そういきなりため息をつきたい気持ちが、まずある
本作は一般配信日である4/2からプレイしているが、配信日組としては私が一番遅いクリアじゃないか
凄いでしょ?あれから数カ月…
まだやってたんですよ
途轍もなく、長いゲームだった
一般的に、フリーゲームでは10時間もあれば「長編」だが、本作のクリアタイムを何時間とお思いだろうか?
20時間?30時間?
そんな生半可な短編ではない
77時間である
だが貴重な時間を費やすだけの価値がある…
そんな傑作だった
私は短編〜中編を好むが、このゲームほどの大長編ともなれば、出来る表現にもストーリーにも…
そしてプレイヤーに訴えかけるエネルギーにも、共感力にも、感情移入度にも、遥かに厚みが出るのだなと、改めてゲームボリューム論について気づかされた(もっとも、ここまで極端な大長編は、滅多にないのだが…)
間違いなく、フリーゲームじゃなくとも通用するクオリティ
特にストーリーと演出は、CSでもこれ以上のゲームは、そうはないだろう
圧倒的な拘りと作り込みで魅せる、他作品の追随を許さない
大まかな部分はファーストインプレッションで触れたので割愛するが、やはり本作の優れているポイントとして特筆したいのは、フリゲ離れした、ディティールの細かさ、演出だ
普通のゲームだったら同じ絵で使い回して手抜きをするようなシーンでも、全部専用のグラフィックや、細かな演出がある。
更にリファレンスなどで、細部までの作り込みをしているフリーゲームは、滅多にない
初めて呪殺編で黄昏れたなつみが背景になった時も驚いたのだが、シナリオ開始時の演出が違ったり、挙げれば切りがないほど芸が細かい
1話あたり数千文字。長い話なら1万文字。
プレイタイムにして、数分から10数分という区切りがあり、更に案内人であるミカとの雑談やリファレンスなどで、小休止を挟めるのが良い
テンポは頗る良い。ここまでプレイヤーに配慮されたゲームはなかなかない
特に雑談は面白い。プレイヤーはあなた自身という手法だが、まあ20代〜30代くらいの男性が想定されている
ミカへのセクハラや疑似恋愛っぽい会話から言っても、女性ではないでしょう
これもう半分ギャルゲーだろ
(どこがだよ)
そのような圧倒的な作り込みから感じるのは…
……これは滅多にないフリーゲームのプレイ感覚なのだが…
今、自分がプレイしているのがフリーゲームである事を忘れてしまう
Livemakerの性能を限界まで引き出したとあるが、エンジンも使いこなせば、これほどのゲームが作れるのだなと感心した
よく耳にする素材BGMや、微妙な絵が出た時だけ、これがフリーゲームであると思い出してしまう
……
内容的にも、ジャンル的にも、私は本作が、絵と音楽を修正すれば商業でも上位のレベルであると確信している
商業化するなら修正の必要があるというだけで、絵と音楽も気に入っている
差分も多く、魅せ方がとても上手い
そして…
……この類の発言はこのブログで初めてするのだが、ゲーム業界の人間の目が節穴でない限り、「死月妖花」に、目をつけるメーカーがあると思っている
ADVはとうに売れ線ではないが、スマホゲームとの相性がいい
無論、漫画、小説、映像など、他の商業化の可能性もある
勿論、悪い部分が無いわけではない。
フリーズバグが非常に多く(フリーズ回避しても固まるので、PCを何度も再起動する破目になった)、誤字脱字や、変な表現も見られた
例えば、「すくっと立ち上がる」なんていう言葉が何度も出てくるが、間違いではないかもしれないが、小説ゲームなのだから「すっくと立ちあがる」のほうが良かった
ポーズが変わると別人になるシルエットがあったり、本文と絵の齟齬もある
だがこれだけ膨大なボリュームのゲームなので、チェックは大変だろう、仕方ない。
瑣末な問題である。折を見て、アップデートして欲しい
クリアまでの、シナリオごとの感想を書き記す……
ほぼプレイ日記で、長文、かつ、クリアしたプレイヤーじゃないとまるで解らないネタバレのため、評価採点を読みたい方は、ネタバレ無しのまとめを読んでもらいたい
このゲームの評価自体は、最高以上のものです
〜呪殺編〜
なつみと春花が、後輩の五島と協力し、殺人事件の犯人に迫る
長身でイケメン、有能なのにロリコン変態刑事の伊勢が良いキャラ
「伊勢さんって…所謂イケメン?」「伊勢さんってかっこいいな!」のように最初こそ主人公たちにモテてた伊勢が、本性を知られて完全にドン引きされたりね…
本作がCS化の後、実写化した際には、岡田将生に演じてもらいたい
ショッキングなシーンやホラーもあるのだが、やはり最大の見せ場は父と娘というテーマだろう
悪夢に登場したゾンビの正体が娘を案じる父で、死して尚娘を想っているのは、正直半泣きだった。
父の出番は殆どない、いわばプレイヤー目線ではポっと出のキャラクターなのだが、それでも泣けてしまった
私はどうにも親子の愛を感じられるストーリーを好むと自己分析しているが、父と娘と言うテーマでは、思い出せる限り初めて泣けた(本当に泣いているわけではないが)
息子と母というテーマはよくあるが、父と娘というテーマは実は、珍しいのではないか。少なくとも、フリゲでは
死神の正体とは?というミステリ、推理、謎については、ここでは分からず仕舞い。
犯人も美冬と思われるが、細部は全て謎。どうやって消えたのかも謎。
そもそも本作の世界観が、主人公たちも考察しているように、リアルなのかファンタジーなのかが、この時点では謎
だが、100メートル先から死神が一瞬でなつみの首を跳ね殺害したのを見て、私は、いや無理だろと冷静になった。
このゲームは間違いなくファンタジー、SFだろう
いくら何でもこれに…リアルなトリックでの説明は不可能だろうと
死神だけに瞬歩が使えんの?って感じだ(縮地でも剃でもいいが)
人体の首なんて、一瞬で跳ねられるものでもないしね。ましてや鉈なんかで
五島がなつみと同じ能力に目覚めたようだが、他のシナリオ(他の世界)の未来を見ている…?
