癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

家族に言わなかった症状
首？喉？の痛みと息苦しさを以前から感じていた。
それは「空咳」で始まったようです。
最初は気になる程度だったようですが、日に日に少しずつ、確実に病魔は母の身体を蝕み
続けていた。

家族に心配を掛けまいという気持ちと、
肺がんが進行していることを認めたくない想いが交錯する日々。
そんな母の心中を察すると、なんとも言えない気持ちになりました。

症状の変化や悪化については逐一報告してほしいと思う家族と、
心配や迷惑を掛けたくないという本人の想いは、どちらも否定はできない。
優しさが寂しさを生み出すこともあるのですね・・・。

半日寝て過ごした・・・
今日は「ちょっとやばいかもな！？」という気持ちが脳裏をよぎったそうです。
このままどうなってしまうのだろう・・・、そんなことを考えながらベッドで過ごした半日間。
首から胸にかけての間が少し痛むのに加えて、息苦しい・・・。
今日は会社に出勤する日だったのですが、それどころではなくなってしまった。


眠気
昨日からの異様な眠気にも少し気になっているようでした。
肺がんの症状の進行とともに、体力の低下が進み、眠気やだるさを感じることが多くなるようです。
母の感じている眠気もおそらくは「癌の進行」に伴う「それ」だと思います。

午後は回復し、午前中の症状が嘘だったかのようにすこぶる元気
以前から、眠気やだるさを感じた時は少しベッドで横になると回復していました。
今日も同じような感覚で横になったようですが、すぐにいつもとは違うことに気付いたそうです。

息苦しさがいつもとは違う・・・そう思ったのでしょう。
4〜5時間ほど横になっていたそうです。今までで最長の仮眠です。
その甲斐あってか、午後は何もなかったかのように元気で、会話もたくさんできました。

コデインリン酸塩10％服用の効果
昨日の外来検診（定期）で主治医から連続で3回程度の服用を勧められました。
昨夜の夕食後から飲み始めたのですが、今日の会話中母は1度も咳をしませんでした。
会話をしたり、テレビを観て一緒に笑ったり、肩もみマッサージしたり・・・、
まったく咳が出ませんでした。
母に「薬が効いてるね」と言おうと思ったのですが、意識させるのも良くないかと思い、口を紡ぎました。


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