アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2019年05月11日

子どもは草食系、親は肉食系

何年かぶりに自チームだけの9人で野球の練習ができた。
夏の大会は、このメンバーに若干の助っ人を加えて試合に出なければならない。
正味二ヶ月だが、できる限り頑張ってみようと思う。

少子化が進んでいる私の地域では、ギリギリの人数でチームを組んでいる学校が多い。
クラス数の多い学校ならば、小学校から野球人気の地域なので、部員獲得には困らないのだが、各学年一クラスずつ、のように規模の小さい学校での野球部員の獲得は大変難しいのだ。

今回県大会に出場することになった学校も、部員数は10人。夏の大会後中学3年生が抜けると、4人になるという。今日の反省会で、事前調査をしたところ、秋以降単独でチームが組めない学校が、6校ほどあった。

そんな中でも、県大会に出れば、上位へ進出するのが当たり前になっている地域なので、極端にレベルの低いチームは存在しない。
先生方の努力は、並々ならぬものだろう。

「今回の負けは、私の指導不足でしょうか…。」
近隣の若手の先生が、そんな風に私に聞いてきた。
中高生の野球は、一度歯車が狂うと、坂道を転げ落ちるように、どんどんマイナス方向に加速していく。そうなると、もう監督の力だけでは止められなくなってしまう。
要は、いかに精神的ダメージが小さいうちに、押しとどめて、ポジティブの方向へマインドをチェンジさせるかが大切になってくる。

「先生は、そうした声かけが上手いじゃないですか…。」
私はそう答えたが、今回は読み切れなかったと言う。

初回に連打され、立ち上がりのピッチャーとしては、大きなショックを受け、結局、「どこに投げても打たれそうだった」、と後から知る。

それをどう励まし、安心感と奮起を促すか、それが教師の言葉かけにかかっている。

ここ10年で、生徒と保護者の様子はがらりと変わった。
一言で私が表現すれば、『子どもは草食系、親は肉食系』のように見える。

子羊を護るライオンは、時に猛獣の本能をむき出しにする。

「楽しく野球をやりましょう。」
これが、同じく県大会に出場することになった別のチームの年間方針だそうだ。
彼らの野球のポテンシャルは高い。

生徒が変わってきたら、それに伴って教員も変わっていかないと、トラブルばかりが起こって、結局何もかもが上手くいかなくなる。

試行錯誤でもいいから、自ら変わってゆこうという、そういう柔軟さが教員に求められる時代になった。










ファン
検索
<< 2019年05月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
丹澤三郎さんの画像
丹澤三郎
プロフィール
リンク集
おすすめ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。