なつみとは、似ているが違う能力に見える
ラストシーンで呪殺の本当の意味を知っているであろう、私強いからとバトル漫画のような台詞を言う新キャラクターが出てきたのは、テンション最高潮だった。
ドローガのことも、詳しく知っているようだ
しかも強キャラオーラのある、ロリキャラだ。
凄い悪人顔だ
失踪した春花の無事が気になる。一刻も早く助けに行きたい
〜明徴編〜
が、ストーリーは先へとは進まず…
早く次に行かせろよと思ってしまった
呪殺編を春花視点で追体験するストーリー
ここでは春花が変態刑事に恋することはない
結末はハッピーエンドとはいえず、また、とても悲しいものだった。
ラストシーンで画面上部が赤く点滅し、パーセンテージが振り切れるシーンの緊張感は凄い
上手い演出だ
春花には秘密があるようだが、本人が
この時点の春花なら、まだその発想には至らないと思う
つまりこれはプレイヤーへの露骨なフラグだが、正直この時点では春花の正体は分からなかったので、この後とても驚くことになった
〜詫言編〜
若き日の両親が主人公。
2020年では真面目なお父さんというイメージだったが、この頃はまだちょっと阿呆の子
ザッハでの会話劇には、笑ってしまった
「皮を剥がされたように、全身がひりひりする」なんて台詞は、実に皮肉が利いている
ホラーの定番である、壊れていく日常の描写が怖い
茜と美冬は家族同然に育った親友だったのに、最悪な形で崩壊してしまう
しかもその何が怖いかって、この場では終わらず、2020年まで引きずってることだね。
これまでのストーリー(呪殺編)での彼女たちの姿が、全て演技での友情、茶番だと思うと寒気がするよ
でも茜だけはきっと、美冬に最後まで戻って欲しかったんだろうね。だから殺さず、峰打ちに留めた…
娘がまさに殺されるって時でもね…
父が皮を剥がされるシーンのグロテスクさは、凄い臨場感だった。
グロ小説といえば「殺戮にいたる病」などがあるが、耐性がない人はきついだろうと思うほどだ
彼もまた必死で家族を守ろうとしたが、どのルートに進んでも、この後いともあっさり娘と妻を殺されてしまうことが、またやるせない…
本作の殺人犯は、相手が子供だろうと女だろうと容赦しない
この後に呪殺編をプレイし直すと、娘を想う父の気持ちが、痛いほどよくわかる
そんな殺人や犯行の謎に関しては、トリックもなく、全てご都合主義のSFドラッグで解決してしまった。そこが少し残念だが、予測済ではあったな
どうもこのゲームは、体験版のころから「ひぐらし」に似ていると言われてきたが、シナリオ構造も似ている
正史ではないバッドエンドからの派生シナリオが存在し、親友たちの悲しい殺し合いも、プレイヤーがキャラクターを導くという流れも、同じだ
尤も、作者がプレイしているかは不明だし、パクリといっているのではない。同じストーリーの広げ方をしている、というだけ
なので、「ひぐらし」が好きな人は、本作も気に入るのではないかな
話を戻すが、このシナリオ最大の見せ場は、茜と美冬の雪解け、そして春花と美冬が真に心を通じ合わせるシーンだろう。義理の親子が、本当の親子になったわけだ
唐突に美冬が出るので、えっ?お前こんな顔だったの?なんて思ってしまった
(帽子に見える)
BGMがボーカル曲で……露骨に泣かせにくる
〜死月編〜
やっと春花救出ルートか…と思いきやまさか詫言編からの続きだとは
春花の従姉妹であるチガ姉と夏菜、祖母であるエリカのキャラクターが、濃い濃い
特にチガ姉は一番面白い。下手糞な字で自信満々に書かれた履歴書は、インパクト絶大。(後のシナリオでは字が下手な事を自覚しているようだが、違う世界だからかな)
五島に対するアプローチのやばさに震えたので、敢えてガチ姉と呼びたい
そんなガチ姉たちだが、キャラクターが呪殺編で見せたものとは、まるで違うんだよな
邪悪な感じが、まるでない。口調も違う
私はこの、感じのいい人たちが豹変し猟奇殺人事件へ発展してしまう事を恐れたが、なんと彼女たちは最初の被害者でもあった
そして呪殺編ラストで見せた夏菜のめっちゃ悪そうな顔とは裏腹に、ほぼ全面的に味方でもあった
夏菜の最期には泣けてきちゃったよ
凶悪犯みたいな顔とかいってごめんね
夏菜の死を乗り越えた五島が人間的に少し成長して、完…
とはいかず、何故か姿を現したサクラと、謎の人物たちに取り囲まれて終了。
感動的な流れから、まさかの絶望エンドとは…
しかもそれが、夏菜が今際の際に言っていた、ママの手によるものとは…
何度目かの限界突破といい、あ、そういえばこれホラーゲームだったな…と思い起こさせるほどには、怖い結末だった
3つ目の結末では全員が生存し荒田集落から脱出できたが、春花が従姉妹たちと同じオッドアイになってしまうという、謎めいた終わり方に意外性がある
この目は一体なんだろうか?
