スシローは何故か人気があるようだし、何かでマグロの食べ比べが出来るような広告を見たような気がしたので、行ってみました。
昼時とはいえ、平日なのにかなり混んでいました。最初に整理券を発行して待つのはドンキーと同じシステム。10分くらい待ってカウンター席へ。初めての訪問だったので、注文システムを確認して、タッチパネルを押してみました。スシローでは、回っている寿司以外はタッチパネルで注文するシステムです。席毎に色分けされた皿があり、注文した寿司は自分の席の色の皿に乗って流れてきます。
タッチパネルでいろいろメニューを見てみましたが、どうやらマグロ6貫盛りというのがマグロの食べ比べセットらしいので、それを注文。さすがに大皿に載っての提供なので、回転レーンではなく店員さんが持ってきてくれました。
紙おしぼりはレーンの上の棚にありました。お茶の湯飲みもレーンの上に。しかもプラスチック。お茶は粉末茶。まぁこれは回転寿司ではどこもそんなもんか。でも醤油用の皿がない・・・。
仕方がないので、寿司をよけて、皿の真ん中に醤油を垂らしました。醤油皿がない時点で、相当の違和感を感じました。いや、湯飲みがプラスチックな時点で興醒めでしたね。
マグロの6貫盛り、部位がどう、種類がどう以前の問題として、この違和感はなんだ?まず、一つ一つの寿司が小さい。ワサビが「添えられている」のは何故だ?おそるおそるネタをめくってみると、握りにワサビが入っていない。
これが何を意味するのか?
シャリに刺身を載っけただけのシロモノじゃん。
これを「寿司」と呼べるのか?
この時に、さらに気づいてしまった。このシャリ、「握って」いない・・・。
工業製品のごとく、「シャリ型」に「整形された」米粒の集合体。機会で作られた「シャリ」。
これが「寿司」か?
しかも小さい・・・。
とりあえず、食べてみる。酢飯じゃない。酢飯かもしれないけど、シャリじゃない。
マグロは、まぁそこそこ、それなり。でも、全部ひっくるめて、これは寿司じゃない。
なんか、凄く虚しくなった。なんでこんなに混んでるの?なんで楽しそうに、美味しそうに食べてるの?これが「現代」の寿司なの?
レーンを流れる「寿司」を凝視する。同じ形のシャリ。小さなシャリ。薄いネタ。これが「寿司」だって?
「は?回転寿司に何を求めてんの?バカじゃねーの?」と言われたら返す言葉もありません。
でもこれが「寿司」なのか?これが「寿司」でいいのか?
回転寿司の全てを否定はしませんが、「寿司」と「寿司もどき」は違う、と感じました。
今まで考えたこともありませんでしたが、回転寿司はみんなシャリは機械作製なのかな?寿司勘や塩釜港でもそうだったのかな?全然考えたこともなかった。検証のためにも行ってみなきゃ(笑
でもスシローには、たぶん二度と行きません。
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