フリーゲーム…というよりPCゲームのアクションRPGとしても通用するクオリティ。
なんと開発に14年以上をかけ、クリアまで40時間の超大作だという。
まずその執念が素晴らしい。ここまで開発に時間をかけたフリゲ、他にないのでは。
プレイしてみて、何より動作の軽さに驚く。
これだけ美麗なグラフィックにエフェクトをかけても、ほとんど処理落ちしない。作者は相当高い技術を持っているのでは
かなり凄いはずだが、他の人のレビューを見ても、なぜか誰も触れていない…
横スクロールアクションRPGというのもユニークだ
「ファミコン・スーファミ時代によく見られた、横スクロールアクションRPGは面白いものが多かったです。」「現在では豊富にみられる横スクロールアクションRPG。制作開始時点、14年前には殆どありませんでした。」とのことだが、実はそのようなゲームをプレイしたことがない。
思いついたのも「リンクの冒険」「イースV」だけだ。
強いて近いのはPSPの迷作「天地の門」。横だけではなく、奥行きも多少あった。3Dを生かした奇異なゲームだった
なので「うわこれ、新しいじゃん!」……みたいな…非常に新鮮な感覚でプレイしている
ストーリーも面白い。
「まず最初に悲劇を見せる」、「主人公が不思議な空間に迷い込む」、「相棒ができる」というのは、掴みが非常にいい
私はこのような謎めいた世界観が大好きだ
まだ序盤だが、名作の予感がする。
1日のゲーム時間が数分からという私にとって40時間は途方もないフルマラソンだが、なんとか完走したい
レビュー感想は……
3年以内には……
【フリーゲーム小話】
▼フリゲのDL数が飛躍的に上がる……かもしれない方法
愛飢男(あいうえお)が「半年かけて作った自信作の「Gコレ 〜女をコレクションする最低な男の物語〜 始まりの第一章」が200DLで終わったのに、たった1日で作った「Hな野球拳しましょ♡」は1200プレイ」と嘆いていたが、まあ必ずしも努力が結果に結びつかないのが人生だよね
しかしもっと、この事実をポジティブに考えてもいいのでは。最短距離での成功例を掴んだのだし、自分の適性が分かったことと思う
よたここさんとも最近話したが、この件からもわかる事は……
エロは強いという事実
多作のaiGameだが、「野球拳しましょ♡」だけがランキング上位に定着している。有料版もヒットした
ポロンテスタの「カラス青年」「ネコ実験室」は良作にしては残念ながらDLが振るわなかったが、「ポルノ地獄」「ジャナイホウ地獄」は軽く10000プレイを超えている
「カラス」「ネコ」の恐らく10倍はあるだろう。だがいくら「ポルノ」「ジャナイホウ」が良作とはいえ、前2作の10倍優れているかというと、そうではない。10倍の宣伝をした、なんてこともない
この4作はどれも優劣なく面白いのだ
つまり、やはりエロは強いのだ
共通点は男性向けということだ。女性のほうが好きなことに散財する傾向にあると聞くが、エロ産業はまだまだ男社会だ。
というわけで沢山プレイして欲しいなら、エロを入れるのが一番の近道かも?
そういえば「怨溺」のあるまソフトに、このブログでも挨拶してくれた愛餓え男さんというメンバーがいるが……親戚?
▼大好きでずっと見ているドラマ「相棒」のseason19第16話「人生ゲーム」が感動、泣ける、神回と評判だが、本当に素晴らしい出来だった
伏線もすごい
虐待されている子供が特命係に「友達を助けてほしい」と懇願するが、その友達とは、同じく親に虐げられている子供ではなく誘拐犯のほうだった
そこも実に巧妙な伏線の張り方だが、それ以上に序盤余りにもスムーズに捜査が展開したことに私は違和感を持っていた
これってさ、特命係が「友達」を誘拐犯だと知ってたからできた初動捜査なんだよね
もう最初っから全部計画通りの脚本なわけ。いやはや、やはりプロの脚本家は凄い。
フリゲの伏線を散々絶賛してきたが、やはりプロは違った。唸るしかない
テキストや描写ではなく、このような展開や雰囲気に違和感を持たせる伏線って、ゲームじゃできないんだろうか。「おや?何かおかしいぞ?」と一瞬の疑問が作者の掌の上だというね
表現はかなり難しそうだが、この手法をゲームで出来たらと思う(私以外の、優秀な作者が)
▼「unknown」をプレイ。トントン拍子で進むようにしたという割に、お使いの連発でテンポが悪くなっている
だがイラストはとにかく美麗だ(「瞬刊サンガコミックス」の作者かと思ったが、別人だった)
目隠しをしたヒロインは、唇がなんともエッチだ
新人の初制作らしいが、ストーリーは「シナリオ初めて書きました」でも上手い人が結構居るけど、絵はやはり練度だね。
絵が上手い作者で「イラスト初めて描きました」って人を、見たことがない
大体はSNSに絵をアップしてる、「やってる奴」だ。ゲームスチルを描くのが、イラストより難しい所為でもある
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