ここで初めてスタッフロールとエンディングが流れるが、この目によって、何かが終わったのだろうか?
しかしガチ姉…
介護するつもりだった老人たちを自らの手でぶちのめした訳だが、どうするのだろうか…
荒田集落の老人たちは、間違いなく死ぬまでムショ暮らしだし…
ハヤクニゲロの後、名前すら俎上に上がらなかった新城も、どうなったのだろう
〜最後の声編〜
多くの謎を残しながらも事件は一応の解決を見せ、ホラー以外の問題を解決するシナリオ
テーマは言うまでもなく、家族や姉妹だろう
姉妹@から成る、姉妹をテーマにしたストーリーは、3人のメイン主人公に共通するものだ
ここに来て、設定を生かしてきたな
パパが全裸で風呂に入ってきたのは、腹の底から笑った。まだ若いしイケメンっぽいので、なつみがファザコンになるのもわかるが、まさか風呂まで一緒だとは
いくらなつみの身体つきが残念とはいえ、もう下の毛も生え揃ってるわけでしょ?
それ、いいの?
そんなホラー要素0のコメディだったが、エリカの訃報が入り、急展開
滅びてしまう荒川集落を守るため、高校を中退し引っ越しを決行しようとする、春花
だが枯れた桜から今は亡きエリカと父親の言葉が聴こえ、すべては丸く収まる…
…ん?
…結局オカルト?
うーん…
まあエンディングとしては、一応の結末を見せたかなぁ…
という感じ
ミカは冒頭から本作の目的を彼女たちの幸せを見届ける事だという主張を一貫し、ストーリーの謎は解くべきではないと、普段雑談で見せる姿とは打って変わってプレイヤーを威圧してきたが、本当に謎のまま、終わってしまったな
まあリファレンスやストーリーの行間を読み、プレイヤーがストーリーを考察するゲームなのかな
まずはクリアを目的としたのでリファレンスは未読だらけなのだが、今後完全攻略を目指し、まだまだプレイするだろう
さて、本作の達成率はこれにて100%。
凄い傑作だったね。密度が違うよ。
最後はミカとお別れの挨拶をし、ゲームが強制シャットダウン
私もここまで約33時間にも及ぶ長時間プレイを頑張ったが、ミカもよく案内してくれたよ
好感度は、262だった
MAXは幾つなのだろうか
ゲームキャラながらに、お疲れさまといいたいね
じゃあね、ミカ
で終わらせる訳がないだろ、この能面
ミカ…
謎ばかりが残ったんだよ、このストーリーは
それも、明らかに意図的に、重要な部分が隠されている
彼女は何か、途轍もない事実を隠している。いつも真相に近づくと、威圧してくる。そんな時の彼女は少し怖い
今こそ、その正体を暴く時だ
私は容赦しない
そしてプレイヤーたる私はゲームを何度も再起動し、ミカと対峙した
何よりも真実を知りたい
(小ネタだが、キャンセルを押すと画面が割れる演出がある)
真相を知られることを極端に恐れているミカ…
私は既にミカの正体を掴んでいた…
そう立木三日の正体、それこそは…
主人公のひとりである、新村春花、その人
(胸で分かった)
すべてはなつみを殺害してしまった春花が、逃げ込んで出来た世界。
様々な可能性により分岐した世界を、プレイヤーに見せていた
そしてプレイヤーの真相を知りたいという強い気持ちに影響され、世界は広がる…
全体達成率100%だった世界は、44.800%まで激減…
は、半分以下…
これまでの突拍子もない長さのストーリーが、半分以下だと…?
新シナリオである新呪殺編では、これまでのエンディングの後日談が、新たな世界として描かれる模様
私が知りたかった失踪後の春花の末路も最後にある。これは期待だ
この世界の本性、凄いインパクトだ…
だが一体どれだけ緊迫した世界観になったのだろうと思いきや、前よりゆるい
胸までゆるい
いきなりオッパイの話とかしてる
数分前までなつみを殺してブルってたのに!?
新たなるレストルームで「肩ひじ張らず、リラックスして進めて頂ければ」と言われ驚く
…まあすべてを曝け出した所為もあるんだろうけど、好感度ゲージまで見えてたり、ぶっちゃけギャルゲーっぽい
ついさっきまで画面がゴゴゴゴゴ!!!
