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2016年07月26日

緩和ケア治療の思い込みと勘違い





緩和ケア

私の母は5か月間に渡り、緩和ケア治療を受けました。
事の発端は、母が抗がん剤治療の停止を決断したことで、
その後の治療を、痛みや苦しみなどの症状を薬を中心に
症状を緩和して、予後を過ごす方法を選択しました。

療養する場所は勿論、長年住み慣れた自宅、自分の部屋。
極力ギリギリまで自宅で過ごすことを要望していました。

ここからは推測ですが、母は自分の最期は自宅で迎えたい
、そう思っていたのではないだろうかと感じます。

そもそもで、余命とは統計的な平均の話であって
必ずそうなるものでもなく、また、その統計のデータは
日々変化しています。

医者が持っている統計データは最新のものであることに
間違いはないが、リアルタイムのデータではないのです。

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緩和ケアは最後の治療ではない

がんという病は、その性質上、痛みや倦怠感などの不快な
症状が現れてきます。
痛みは、がんの種類や部位によって様々ですが、一番多いのがこの痛みです。
肺が癌に侵されると息苦しさを感じます。
臓器が機能しなくなるとむくみなどが現れます。

どれも生活の質を落としてしまう症状へと進行してしまうことは
けっして少なくはないでしょう。


目的

緩和ケアとは、このような患者さんの症状を緩めるとともに
患者さんの身も心も和らげることを目的としています。

緩和ケアというと、なす術のない手遅れの患者さんに対して
行なわれる最後の治療と思われがちです。

しかしながら、現代医学の緩和ケアは違います。
行なわれている治療がどのような段階でも
原発巣の疾患や、合併症の伴う様々な症状については
速やかに緩和ケア治療を行うようにとの認識へと
大きく変わってきているようです。

患者さんの治療を行う上で、患者さんを苦しめている症状を
取ることを優先的に考える風潮の現れではないでしょうか。
緩和ケア=末期がんの時代は古い風潮だということを認識
頂ければ幸いです。

これは鎮痛剤などに用いられる「麻薬」も同様です。
WHO(世界保健機構)が痛みのコントロールの為にガイドラインを
発表しています。

これによると、がんの痛みについては、まずは通常の
鎮痛剤を投与しますが、十分な鎮痛効果が得られない
場合には、麻薬の使用について、躊躇するべきではない
ということが明記されています。

麻薬につきましても、最後の最後に用いる薬では
無いということを今一度覚えておいて欲しいと
思います。
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