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2016年05月09日

肺がんステージ4でも、症状がなかった。

自覚症状なしの肺がん

痛みも、息苦しさも、咳も、痰もなかった。
健康診断結果も異常の所見なしだったのに
その約1か月後に母は倒れました。

非小細胞肺がんステージ4の現実を突きつけられて、
何が何だかわからない状況でした。

原発巣の肺から、脳へ転移しなければ
発見はもっと遅れていた・・・

脳浮腫が起因した意識障害

脳内(左前頭葉)に転移して出来た腫瘍は、2.5cmに成長していた。
病院へ担ぎ込まれる1〜2週間前に、腫瘍から出血していたとの
推測でした。
その出血が、脳浮腫を引き起こし、言語野付近まで広がっていた。

記憶障害、意識障害で、自分の年齢が出てこない。
今日の日付は合っていても、何年なのかがわからない。

病院に着いてしばらくすると、感情のコントロールが出来なく
大声で話したり、笑ったり、異常なハイテンションの母に
変身していました。

結局、その2週間後に大きい病院へ転院することになり
肺がんだという事が判明するまでは、脳疾患以外を
疑うことはありませんでした。

母の脳内にある異物は脳腫瘍なのか・・・違うのか・・・
入院した母は、それまで悩まされていた肩こりが
ウソのように取れてしまい、すっかり元気に・・・

脳の問題が解決されれば即退院・・・そう考えていた。

しかし肺がんだった・・・。

なのに、咳も出ない、体力が落ちてはと毎日院内を歩く母。
息切れがするとも言わないし、痰も出ない。

すい臓がんも、肝臓がんも、肺がんも、沈黙の臓器。
いずれも自覚症状を感じ取りにくいという特徴があります。
私の母も自ら気づくことはできませんでしたが、
前兆が全くなかったわけでもないのです。

こんなことを言い出したらキリがないのですが、
母は入院前にバファリンを服用していました。
頭痛が続いていたのです。
しかし、母は私が物心ついた時からバファリンを
常用していた為に、いつものことだと気付けませんでした。

入院した年、母は気だるさを訴えることが多かったです。
一日中何もしたくないという日もありました。
体が変だという事を嘆いていました・・・
しかし、母が重病だとは思いもしなかったのです。

母の自覚症状が無かったというよりは
私の自覚に問題があったと思わざるを得ません・・・。
私はこの想いを一生引きずって・・・
母の分まで生きていきます。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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