)アミノ基-NH2とカルボキシ基-COOHの両方の官能基を持つ有機化合物の総称
一般式は R-CH(NH2)COOH
狭義には(特に生化学や一般的な場合)
生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸proteinogenic amino acid 」を指す
【α-アミノ酸proteinogenic amino acid 】 構造式:RCH(NH2)COOH
カルボキシ基が結合している炭素(α炭素)にアミノ基も結合しているアミノ酸
<プロリン P/Pro proline R-CH2CH2CH2- C5H9NO2
コドン:CCU,CCC,CCA CCG ヒトタンパク質中 6.31%存在
プロリンは唯一例外で二級アミノ酸 (タンパク質を構成するアミノ酸は一級アミン )
この化学的な特性から、ペプチド鎖の二次構造に重要な意義を有す
糖原性(糖原性アミノ酸glucogenic amino acid) を持ち、
表皮細胞増殖促進活性、コラーゲン合成促進活性、角質層保湿作用などの生理活性を示す。
コラーゲン中にヒドロキシプロリンとして豊富に含まれる。
一度破壊されたコラーゲンを修復する力をもつ。
体の結合組織、心筋の合成時の主な材料
アルドール反応aldol reaction(求核付加反応) の安全かつ効果的な触媒
求核付加反応nucleophilic addition:付加反応の一つ
化合物に求核剤が付加することでπ結合が解裂し、新たに2つの共有結合が生成する反応
アミンamine:
アンモニアNH2の水素原子Hを炭化水素基or芳香族原子団で置換した化合物の総称
アミンは 窒素C原子が非共有電子対unshared electron pair を持つため 塩基性を有し
プロトンproton (水素陽イオン)H+が配位結合coordinate bond す。
アミンの塩基性の強さは窒素原子に結合しているアルキル基alkyl group と密接な関係がある。
炭素数が同じなら アルキル基が持つ電子供与性により 窒素原子が負に分極
第二級アミンは第一級アミンより塩基性が強い
しかし、第三級アミンはアルキル基が3つ存在することで立体障害steric effects をもたらすため
第二級アミンよりも塩基性が小さい。
芳香族炭化水素のもたらす非局在化により 一般に芳香環に直結したアミンは塩基性が低い。
一般的なアミンの窒素原子は ピラミッド型の構造を取り 3つ違う置換基のついたアミンは一見光学活性となりそうに見えるが、窒素が反転を起こしやすいため、特殊な場合を除いてキラリティchirality を持たない
自然界のアミン類は微生物による発酵・腐敗生成物中(醸造酒)に存在
ヒスタミン、チラミン、フェネチルアミンなどいくつかの物質は、
アレルギー様症状、高血圧、偏頭痛の生理作用を引き起こす
立体障害steric effects:分子内or分子間で分子を構成する各部分がぶつかることによる回転などの制限
立体障害は化学では非常に大きな意味を持つ
<グルタミンQ/Gln glutamine R-CH2CH2CONH2 C5H10N2O3
コドン: CAA CAG ヒトタンパク質中 4.77 %存在 非必須アミノ酸
側鎖にアミド(R-C(=O)-NR1R2の構造) を有し、
グルタミン酸Gluのヒドロキシ基-OHをアミノ基-NH2に置き換えた構造。
酸加水分解によりグルタミン酸となり グルタミンとグルタミン酸の両方を示す略号は Glx/ Z
動物では細胞外液に多い。
極性無電荷側鎖アミノ酸(極性だが電荷を持たない)
中性極性側鎖アミノ酸に分類される。
非必須アミノ酸だが、代謝性ストレスなど異化機能の亢進により、体内での生合成量では不足する場合もあり、準必須アミノ酸として扱われる
グルタミンは多くの化合物の生合成において窒素源として用いられ、
プリンpurineC5H4N4 やピリミジンpyrimidineC4H4N2など、他のアミノ酸も含まれる
グルタミンは運動後の免疫抑制を軽減 グリコーゲンの回復を促進 運動後のグルタミン 補給は有効
腸はグルタミンを他のアミノ酸より速く吸収 腸管防御、腸細胞増殖分化、敗血症感染率減少に有効
α炭素に結合している側鎖side chainは 各アミノ酸に固有で アミノ酸の電荷 極性を決定す
極性の似たアミノ酸同士は通常引き合い
非極性側鎖と極性側鎖は通常互いに反発す
<アルギニンR/Arg (arginine) R-(CH2)3NH-C(NH)NH2
化学式;C6H14N2O3 示性式; H2NC(=NM)(CH2)3CHNH2)COOH
