まいにち げんきに あいさつして、 おきゃくさんのために はたらいてね!
◎ゲーム内容◎
かわいいイラストでお送りする微ホラーアルバイトゲームです。
絵とBGMはすべて自作しました!
船旅中の嵐により流れ着いてしまった先は...見たことのない奇妙な生き物が暮らす世界。 ものと場所に帰るためには船のチケットが必要みたいだ。
毎日のミニゲームをこなしながらお金を稼ぐもここはどこか不気味で・・・。
▼正義の反対は悪ではなく、また別の正義…
………これが「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしの名言………というのは捏造だそうだが、正義の裏に悪があると限らないのは、確かなんだよね。
そもそも正義って誰が決めるの?という疑問もあるし、
相手には相手の事情があり、物事を裏返せば、全く違った見方が出来るだろうから。
▼善良な人間である主人公が漂流した先は、化物の住まう世界…
だが化物には知性があり、店に住まわせ、仕事を与えてくれる。
そこで金を稼ぎ、船のチケットを買うまでの物語…
▼…というのが「HELLO CHOP」の建前でTRUEエンドを見れば序盤からの伏線回収が丁寧で、非常によくできたどんでん返し系ゲームだったね。
感じていた小さな違和感には答えが出るし、
物事は逆方向から見れば本当にガラリと変わってしまうのだなと、改めて感じた。
「怖い」と感じていたものの正体に気づいた時、
自分がそうなら相手もそうかもしれない可能性に、なぜ至らなかったんだろうね。
改めて、物事は見た目だけでは判断できないと教えてくれるフリーゲームだ。
▼グラフィックと音楽の奇怪さが素晴らしい。
なんとこれ、どちらも作者の自作との事。
古き良きNHKの教育番組をホラーテイストに改変したようなゲームだが、
見た目こそ可愛いキャラクターたちが狂気を見せるところは、素直に怖かったな。
評価C+
60点
序盤からグロテスクなサイコホラー展開が続きますが、どんでん返しがあり、
また最後にもう1度、笑ってしまうようなオチが待っています。
是非、真相を推理しながら攻略してみてください。
【フリゲレビューブログの小話】
▼「死月妖花」あらため「祀月耀花」の懸念…
ストーリー終盤に於ける、タイトル回収のインパクトが薄れそう。
「死月妖花」というワードセンスは、日本人には凄くシンプルでインパクトがあるんだよね。
「4月8日」の言葉遊びも面白いし、見た瞬間に理解できる。
でも「祀月耀花」では「祀」が常用漢字ではないし、インパクトが薄れる気がする。
ストーリー終盤「祀月耀花」という文字が出ても、「死月妖花」ほどのインパクトはなさそう。
そこはどうやってフォローするんだろう?
▼本当に凄いゲームで、このブログでも未だ「死月」を超える傑作をレビュー出来ない。
「死月妖花」を超えるのは「死月妖花」だけ。
唯一匹敵しそうなノベルは、「墨染楼閣」かな。
このブログは「フリゲをフリゲと比較しないこと」(「キミガシネ」を「ダンガンロンパ」と比較するのはいい。商業ゲームだし、明らかに元ネタ)がお約束なので「墨染楼閣」が「死月妖花」と似てることは敢えて「私の好きなフリゲに似てる」のレベルで伏せたのに、「確かに「死月妖花」に似てますね!」とコメントが来たのは、ちょっと面白かった。
そのくらい、普遍的な部分で似てるとは思う。
細部までの作り込みなどは、全然違うけどね。
▼ティラノフェス2024参加作品の最後の滑り込み「悲しき神様.」が、公開停止されている。
まだDL、してなかったのに。
メンヘラ男を描いた問題作「華やかな宴」の作者の新作で、面白そうだったのにな。
フェス開催中の、再公開はある?
DLを増やせる最大の期間での出遅れは、逸失利益が凄そうだね。
▼以前「ここは面白い」と評価、紹介したフリゲレビューブログが、3ヵ月以上更新停止している。
やはりフリゲレビューブログが続く人は、あまりいないね。
みんなすぐ辞めてしまうのは能力的、時間的な問題もあるかもしれないが、
楽しむ。ゆるくやる事こそが長く続ける最大のコツという事実を、理解してないんでしょ。
自分が楽しめないレビューを幾ら書いても無駄だし、
ノリノリで書けない人では、すぐ嫌になってしまうだろうね。
義務ックスではダメ。
当初は…言葉を濁さず言ってしまうと「駄作」もレビューしていたが
4年ほど前に「自分が気に入ったフリゲのみをレビューする」と宣言し
舵を切り替えた事は、本当に成功だった。
書いても書いても全くネタ切れしないし(創作ではないので元々ネタ切れはないが)、1回も苦にならない。
読者とその面白さを共有できれば、最高だね。どんなブログでもそうなれば自然と、アクセスも増えるでしょ。
「フリーゲーム 優しい世界」はもうすぐ立ち上げから8周年…
恐らく歴代フリーゲームレビューブログでも、最長の部類でしょ。
重要なのは中身だが、期間もそれなりに重要かもしれないね。
それだけ長い、フリーゲームの歴史の記録でもあるから。
…あのブログは、どうなるかなぁ…?
このままいつの間にか404が、いつもの閉鎖パターンだが…
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