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2015年12月08日

辛いよりも幸せが勝る一週間

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肺がん症状に大きな変化が現れてまだ間もない母。
胸の痛みと息苦しさで寝れない日が続き、
寝不足で体力的にも精神的にも衰えた母を病院に
連れて行ったのはまだ記憶に新しい。

抗がん剤治療の停止を決断した母の意志は
変わることはなかった。
副作用に苦しむことなく、自分らしく、
自由な日常を送りたい・・・

飲み続けている核酸ドリンクも母の元気の源の一つ。
母がこれだけ精力的に動けているのも、
核酸ドリンクが一役買っている。

そんな母のことを家族が全力で支えている。
常に悪いイメージはかき消して、
良いイメージに書き換える癖をつけています。

辛い日々
母の症状は良くありません。
痛みと咳は薬で何とかやり過ごせていますが、
息苦しさと、下半身のむくみには悩まされ続けています。

息苦しさ自体は、高濃度酸素吸入装置または酸素ボンベの
使用で楽になるので、症状としては良い傾向なのですが、
日常生活への影響は如実に表れています。

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酸素を吸入しているということは、常に酸素を携帯しなければ
ならない・・・携帯型の酸素ボンベがあれば行動範囲は広がる
のですが、とても煩(わずら)わしくて、邪魔にもなる。

かと言って、なければかなり苦しい。
息苦しそうな母を見るのがとても辛いです。

しかもこれからの寒い季節・・・火気厳禁の高濃度酸素は分が悪い。
もちろんキッチンでは要注意です・・我が家はガスなので・・
電気ストーブも接近は厳禁と指導されました。
・・・寒い・・・

更に・・・酸素のチューブが絡まって、母が転んでしまわないかなど、
心配ごとは増える一方なのです。

下半身のむくみで、歩行にも支障が出ています。
ひどい時は、ウエストから下がパンパンになり
膝が曲がらない、足裏も痛むので、歩行はかなり困難になる。

転倒するリスクはかなり高いのです。
着替えも、寝たり起きたりの動作も、椅子に座る時も
立ち上がる時も、入浴の時も、何をしても辛い。

リンパマッサージを始めてからはかなり楽になったそうで
私もやりがいを感じている今日この頃です。
それでも、椅子に座る時もベッドで横になる時も
常に足を高く上げていなければ辛いと言います。

家族の支えが、母の心を支えている
涙が多く出た1週間。
そのほとんどがうれし涙と感謝の涙・・・

母の誕生日に駆け付けた孫からの思いがけないプレゼント。
団らんの食事で美味しくご飯が食べれた。
娘が部屋とトイレとお風呂の掃除をしてくれた。
長男夫婦からもプレゼント。
毎日欠かさない、マッサージ。

母は私に言いました・・・つぶやくように・・・はっきりと、
「私はこんなに幸せでいいんだろうか」、と
泣きながら・・・。

泣くとちょっと苦しそうな母が印象的でした。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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