コドン;CGU, CGC, CGA, CGG, AGA, AGG ヒトタンパク質中 5.64%存在 準必須アミノ酸
極性 強塩基
荷電極性側鎖アミノ酸 塩基性アミノ酸 タンパク質をを構成するアミノ酸では最も塩基性が高い
天然に存在するアミノ酸
非必須アミノ酸だが、成長期には摂取が必要。
糖原性を持つ
尿素回路の中間体 投与によりアンモニアの生体内解毒を助ける
条件付必須アミノ酸。
外傷 褥瘡 感染などの侵襲下 充分な補給が望ましい
免疫反応の活性化、細胞増殖を促進し、コラーゲン生成促進 創傷や褥瘡の治癒を促す
アルギニンは体内での代謝過程で一酸化窒素NOを産生。
NOが産生で血管拡張 血液循環促進。
NO産生による血流改善により、動脈硬化の予防・改善、神経系・免疫系への作用あり。
TCA回路系
ヒストンやプロタミンといった、核タンパク質nucleoprotein での含量が高く、
魚類プロタミンprotamine(魚類の清掃から抽出されるタンパク質の主成分) では全体の3分の2。
肉類 ナッツ 大豆 玄米 レーズン エビ 牛乳どに多く含まれる
ヒストンhistone):真核生物のクロマチン/染色体を構成する主要なタンパク質
長い DNA分子を折り畳んで核内に収納する役割をもつ。
DNAに結合するタンパク質の大部分を占め、ヒストンとDNAの重量比はほぼ1:1
核タンパク質:nucleoprotein 構造的に核酸(DNAorRNAと結合しているタンパク質
TCA回路(tricarboxylic acid cycle):
好気的代謝に関する最も重要な生化学反応回路 酸素呼吸を行う生物全般に見られる
解糖 脂肪酸のβ酸化によって生成するアセチルCoAがこの回路に組み込まれ、
酸化されることによって、電子伝達系/NADHhnicotinamide adenine dinucleotide/補酵素 などが生じ、
効率の良いエネルギー生産を可能
アミノ酸などの生合成の前駆体precursor も供給す
と たのしい演劇の日
Chemistry32
“本当に大切なものは目には見えない”
“ 目に見えないところで何が起こっているのかを想像することが大事”
化学結合:物質中での原子と原子の結び 結合の力は 粒子間の電子の授受による
その電子の授受の仕方により 結合の種類が分類される
【有機化合物organic compound 】 炭素Cを骨格とした化合物
炭素は不対電子が4つある故に いろいろな原子/水素。酸素。窒素などと共有結合
「天然高分子化合物natural macromolecule 」
【アミノ酸 amino acid】 01
広義には(特に化学の分野)アミノ基-NH2とカルボキシ基-COOHの両方の官能基を持つ有機化合物の総称
一般式は R-CH(NH2)COOH
狭義には(特に生化学や一般的な場合)
生体のタンパク質の構成ユニットとなる「α-アミノ酸proteinogenic amino acid 」を指す
【α-アミノ酸proteinogenic amino acid 】 構造式:RCH(NH2)COOH
カルボキシ基が結合している炭素(α炭素)にアミノ基も結合しているアミノ酸
<プロリン P/Pro proline R-CH2CH2CH2- C5H9NO2
コドン:CCU,CCC,CCA CCG ヒトタンパク質中 6.31%存在
プロリンは唯一例外で二級アミノ酸 (タンパク質を構成するアミノ酸は一級アミン )
この化学的な特性から、ペプチド鎖の二次構造に重要な意義を有す
糖原性(糖原性アミノ酸glucogenic amino acid) を持ち、
表皮細胞増殖促進活性、コラーゲン合成促進活性、角質層保湿作用などの生理活性を示す。
コラーゲン中にヒドロキシプロリンとして豊富に含まれる。
一度破壊されたコラーゲンを修復する力をもつ。
体の結合組織、心筋の合成時の主な材料
アルドール反応aldol reaction(求核付加反応) の安全かつ効果的な触媒
求核付加反応nucleophilic addition:付加反応の一つ
化合物に求核剤が付加することでπ結合が解裂し、新たに2つの共有結合が生成する反応
アミンamine:
アンモニアNH2の水素原子Hを炭化水素基or芳香族原子団で置換した化合物の総称
アミンは 窒素C原子が非共有電子対unshared electron pair を持つため 塩基性を有し
プロトンproton (水素陽イオン)H+が配位結合coordinate bond す。
アミンの塩基性の強さは窒素原子に結合しているアルキル基alkyl group と密接な関係がある。
炭素数が同じなら アルキル基が持つ電子供与性により 窒素原子が負に分極