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!!!と揺れ、世界が広がっていた時のテンションが最高潮だったことや、緊張感は既に忘れ、私の顔も春花の胸と同じくらい緩んでいたのだった…
では、長い長い最終章を始めよう
伸びるラインや、裏ルート、分岐も無いようだ
つまり結末は本当にただひとつのみ…
ストーリーこそ長いが、ちゃんと記録をつけてくれる春花は、流石有能な案内人
〜真呪殺編 キオク×復讐×腫瘍〜
バッドエンドからの続きというのがまた、「ひぐらしのなく頃に」っぽい
復讐心に駆られた桃子が主人公だが、意外にもあっさりと復讐心を捨て、住人と仲を深める
だが不幸な事故で結局、荒田集落を皆殺しにしてしまう…
深い仲になりそうだった春花と夏菜をああもあっさり殺した事が衝撃だ
しかも春花に至っては修行でパワーアップし、まさにヒーローが遅れて登場するパターンで出てきたので、殺されるとは思わなかった。
しかも和解したばかりの、他ならぬ桃子に…
最後はそんな桃子も自殺。残された両親が可哀そうだ
ここまで救いのない復讐ストーリーも珍しいだろう。だが、それでもこれがTRUE ENDだ
レストルームは、クリアまで雑談が増えなかった。
春花がミカだった頃は本当に無駄話という他ないくらいの雑談を重ねていたので、少し寂しい。ゆるいなら、無駄話もしたい
プレイヤーは、春花の事をまだ「ミカ」と呼ぶ。「ミカ」とは無駄話出来ても、「春花」とは出来ないのだろうか
〜真呪殺編 サード・ジェネレーション〜
呪殺編で何かに覚醒し、ニカッっとなった五島のその後
あの不気味なニカッの謎が遂に解けるので、ワクワクした
新能力に目覚めた五島だったが、人間的感情を無くしてしまう
だが荒田での夏菜との出会いが、五島を五島に戻す…
ルートによって荒田キャラとの出会い方は変わるが、ふたりの関係だけはいつも良好で、微笑ましい
明るいムードと不穏を繰り返すが、五島が元通りになってからは、どうやってバッドエンドに持っていくんだ?という疑問が常にあった
キオク×復讐×腫瘍が余りにも悲惨なストーリーだったので、今回もまた、そうなるのだろうと
真呪殺編は、真エンド以外は全部破滅なんだろうと
そんな中、余りにもいい空気のまま終盤に差し掛かったので、血のついた桜の花びらと一緒に裏五島が登場し、思わず飛び退いてしまった。
これまでのホラーシーンで、一番怖い
裏五島の正体はまさかのなつみで、サード・ジェネレーションは五島が見ていた壮大な直感…
つまり夢オチという、まさかの展開
だが夢が現実になり、死亡者は0人。なつみも勿論生きている。姉との関係は修復され、夏菜との絆も薄っすら残っている…
謎は残りつつもそんなハッピーエンドになったので、想定外だ(攻略順により印象が変わるだろう)
ミカが何度も言っていたように本作の目的はプレイヤーが彼女たちの幸せな姿を見届ける事であり、真エンド以外は全てバッドエンドだと思っていたので、意外にもあっさりと目的が叶った
だがまだ、本当の幸せではない感じだ
謎を残したままだし、美冬も死刑になるので、真のハッピーエンドでは無い
〜真呪殺編 肉付きの面〜
車に轢かれて重症を負った春花が昏睡状態になり、我が身を犠牲にして献身的介護をするなつみ…
ストーリーが2年後に飛び、高校も辞めてしまっている。なかなかショッキングだ
春花が意外にも早々に目を覚ますが、実は全てなつみの幻覚…
パターンがサード・ジェネレーションと被っているが、肉付きの面自体が、本作の様々な要素の、まさに肉付けといった感じだ
春花が翠の目になり、まさかここでサード・ジェネレーションになるとはね…
反射とはいえ、強烈な殺人衝動で目を覚ますとは、なんたる皮肉だろう。
しかもその原因を作ったのは、春花を大事に想う、なつみ自身だ
五島はここでもふたりの親友として、そして天才少女として活躍するが、年齢的にもう「少女」はきつい
ロリコンデカも食指が動かないのでは
これまでのストーリーと違い、最早マジックアイテム化したファルシフィカソが登場せず、現代医療を用いて春花を治す事に
薬品1つないだけで、こうも大ごとになるとは…
ハードなシーンが多かったが、非常にきれいなハッピーエンドで、3人全員生存。
他のルートのエンディングである、車椅子の春花が能面を被っていた伏線も回収
3人ともまだ若いんだし、青春も学歴も取り戻せるだろう
なつみが店長の打診を受けたかは謎だが、バイトは昼勤に変えて、まずは高卒認定を目指した方がいいと、ゲームキャラに妙にリアルなアドバイスをしたい
シルエット演出も凝ったシナリオだったが、手がリアルなのは気持ち悪かった(笑)。何故かここだけ実写風だ
(こんなCMあったよね)
どうも新呪殺編は春花が業務的で無感情な台詞しか喋らないから、物足りない。ミカはもっと言及していたのに
一応は幸せな結末を見届けたので、もうちょっと何か言って欲しい
〜乙女の聖戦 〜本能〜 〜
全員が生存したルートと打って変わり、五島以外は死亡。絶望に打ちひしがれた五島は、19歳になっていた…
