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2015年12月09日

外出できない辛さを実感

高濃度酸素吸入の無い生活は考えられない。
自宅の一室には高濃度酸素吸入装置が置かれている。
そこから伸びる緑色したビニールチューブは途中の
ジョイント部分から半透明に色を変え、
不規則な曲線を描きながら、たどたどしくも
フローリングを伝って母の鼻へとつながっている。

高濃度酸素吸入装置と酸素ボンベが同時に処方されて2週間が過ぎた。
母がすっかりと患者っぽく見えるようになったが、
時間とともにその印象も和らいで、見慣れてきた感もある。

最初は酸素量1.0リットルで始まりました。
母の体感としては、効果が感じられないという日が数日続きました。
直後に症状の悪化で週に2回病院へ行くと、2回目の時に1.5リットル
〜2.0リットル設定にするように指示をもらい帰宅。

それは母の血液中の酸素の数値が低下していたこと
による主治医の指導でした。
すると、その日から母の息苦しさや咳の出方に変化が見られました。
しかしながら、下半身のむくみは解消されずに、毎日リンパマッサージで
一定の状態を保てている状況です。

毎日1時間弱ですが、マッサージ中はとても心地が良いそうです。
リンパを意識しながら足元からひざ上に向かって手のひらを這わせる
ようにして、指先には少々力を入れて、老廃物が排出されるイメージで
行なっています。


電気が流れるような刺激を感じるそうなのですが、
それが痛いというよりは心地がよくてたまらないのだそうです。

パンパンに張ったふくらはぎがみるみるうちに柔らかくなっていくのが
感じられるので、やりがいがあります。

朝は比較的楽に感じられ、歩くにも足が軽く感じられる傾向がある。
それも時間とともにあしが重たく感じられるようになり、午後になると
その感覚はさらに悪化する。

日によって波があるので、一日を通して楽な時もあるようですが、
それは稀(まれ)です。

外に出たい・・・日の光を浴びたい、散歩したい。
ずっと家の中に閉じこもっていると、自分が病人である現実を
突きつけられているような気持ちになってしまうこともある。

外に出られそうな体調の良い時が無いわけではない。
酸素ボンベを引っ張って外に出ることに抵抗がある。
自分が病人であることを近所にさらすことにもなってしまう。
家の中ばかりでは鬱にもなりかねない。
なるべくなら、病人であることを母に意識させたくない・・・。



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