第二級アミンは第一級アミンより塩基性が強い
しかし、第三級アミンはアルキル基が3つ存在することで立体障害steric effects をもたらすため
第二級アミンよりも塩基性が小さい。
芳香族炭化水素のもたらす非局在化により 一般に芳香環に直結したアミンは塩基性が低い。
一般的なアミンの窒素原子は ピラミッド型の構造を取り 3つ違う置換基のついたアミンは一見光学活性となりそうに見えるが、窒素が反転を起こしやすいため、特殊な場合を除いてキラリティchirality を持たない
自然界のアミン類は微生物による発酵・腐敗生成物中(醸造酒)に存在
ヒスタミン、チラミン、フェネチルアミンなどいくつかの物質は、
アレルギー様症状、高血圧、偏頭痛の生理作用を引き起こす
立体障害steric effects:分子内or分子間で分子を構成する各部分がぶつかることによる回転などの制限
立体障害は化学では非常に大きな意味を持つ
<グルタミンQ/Gln glutamine R-CH2CH2CONH2 C5H10N2O3
コドン: CAA CAG ヒトタンパク質中 4.77 %存在 非必須アミノ酸
側鎖にアミド(R-C(=O)-NR1R2の構造) を有し、
グルタミン酸Gluのヒドロキシ基-OHをアミノ基-NH2に置き換えた構造。
酸加水分解によりグルタミン酸となり グルタミンとグルタミン酸の両方を示す略号は Glx/ Z
動物では細胞外液に多い。
極性無電荷側鎖アミノ酸(極性だが電荷を持たない)
中性極性側鎖アミノ酸に分類される。
非必須アミノ酸だが、代謝性ストレスなど異化機能の亢進により、体内での生合成量では不足する場合もあり、準必須アミノ酸として扱われる
グルタミンは多くの化合物の生合成において窒素源として用いられ、
プリンpurineC5H4N4 やピリミジンpyrimidineC4H4N2など、他のアミノ酸も含まれる
グルタミンは運動後の免疫抑制を軽減 グリコーゲンの回復を促進 運動後のグルタミン 補給は有効
腸はグルタミンを他のアミノ酸より速く吸収 腸管防御、腸細胞増殖分化、敗血症感染率減少に有効
α炭素に結合している側鎖side chainは 各アミノ酸に固有で アミノ酸の電荷 極性を決定す
極性の似たアミノ酸同士は通常引き合い
非極性側鎖と極性側鎖は通常互いに反発す
<アルギニンR/Arg (arginine) R-(CH2)3NH-C(NH)NH2
化学式;C6H14N2O3 示性式; H2NC(=NM)(CH2)3CHNH2)COOH
コドン;CGU, CGC, CGA, CGG, AGA, AGG ヒトタンパク質中 5.64%存在 準必須アミノ酸
極性 強塩基
荷電極性側鎖アミノ酸 塩基性アミノ酸 タンパク質をを構成するアミノ酸では最も塩基性が高い
天然に存在するアミノ酸
非必須アミノ酸だが、成長期には摂取が必要。
糖原性を持つ
尿素回路の中間体 投与によりアンモニアの生体内解毒を助ける
条件付必須アミノ酸。
外傷 褥瘡 感染などの侵襲下 充分な補給が望ましい
免疫反応の活性化、細胞増殖を促進し、コラーゲン生成促進 創傷や褥瘡の治癒を促す
アルギニンは体内での代謝過程で一酸化窒素NOを産生。
NOが産生で血管拡張 血液循環促進。
NO産生による血流改善により、動脈硬化の予防・改善、神経系・免疫系への作用あり。
TCA回路系
ヒストンやプロタミンといった、核タンパク質nucleoprotein での含量が高く、
魚類プロタミンprotamine(魚類の清掃から抽出されるタンパク質の主成分) では全体の3分の2。
肉類 ナッツ 大豆 玄米 レーズン エビ 牛乳どに多く含まれる
ヒストンhistone):真核生物のクロマチン/染色体を構成する主要なタンパク質
長い DNA分子を折り畳んで核内に収納する役割をもつ。
DNAに結合するタンパク質の大部分を占め、ヒストンとDNAの重量比はほぼ1:1
核タンパク質:nucleoprotein 構造的に核酸(DNAorRNAと結合しているタンパク質
TCA回路(tricarboxylic acid cycle):
好気的代謝に関する最も重要な生化学反応回路 酸素呼吸を行う生物全般に見られる
解糖 脂肪酸のβ酸化によって生成するアセチルCoAがこの回路に組み込まれ、
酸化されることによって、電子伝達系/NADHhnicotinamide adenine dinucleotide/補酵素 などが生じ、
効率の良いエネルギー生産を可能
アミノ酸などの生合成の前駆体precursor も供給す
と たのしい演劇の日
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