しかも事件のショックで言葉を失っている
当時の面影もなく、引きこもり同然になった五島を見るのは、ショックだった
これはさぞや鬱シナリオになるのだろう…
と思いきや、まさかの熱いフードファイトストーリー
予想外すぎるだろ
乙女の聖戦というギャグシナリオのタイトルがついているし、冒頭の砂嵐演出で丼ぶりのような物が見えてはいたが、物凄い超展開だ
フードファイトを描いたフリーゲームとは極めて稀有だが、臨場感に溢れる描写は高潮したし、フードファイトを通じて五島が再生していく物語は、とても感動的だった
五島が本来の自分を取り戻すシーンでは、「五島が帰ってきた…」と感動を覚えた…
メシ食ってるのに
ロリコンデカも久しぶりの登場。成人前の五島を見ても大興奮で、お前もうロリコンじゃないじゃんと心底失望した
ガチ姉も登場し、「ここで繋げるか…!」と感心するも、事件については、ほぼ掘り起こさず
私はてっきり、春花の従姉妹であるガチ姉を通じ、ガチ姉や夏菜と仲良くなる…
はっきりいってしまえば、ふたりの親友を失った五島に、新たなふたりの親友が出来る…そんなストーリーを想像していた
そして五島の再生には桃子が必須だと思ったのだが、夏菜と桃子に至っては、登場すらしなかった
エンディングでは更に10年の月日が流れ、五島は29〜30歳、ガチ姉は34〜35歳になっていた。ここまでのストーリーで、一番の高齢だ
流石のロリコンデカも、30歳の五島には欲情しないだろう
大食いというテーマを慈善活動に繋げるのは、見事な美談だ
だが、慈善活動はただの贖罪。今もふたりを救えなかった事に苦しんでいる結末は、とてもハッピーエンドとはいえず、切ない…
五島は死ぬまで苦しむのだろうか
あんなに必死にメシ食ってたのに
ここでふたたび、例の地鳴り。
ルートが更に伸びる演出で、真明徴編が登場
2度目ではあるが、やはりテンションが上がる演出だ
〜真明徴編 永遠の塔〜
舞台は唐突に2100年、街はかつての震災により、滅んでいた…
元木町を覆いつくすのは、大量の巨大な桜の木…
唐突なファンタジー展開。
謎の女性は、「ひぐらしのなく頃に」の羽生みたいなもんかな
明徴編バッドエンドからもストーリーが続くのかと思いきや、この小編だけで終了。FINである
なるほど災害というのは、重要な要素のようだ…
…ひょっとしてルート画面の地鳴りも、地震という演出だったのか
〜真呪殺編 パラサイト・プリズン〜
咽び泣く少女の声が怖い。スタートすると笑う演出も、また怖い。このゲームのスタート演出は本当によく出来ている
収監された茜が主人公で、乙女の聖戦よりも更に先の未来(2100年ほどじゃないが)、2035年にストーリーが飛んだことに、驚く
女子高生だったなつみも五島も30代
ロリコンデカも流石におばさんになった五島には反応しないだろう
このシナリオは、久しぶりに心理的恐怖を煽られた。中でも怖いのはやはり、インターホンが鳴る演出だ
これまで西野カナくらい会いたくて震えた春花と待望の再会を果たすも、そんな春花が脅威になっているとはね
悲しいなあ
まさか、2度も春花がなつみを殺すとは思わなかった
春花を敵と疑っていた五島までもが殺された(このゲームは友情がテーマの割に、3人は呪殺編からずっとお互いを疑っている。このドライさ、作者は女性ではないか)
案内人としての春花は、これを見てもショックを受けてないようだが、また自分がなつみを殺すところを見せられるのは、きつそう…
また翠眼に覚醒したのかと思ったが、目は至って普通であった。恐らく洗脳状態なんだろう
「チビのオバハン」「空気読めよ」と言い合う3人の空気感は親友だった女子高生の時のままだが、春花の余りにも純粋悪な裏切りにより、3人は殺され、狂った幸せを噛み締めさせられるエンディング
主人公が無機物になるのも怖かった…
このシナリオで遂にタイトル回収をし、死月妖花というのが女神の名前であることが分かる
タイトル回収までに数十時間かけた、壮大なストーリーだ
シナリオスタートの少女が春花だったのは、驚きだった。あの啜り泣きと笑顔の意味は、なんだったのだろう
このあたりから、レストルームの春花が、もう殆ど「春花」になっている
ミカっぽさは殆どない。少し雑談らしさも戻ってきた
春花は五島にチビのオバハンと言ったことを自分ではないと言っていたが、あれはまさに春花だった。
操られていたが、素でもあった
桔梗のシナリオも読み進める。まさか彼女も主人公のひとりだとは…
本作の奥深さ、ストーリーの広がり方には驚かされる
〜真呪殺編 メガミゴロシミナゴロシ〜
ここまで来るのに数十時間かかった春花失踪エンド、待望の続編
最初のストーリーである呪殺編の春花失踪と、つい今しがた彼女がおかしくなった事を結びつけるストーリー構成には、ここで繋げてくるか!と思わず舌を巻いた
白装束の正体が美冬だと、プレイヤーには分かるのもいい
女の友情が顕著な話で、秘密基地で3人抱き合って寝るシーンは、思わずほっこりしてしまった
せや!これは確実に生存フラグや!
