古河市地域猫の会　こがねこ

白猫の件はショックでしたが、今日は捕獲したい猫が２頭ともいるという
好条件！

しかも、ここ数日の雨で、かなりお腹を空かせているようです。


餌への興味がいつもとは格段に違います。

足に怪我をしていた母猫は、人に近づく事が殆どありませんが
今日は結構近くまで来ています。

どちらかでも捕獲出来れば嬉しいですが、どちらかといえば母猫に入って欲しいかも。


そう思いながらご飯をトラップにセットします。


姿を隠してそ〜と見ていると、母猫がトラップに入っていきました。


良かった。

動物病院へ電話をして、午後の受診時間に連れて行く事になりました。
急なお願いにも関わらず、快く受けて下さる動物病院の先生に感謝、感謝です。



脚が不自由な母猫

これで、先日子猫を産んだ母猫の手術が終わればこの現場も終わり！

そう思っていましたが、もう一頭　”白のメス”　が居ることがわかりました。。。
というか、出会ってしまいました。

全然見かけなかったけど・・・・・
でも、古い記憶を廻らせると、この現場に携わった当初に見かけたような気がします。

あ〜、かなり盲点でした。
しかもメスだし。
この白くてちょっとブサかわいいお顔。
一番最初に捕まえた白猫の子供に間違いありません。


でも、若いからかそ、れほど警戒していません。
ご飯をあげているうちにかなり慣れ、すり寄って来るほどです。

これならすぐに捕まえられるかも！

・・・あ、トラップ持ってきてなかった。


こんなときに限ってクレートしか持ってきていません＞＜
かなりショック。

雨が続いていたからか、お腹をすかせているみたいだし
捕獲するのには絶好のチャンスです。

すぐさま家までトラップを取りに戻り、引き返してきました。
１時間のロスです・・・

今から捕まえて、果たして手術してもらえるのかしら。。
（先生すみません！）

先週もトラに会うことは出来ませんでした。
もう居なくなってしまったのかもしれません。。。
残念ですが、野良の世界は厳しいのだから、それもしょうがない事なのだと言い聞かせながら
現場へ向かいました。


工業団地へ着くと、な、なんとトラが餌場に居るではありませんか！！

取るものもとりあえずトラに駆け寄ります。

あ〜良かった。本当に良かった。
涙が出そうに嬉しい・・・。
抗生物質が効いているせいか、怪我もすっかり良くなっています。

地域猫間違ってなかったね。
そう思わせてくれる出来事でした。



元気なトラ

手術後の雄がその場所から居なくなる事がときどきあるといわれます。。

雄同士の縄張り争いから追い出されてしまうのでしょうか。。



トラのことが気になってリリースした次のひから頻繁に現場へ足を運んでいますが
一度も会うことができないでいます。。

傷がだいぶ治ってきたとはいえ、まだボロボロだったはずです。

どうか無事で居てくれますように。。
毎回のことですが、そう願う事しかできません。

自分の無力さに胸が張り裂けそうになります。



リリース直後のトラ

トラの健康状態も良くなってきたので、そろそろ捕獲を実施しようと考えています。

でも、まだ怪我が完治している訳ではないので、気持ちが揺らぎます・・・

とても穏やかな子なので、繁殖競争に参加してるとも思えないし、トラ以外はメス一頭だけだし。。。

全頭手術をしないと意味がない事はわかっているのですが。

ダメダメな地域猫推進者です・・



今日トラと会えたら手術しよう・・・

もう運を天に任せる事しか出来ません。


そう思いながら現場へ向かいました。




現場に到着して、辺りを見渡します。　表には姿がありません。

嬉しいような、悲しいような、複雑な気持ちです。



工場の奥に入っていき、トラを呼びます。

すると、「にゃ〜」言いながら出てきました。

い、いたのね。。。

やっぱり手術する運命なんだね。

ごめんねトラ。



トラをトラップで捕獲することは出来なくて、ケージを持ってきました。

ケージの奥に缶詰を置くと、トラは躊躇しながら入って食べ始めました。

とてもお腹が空いていたようで、一気に食べ尽くしました。

その間にそっと扉を閉めます。。

そして動物病院へ・・・