こうやって他人の作品を何百とレビューしてきたが、私は批評・感想は書くものの、改善案ともいえるアドバイスをあまり書かない
何故かというと、ただでさえ無料なのだし、フリーゲームに於いては、「「作りたいものを作る」ことがすべてのベースにあるから」なんだよね
つまりそれが悪手であっても、作者がそう表現したいと思った結果であれば、そこはこうしたほうがいいんだよとは言わないわけ(ただし見せ方が下手だったり、展開が拙速だったり、登場人物の思考・行動に説得力がないなどのケースでは、ワンクッション入れたほうがいいとかは書く)
だって余計なお世話だから
相手が考えた末に出した結論に、「それじゃダメなんだよ、こうするともっと良くなる」と聞かれてもないのに言いくるめることになるからね
相手の考えを否定したのと一緒だ
そもそも他人にアドバイスするのは、なかなか難しいものだ。正しい知識でなくてはならないし、本来は専門家のみが出来ることだ
好意的であっても曲解されかねないし、相手の自尊心に障ることもあるだろう
「面白かった」と言ったところで、相手が自分の創作に100点満点以上の自己評価をしていた場合、納得しないだろう(以前このネタでバズったツイートがあったな)
逆に質問されたから答えたのに、恨みを買うこともある。
1つ昔話をしたい
私はネット上に創作を投稿する人間の1人だが、とある投稿サイトにて、短期的ながらまあまあの成績を出していた
このブログもそうだが、私は物事を始めるとホームランは打てずとも、すぐに二塁打三塁打は打てるプレイヤーだ。
才能なんて何も持たない。だが要領だけは良いのだろう
そこで私よりかなり長くやってる人間から、こんなDMが届いた
「自分はもう何年もやってるのに結果を出せない。でもあなたはすぐに伸びた。それに面白い。私の作品にアドバイスが欲しい」と(自分で作品と言っていた。私はなんとなく創作という)
私はその人の作品を読み、
非常に丁寧に、配慮し、何度も直した。貴重な時間をかけて
感謝しろとはもちろん言わないが、一方的にアドバイスを求めてきたのだし、何らかのレスポンスはするのが礼儀だ。
ところが何の返事もなかった
後日その人のSNSを見たら、なんと逆上しこちらに明らかな私怨、敵意を向けているではないか
しかも取り巻きに、ありもしないことを触れ回っている
「ある人に小説のことでこんなことをいわれました(笑)」
取り巻きは「生意気なやつですね(笑)」「まあほっときましょうwww」と囃し立てる
2つめなんて(いや、聞いてきたのそっちだし…)というレベルだし、それ以前に完全に捏造だ。
だが周りの人間も愚かで同レベルなので、なんのソースもない情報をあっさりと信じる
しかも滑稽にも「でも彼にも何か言い分があるのでしょう。受け入れます」と、さも人格者のように振舞っている(彼という言い方が気持ち悪かった)
放置しようか迷ったが、私と分かる内容だったし、今後の活動に支障を来してもリスクと思い、スクショつきで某氏の捏造と事の経緯を説明した
フォロワーや読者は「ひどい目にあいましたね」「もうスルーしたほうがいいですよ」「野良犬に噛まれたね」と全員納得し(当たり前だが)事なきを得たが、その後も「これ、絶対あいつだよなあ…」という輩にしばらく粘着された
つまり嘘がばれ立場の悪くなった相手に、逆恨みされたのだ
思えば最初のDMの時点で皮肉っぽかったが、だったら聞くなと…
これを会社員で例えると、入社10年の社員が半年の新人に仕事で大敗した上、「あなたのやりかたじゃ上手く回らない、こうすべきだ」と言われた気分になったのかもしれない
分からない話でもないが会社ではないし、先輩後輩でもない。私はあなたのことなんて知らない、全くの無関係だ。
聞くからには、当然都合の悪いこともいわれるだろう。だってアドバイスは、裏返せばダメな部分の指摘でもあるから
どれだけ建設的という建前があっても、それが本質だ
そこは中高年が多いサイトらしいので、実際に中高年だったのかもしれない。逆に私は非常に若年だった
そこがまたプライドに障ったのかもしれない
というわけで話を戻すと、アドバイスとはとても難しいものだ
何様だよとなるし、本来気軽にできることではない
だから、しない。
…えっ?
「キミのぐう畜ぶりが伝わったんじゃないの」って?
「そういうのって結構わかるぞ」「遠回しに馬鹿にしたんだろ?」って?
ウッッ……ウッ…
そんなわけないじゃないですか…
相手を思いやる一心ですよ…
私の9割は優しさで出来ていますよ…
ニヤッ
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