体の不自由さに”イライラ”を抑えられず・・・: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2015年12月13日

体の不自由さに”イライラ”を抑えられず・・・

母の体力や筋力の低下を日々痛感している。
目に見えて衰えていく体は、母本人が一番良くわかっている。
身の回りのことが少しずつできにくくなったり、
出来なくなったりという日々を重ねていくうちに
母のストレスはどんどん膨れ上がっている。

椅子から立ち上がるのも辛い中で、
入浴時に浴槽から立ち上がることさえままならない。
私に裸を見られたくない母は、渾身の力を込めて全力で
立ち上がっているのだと言います。

この期に及んでそんなことを気にしているなんて
68歳でも女は女なんだなぁ・・・と思いますが、
そうもいっていられない状況となりました。

先ほども、ついつい座ってしまったソファーから
自力で立ち上がれなくなった母は、かなりのショック
を受けていました。

今日は1週間ぶりに自宅に来た父（現在施設入所中）が
その光景を見て笑っていたのですが、
何かが母の癇（かん）に障ったのでしょう・・・。

そのあとは父に対してきつい態度取ってみたり
手でひっぱたいてしまったりと、イライラが最高潮
になってしまったかの様でした。

母の不自由さの最大の敵は、下半身のむくみ。
特に脚の自由が利かない。
膝が曲がらないということがこんなにも不自由に
感じさせるのかと・・・。

この記事を書いている途中で、父が入所先に帰る時間が
来たので、今しがた送ってきました。
帰宅すると母はイライラしてしまったことを反省していましたが、
私も、母がイライラしたことを特に咎（とが）めるつもりもなく、
”そんな時もあるさ”、と軽く流すしかできませんでした。

自分の身体の自由が利かないとイライラしてくる・・・
と素直に自分を分析していました。

去年、母が入院した朝まで、父の介護を十数年間に渡り
続けてきた母は、介護する側の苦労を誰よりも知っている。
知っているからこそ、自分が介護されている状況が情けない
と感じているのでしょう。

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posted by satorich at 15:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 末期の肺がんになった母

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癌と共に生きる 手術→放射線治療→化学治療

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体の不自由さに”イライラ”を抑えられず・・・

癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療