プレイヤーは彼らのサポート役として、仲を深めるお手伝いをすることになります。
組み合わせによって関係性はさまざまですが、
どのペアも直接的な恋愛描写(キス、プロポーズ等)はほぼ無いです。
お好きなように解釈してね。
エンディングは組み合わせごとに1つずつ+それ以外の、計16種類あります。
2周目以降は、所持金の引き継ぎや便利なアイテムなどもあるので
ゲームや周回プレイの苦手な方にも遊びやすくなっています。
▼久々の強烈なヒット。面白過ぎ。
まさにフリーゲームらしいフリーゲーム。アイディア勝負の、良作でしょ。
「庭師の推しごと」はまずなんといっても、とにかく新しい!
プレイヤーは庭師というキャラクターに扮し
6人いる精霊たちを3つの組み合わせで同居させ、
それぞれの仲が深まるように奔走する…
好感度が上がるとストーリーが進展し、2人は親密に…
▼ここで驚いたのは、そのストーリーの完成度の高さだね。
キャラクターが組み合わせごとにテンプレートな会話をし、好感度が上がった!レベルが1上がった!
…というような機械的で簡素な物を想像していたが、
まさかここまで綿密にキャラクターごとのストーリーが書かれるとは。
相当なシナリオボリュームでは?
意外な過去に迫ったり突然世界観が変わったりと、
プレイヤーの興味を惹きつける内容だね。
キャラクターAには話せてもキャラクターBには話せない隠し事があったり、
相手への踏み込み方、距離感までもが違う……
ファンタジーなのに、なんとも妙にリアルだ。やはり面白い。
▼組み合わせによる意外性もあり、
特定のキャラクターには好意的なのに
他のキャラクターと組ませると価値観が合わないと嫌悪感を露わにしたり、
組み合わせの妙、面白さもあった。
逆に「こいつらは絶対に合わないでしょ」という組み合わせがハマり、あっさり親密になる事も。
やはり、面白いリアリティだ。
第一印象で「こいつとは合わないなぁ」と思ったのに妙に馬が合ったり、
逆に印象の悪さに反して意気投合した経験が、誰にでもあるだろうからね。
(まだEDを見ていないが)男性同士、女性同士の組み合わせまで可能。
疑似的なBLゲー、百合ゲーも可能ということか?
しかもエンディングにはなんと、〇〇〇がある。
マルチエンディングなので全エンディングを見たわけではないが、
もし16種類の〇〇〇が用意されているなら、〇〇〇〇にまで手間暇をかけたフリーゲームだ。
恐れ入る。
▼…本来のプレイスタイルとは違うだろうが「庭師の推しごと」をプレイし、とにかく嫉妬してしまった。嫉妬だよ、嫉妬。
だってこのゲームの女の子……みんなギャルゲーのヒロインみたいでカワイイんだもん(逆に男は、乙女ゲームのヒーローっぽい)。
つまり……第一印象で気に入ったキャラクターを、他の男とくっつけたくないのぉおお!!!(叫び)
特にセチアは可愛い!クールビューティー!なのにたまに照れるのもカワイイ!
ゲームの目的なので致し方ないとはいえ、他の男とイチャイチャさせるために、なんで俺が奔走しないといけないの?
俺がこいつらがセッ〇スするように仲を取り持つゲームとか…………理不尽すぎるでしょ…………こんな暴挙が許されてええんか……?
そこで同性エンドか?
評価B+
75点
キャラクターたちの恋愛を取り持つキューピッドになるという、非常に物珍しい設定の良作でした。
画期的な恋愛ゲームと言えるでしょう。
気になる組み合わせがあるので、まだまだプレイしていきます。
類似設定作品の「決戦前のヒトリ 〜主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー」などに
勝るとも劣らない出来栄えで、難易度は低いものの規定ターン内にマルチタスクで目標達成を目指す攻略要素や、マテリアルを収集し正確にアイテムを使うなどのゲーム性もありました(説明文ほど眺めるだけ、ではない)。
ギャルゲーや乙女ゲーが好きな人にも、おすすめですね。
【フリゲレビューブログ小話】
▼「血怨 -完全版-」がバージョンアップ。
メニュー画面の背景が変わったり、細かな変更がなされた。
大きな追加要素としてこの難関名作フリーゲームに、遂にはEASYモードが加わった。
高難易度含めて気に入ってたので、残念だ。
ところがEASYモードでは難易度だけではなく、ホラー度までヌルくなっているらしい。
つまり、本作の魅力であるCGの幾つかを見る事ができない。
なるほど、考えたね。
これなら「「血怨」は難しくないと許さない!後からプレイする連中も俺たちと同じ苦しみを味わえ!EASYに逃げるな!」という怨恨強めのオリジナル版プレイヤーも、納得でしょ。
エッチだったりグロかったりするCGが見たかったら、お前らHARDモード(従来難易度)をやれということだな!
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