ところが雲行きは怪しくなり、結局、春花以外の全員が、無残にも惨殺されてしまう…
春花も「もう危険はない」と言ったし、1度は明らかに助かる空気だっただけに、この落差による絶望感たるや…
死体すらも辱められるし、極めて残虐性の高いストーリーだ
だがラストは妙に陽気
何故なら、春花はおかしくなってしまったから。そこがまた怖い
無理矢理なのは、夏菜が実は自分だけ正常で、洗脳された振りをしていたことかな
春花とふたりの時ばかりか、ひとりの時でさえ、ものごっつ凶悪そうな顔をしていたし、人格も別人だった気がするが…
ここで久しぶりの次回予告。次で本当に最終章だという。
だが50話以上ある大長編。ルートも伸び、ゲーム内時間でも最大長編だという予感がある
凄い大作感だ
プレイ時間も、メガミゴロシミナゴロシ開始前で47:30……
終わってみれば51:30である
最早とっくに、過去最高のフリゲプレイタイムを更新し、配信から数カ月が経過していた(余談だが、これまでの1位は「かたわ少女」)
〜エデンの桜編〜
第一部
ストーリーは大きく過去に遡る。
「久遠の絆」や「AIR」のように物語のルーツを辿るストーリーだが、歴史上の出来事に本作ならではの解釈やアレンジを加えており、実に興味深かった。
ディティールがおかしな部分もあるが、本作は別に歴史小説ではないので、スルーする
歴史の陰に荒田あり、戦の裏に、ドローガあり。興味深く読んだ
編の途中で春花が挨拶。いつものようにオッパイを凝視していると、突然の変貌に、心臓が止まりそうになる
いやぁ…
マジで怖いよ…
完全に油断してた…
そういえばこれ、ホラーゲームだったね
春花のオッパイを凝視してる場合じゃなかった
サクラのデータ同様、文字化けは解読可能なのだろうか?
第二部
本格的なライアーゲームと、事件の真相に切り込む
高度な心理戦、情報戦、騙し合いには興奮した
リファレンスの、旧日本軍の人体実験データなどが、遂に明るみに出る
これも滅多にないゲームプレイ感覚なのだが、「プレイヤー」たる私が事前に調べた情報が、数十時間後の最終章、「ゲームキャラクター」たちの前に現れる展開が、実に秀逸であった
ミカもリファレンスを見る事を推奨していたが、この衝撃の為だったんだね
あの時点では、まだストーリーに絡んでないから頭の片隅に留めておく程度だったが、ここでプレイヤーの調べた情報と、キャラクターの調べた情報が、1本につながる…
本作特有の、独特の高揚感があった
そして「また来る」と分かっていながら、再度変貌する春花には、吃驚した…
第三部
再度変化した画面と音楽のインパクトが強い、クライマックス
遂には姿を現した、黒幕である糸姫との対決
ラスボスとしては翠眼を持つ糸姫が黒幕なのは予定調和だが、悪ではなく本当にただ利用されただけという、悲しい存在に、私はなつみ同様、憐憫の情が湧いた(なつみは、同情じゃなくて優しさだろうけど)
全ては不幸な事故の連鎖である
そして現代人として転生した糸姫と友達になり、アップテンポな曲が流れ、何度目かのエンディング。どうやら、今度こそ本当に最後のようだ
悲しいゲームだったが、明るい終わり方なのはとてもよかった
サクラたちとの別れは、感動的でありながらも、本当に切なかったからね
(溢れ出るコロンビア感)
このテンションのまま終わったら悲しいイメージのゲームになっちゃうんで、この方向転換はよかった。最後は笑って閉めたいからね
でも新村家の家族写真…
エリカちゃんだけいなくね?
「キエーーーーーーーーーーーーーーーー!!」と叫ぶヤバイ母親代わりではなく、本当の意味での母親代わりだったのに…
そして全てのストーリーをクリアし、彼女たちの幸せを見守り、彼女たちを幸せに導いた
遂には私が望みながらも、同時に恐れていた春花との別れのときが来てしまった
ふたりだけの世界に、突如として現れた来訪者、なつみと五島。
本作はメタフィクションもテーマのひとつだが、なかなか粋な演出である
そして本当の素顔と笑顔を取り戻した春花と別れ、今度こそ本当にエンディング…
いやぁ…
ちょっとうるっと来ちゃったよ。
なんだろうねこの達成感。大長編だけに満足感もひとしおだ
春花という女性キャラクターの事も私は本当に好きになってしまった。
あ、これはひと夏の恋ならぬ、ひと春の恋というゲーム体験だったんやな……って
私は彼女たちの笑顔を見る事が出来、久々の感動に浸っていた…
…筈だったが、悲劇は唐突に訪れる
〜永劫回帰編〜
……えっ…?
なん…だと…?
何という事だ私も春花も、とんでもない勘違いをしていた。もしくは春花は故意犯であった、私は騙されたのかもしれない
本作は私と春花のいる世界から、多くの派生世界を見る物語である
つまり厳密にいえば、それはIFではない
全てが真実である
新呪殺編のように、悲劇は、無かった事にはならない
つまり、あの世界で死んだなつみは生き返らないし、春花も他の世界に行ったら死んでしまう…
まあ意図的じゃないんだろうけど、なつみと五島は死神かよ
さっきまでの感動的な別れはどこへやら、めっちゃしれっと戻ってきた案内人春花と、レストルームで作戦会議
お前、俺や皆をさりげなく裏切ったぞと伝えると、旧日本軍のデータを調べようと、妙にゲーム的アドバイスをしてくる春花
これまで散々ポイントをため込んだが、無制限になったので、がんがん使う
だが旧日本軍のレポートは、なぜかパズルゲームである。これには骨が折れた
「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」ほどではないにせよ、なかなかに歯ごたえがある、いやらしいパズルが続く
パズルしてパズルしてパズルしてパズルしてパズルしてパズルして…
(国語のテストっぽい)
アレッ!?「死月妖花」ってなんのゲームだっけっ!?
