2021年01月09日
俳優の錬金術Alchemy of Actor 量子生物学Quantum biology 29
俳優の錬金術Alchemy of Actor 量子生物学Quantum biology 29
すべての化学的反応は原子の中の電子の活動として理解する。
今 目の前にある物体が目に見える形で存在する事の根源は 電磁相互作用に端を発する
それはゲージ粒子.光子の媒介により 電磁気力 に支配されている。
「影の光子」
『世界の究極理論は存在するか』デイヴィッド・ドイッチュDavid Deutsch(UK 1953 - 著)
量子力学は 光の粒子性と波動性を認める。
二重スリット実験(ヤングの実験)で
光源から出てスリットを通り抜けた光は通常の波動と同様 背後スクリーンに干渉縞を作る
「光は粒子」立場は
各スリットを通り抜けた光子は 干渉縞の明るい部分に集中し 暗い部分には到達しない現象だとす。
しかし粒子描像だけに基づけば
スリットAを通り抜けた光子が暗い部分を避けて明るい部分に行こうとするのは何故?
理解困難。
量子力学はスクリーン上の位置Pに光子が到達する確率は
(スリットAを通り抜けた光子がスクリーン上P点に到達する確率)
+(スリットBを通り抜けた光子がPに到達する確率)
+(Aを通り抜けた光子とBを通り抜けた光子の干渉項)
と計算し
干渉縞の暗い部分は第3項が負になって第1.2項を打ち消す。 ?
それでは「Aを通り抜けた光子」に干渉してくる「Bを通り抜けた光子」とは何なのか?
古典的な粒子描像は
粒子は一方のスリットしか通り抜けられないので
光子がAを通り抜けているとき「Bを通り抜ける光子」など実在しない とす。
だがドイッチュはこの状況を「多世界解釈」により説明
ある初期状態から出発した宇宙が多数の「平行宇宙」に分岐していくと考える。
二重スリット実験での干渉縞は
ある宇宙で スリットAを通り抜けた光子 と別の宇宙でスリットBを通り抜けた光子が
互いに干渉して作り出した と解釈す。
光子がAを通り抜けている宇宙から見ると
Bを通り抜けて干渉してくる光子は 別の宇宙に属する「影の光子」。
ある初期状態に対し量子力学の計算を遂行すれば 時間の経過とともに
異なる状態が実現されている「平行宇宙」に分岐していくような解が現れる。
しかも、こうした多数の宇宙は分岐が完全ではなく
干渉現象を通じて互いに弱く影響しあっている/デコヒーレンスが完全でない──
現在の量子力学では
わずかに干渉しあう平行宇宙の存在を認めざるを得ない。
デコヒーレンス:
「量子力学的重ね合わせ」と呼ばれる状態が外的要因によって破壊され量子上の情報が失われる現象
或いは
互いに干渉しあう状態は1つの宇宙における単一の実在を構成しており
二重スリット実験は
光子がスリットAを通り抜ける過程と スリットBを通り抜ける過程の
「重ね合わせ」がこうした単一の実在になっている とも考える。
と たのしい演劇の日々
すべての化学的反応は原子の中の電子の活動として理解する。
今 目の前にある物体が目に見える形で存在する事の根源は 電磁相互作用に端を発する
それはゲージ粒子.光子の媒介により 電磁気力 に支配されている。
「影の光子」
『世界の究極理論は存在するか』デイヴィッド・ドイッチュDavid Deutsch(UK 1953 - 著)
量子力学は 光の粒子性と波動性を認める。
二重スリット実験(ヤングの実験)で
光源から出てスリットを通り抜けた光は通常の波動と同様 背後スクリーンに干渉縞を作る
「光は粒子」立場は
各スリットを通り抜けた光子は 干渉縞の明るい部分に集中し 暗い部分には到達しない現象だとす。
しかし粒子描像だけに基づけば
スリットAを通り抜けた光子が暗い部分を避けて明るい部分に行こうとするのは何故?
理解困難。
量子力学はスクリーン上の位置Pに光子が到達する確率は
(スリットAを通り抜けた光子がスクリーン上P点に到達する確率)
+(スリットBを通り抜けた光子がPに到達する確率)
+(Aを通り抜けた光子とBを通り抜けた光子の干渉項)
と計算し
干渉縞の暗い部分は第3項が負になって第1.2項を打ち消す。 ?
それでは「Aを通り抜けた光子」に干渉してくる「Bを通り抜けた光子」とは何なのか?
古典的な粒子描像は
粒子は一方のスリットしか通り抜けられないので
光子がAを通り抜けているとき「Bを通り抜ける光子」など実在しない とす。
だがドイッチュはこの状況を「多世界解釈」により説明
ある初期状態から出発した宇宙が多数の「平行宇宙」に分岐していくと考える。
二重スリット実験での干渉縞は
ある宇宙で スリットAを通り抜けた光子 と別の宇宙でスリットBを通り抜けた光子が
互いに干渉して作り出した と解釈す。
光子がAを通り抜けている宇宙から見ると
Bを通り抜けて干渉してくる光子は 別の宇宙に属する「影の光子」。
ある初期状態に対し量子力学の計算を遂行すれば 時間の経過とともに
異なる状態が実現されている「平行宇宙」に分岐していくような解が現れる。
しかも、こうした多数の宇宙は分岐が完全ではなく
干渉現象を通じて互いに弱く影響しあっている/デコヒーレンスが完全でない──
現在の量子力学では
わずかに干渉しあう平行宇宙の存在を認めざるを得ない。
デコヒーレンス:
「量子力学的重ね合わせ」と呼ばれる状態が外的要因によって破壊され量子上の情報が失われる現象
或いは
互いに干渉しあう状態は1つの宇宙における単一の実在を構成しており
二重スリット実験は
光子がスリットAを通り抜ける過程と スリットBを通り抜ける過程の
「重ね合わせ」がこうした単一の実在になっている とも考える。
世界の究極理論は存在するか?多宇宙理論から見た生命、進化、時間 中古価格 |
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