パズルゲーム地獄を無事脱獄し、桔梗シナリオを全て見る
ハジメの末路が、エリカのストーリーにリンクすることが秀逸
条件は満たした。今度こそ春花を救いたい
だがここでも好感度が足りず(どんなプレイでも足りないと思われる)、自分の世界に戻った春花は最悪な結末を選んでしまう
これまで別の世界で死月妖花を見てきた春花が、その知恵で死んだなつみを生き返らせるのが、恐ろしくも悍ましい展開だ
これは本作で最高の皮肉だ
流石に激おこした私は、春花に詰め寄る
お前また俺の事裏切っとんぞと
そして改めて、裏切りにより深めた絆により、避けられない冷酷な運命へと立ち向かう
好感度はMAXではないが、大丈夫だろうか?
最終的に、折れた心(バー)を立て直し、好感度はMAXに。最高にニクイ演出だ
感動的ななつみとの別れ…
真明徴編のラストで泣いていたなつみが、このシーンでも泣く…
まるで違う涙の対比が素晴らしい
そして、全てを受け入れて、自分の世界で生きて行く春花…
五島は春花を女性らしくなったと評したが、なつみのようになったのだろう
死んでも尚そばにいるというのは、そんな意味もあったんだろうね
(毛の量すごいな)
もう、鈴の音が鳴り、案内人春花がお疲れさまでしたとオッパイを見せる事もない…
そこに寂しさを覚える
今度こそ本当に、全編終了だ
本作のプレイヤーの目的は一貫して彼女たちを幸せにすることだが、ここまでぶれないテーマ性もないだろう
見てるだけの傍観者ではなく、見守ってくれた…改心した春花はそう言っていたが、実際にはプレイヤーは導き手である。終盤はプレイヤーの物語でもある
なつみは死んでしまったが、それでも幸せにした。なかなか命題的だ
さて、他にも多くの事を語りたいが、長くなってしまうので、ひと先ずはここまでにしたい
今後はリファレンスや裏ルートをコンプリートし、達成率100%まで完全攻略を目指す
色々と、あれはどういう事だったのかな〜?と考察したい要素も多い
因みに、クリアまでやると「ひぐらし」とは全く違う性質のゲームでした
困った事になった
このブログでは最高得点をS+ 100点としているが、本作の完成度は劇的なまでに高く、本来のS評価に持たせている意味では足りなくなってしまった
つまり、これまでS評価をしたゲームよりも、遥かに完成度が高い
こんな名作が出てくることは、完全に想定外であった
Sランクの基準を私は極めて特別な評価。過去や現在の良作と比較した上で抜きん出ており、かつ、余程別格のゲームとしているが、もうこれ以上のフリーゲームは無理ではないか?
…と、フリゲの未来まで危惧してしまった
10年後に遊んでも面白いゲームどころか、10年以内に本作と同等か、これ以上のゲームを作る事は難しいのではないか?
…と思わされてしまった。
ボリュームも文字通りの桁違いだ
以前、フリゲ版「風雲相討学園フラット2」を「PS4のギャルゲーだとしてもトップ3に入る」と称したのと、同じ事が言える
「街〜運命の交差点〜」などの名作に次ぐ面白さと、芸の細かさだった
以上の事から、本作で超常現象が起きた際に既読率が100%をオーバーするように、本作の評価も100%を超えると判断した
評価
SS++
200点
……
超えたかもしれん…
全てのフリーゲームを……
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おめでとうっ!おめでとう…っ!(パンパン!)
プレイのきっかけを作れたなら嬉しいです。(パン!)
作者にもぜひ、感想を送ってあげてください。(パンパン!)
制作に苦労したゲームほど、プレイヤーが楽しんでくれると嬉しいものです。
結局、その他の達成率は埋めながらクリアしたんでしょうか?
細部まで堪能したなら尚更です。
…こんなん作者ビショビショやろ。
パン!パン!
……えっ?これは拍手の音だよ?ビショビショなのは涙に濡れた顔だよ?
ふひひひひ!なんだと思ったのかな?
さつきちゃんはエッチなママだねぇ…w
とにかくクリアおめでとう!
泣きました
本作の推理要素が詰まってますから。
ネタバレなので伏せますが、私がこのゲームを最高評価したポイントである、「オリジナリティ」にも繋がりますから。
具体的にどれを見たほうが良い?と言われると、実はこのゲーム、重要度を推理する要素はほとんどありません。
どうでもよさそうなネタにこそとんでもない伏線が張られてることもあります。
他にも見ていれば、ストーリーをより深く理解できるメリットがあります。
たとえば伊勢をロリコンと知った春花が意気消沈してましたが、
これはネット掲示板のネタを読めば理由がよくわかります。
春花は同世代の小汚くて幼稚な男たちに失望したから、大人の男性である伊勢に惹かれたんじゃないかと。
ところが、そんなかっこいい伊勢が幼稚な…というか幼い女の子が好きなロリコンだったわけです。
伊勢がロリコンと知って項垂れた春花。受けたその反動の大きさがよくわかりますね。
資料モードは見なくてもいいんだろうか?
春花再登場シーンは「かまいたちの夜」風でしたね。脱出から始まったあのストーリーは、余りにも悲痛な結末でした。
春花がゾルディック家みたいな事をしでかすのも、恐怖の余り、危うく私が「Nyo++」(尿++)になるところでした。
マンションに来るところとか
あれは怖かったですね。私は心肺停止になって3日後に目を覚ましました。夏菜の脅かし、裏五島の顔、おばけ春花は「死月」3大びっくりシーン…
1番びびったのは、夏菜のかな。ここ、実はホラーシーンじゃないんですよね。ホラーじゃないのに1番びびるってのが、また面白いゲームです。
すっくとが正確というだけで、すくっとも、書いた通り間違いではないです。
よく使われてますし、言葉と言う物は時代とともに変化し、辞書は常に改訂されるので…
次の辞書ですくっとが入る可能性もあります。(未確認ですが一部辞書には載っているという情報もあります)
執筆校正校閲は死ぬほどやらされたので、最早職業病です。普通は気にしませんし、気にする必要もありません。
因みに本業はニートで副業はインターネットフリゲマン(遊び手)です。
心臓止まったかと思った
でもすくっとが誤用という事実のが衝撃
ずっと間違えてたw
私はこのブログがあるのであの手の企画には参加、投票した事が無いのですが(DLサイトへの投稿なども無し)、人気がいまだ高いようで、よかったです。ノベルはマイナーですが、それでも「名作を作れば人気ジャンル以上に支持される」証明にもなったので、本当に稀有な一作です
まだまだ本作を遊びたいと思います。手始めに、「死月妖花 解体妖書」(正直、既にネーミングに後悔)と称し、本作を多角的に考察する予定です。美冬がしたように、徹底解剖します。
ネタの一例として、何度も殺されて散々な目に遭う登場人物たちの死亡率、生存率、死亡回数などをランキング形式でまとめたいと思ってます。
出場回数も勿論、計算します(出場回数が少なければ当然、死亡回数も少ないので)。
この際なので、一番死んだのが誰か、はっきりさせましょう。
実際、人がよく死ぬゲームだなーというイメージはあれど、誰が何回死んだか、一番死んだかが分かるプレイヤーは、いないんじゃないでしょうか。
印象的には、死んでるのは五島。生存してるのは猟奇殺人犯と戦っても生きてる伊勢ですね…(ロリコンは死なない)
たとえば「ゴキブリのような」という台詞はおかしいです。1598年には、まだこの言葉はありません。
江戸時代にゴキカブリやアブラムシ、明治時代になり、初めてゴキブリという言葉が出来ました。
そのようなミステイクが多かったが、それを言い出すと時代劇なんて高身長の俳優ばかり、口を開ければ銀歯、道には轍…重い刀をまるで棒切れのように振り回す…他にもおかしなことだらけだし、
重箱の隅をつつくようなものなのでスルーしたという意味です。しかもドヤ顔で解説しながら、歴史博士ではないので、確証もありません。
実はこのゲーム、そういったミステイク、バグ、誤字脱字の報告を纏めながらプレイしていました。今思うと、忙しいなか大長編をやってたのに、結構余裕がありますね…。
でも先のような理由と、何よりこれだけの一大名作を作るサークルなら、光の速さ、いや、桜の速さ……秒速5センチメートルでミスに辿り着く………そう信じて止めました。
秒速5センチメートルと言いたかっただけとか、途中で面倒臭くなったとか、変な誤字は放置したほうが面白いとかでは、断じてありません。
ストーリーの背景、真相をプレイヤーが自力でゲーム中の文献を漁り、パズルを解いて読み解く「死月」で重要な要素も、「ひぐらし」には無いですし…
メタフィクションとしては「死月」は徹底してプレイヤーの存在が「ゲームの中」にあるのに対し(プレイヤーが主人公の話まであり、最後は現実に帰る)、「ひぐらし」は外側です。しかもポっと出で、最後も置いてけ堀でしたし…
まあ実際影響があるかは作者じゃないのでわかりませんが…
寧ろ「死月」のほうが「ひぐらし」より練り込まれてると感心したくらい。
まぁ私と黄金期の木村拓哉がそっくりなのと同じです。え?だってどっちも目が2つ鼻が1つで口が1つでしょ?
アーハハハー!!(高田純次風)
前々回の私の書き込みで、コメント数が300超えてました…。
いつも閲覧だけではなく、コメントまで下さる方々…ありがとうございます…。
…あっ、バギー。レンタカー!
バギー乗りてぇ〜。
荒田集落ってすげぇ田舎だと思うんですけど。
結構(どころじゃないほど)緑があるじゃないですか(緑しかない)。
(謝礼に)荒田集落に土地買って貰うってやばいっすか?
うわぁ、(作者は)頑張ろう…。ビッグになろう…。
このレビュー読んだ人が挙ってダウンロードしてんの
ここのコメ欄にもダウンロードサイトの感想にも書いてある
この記事は常に一定数PVがあるので、大長編でありながら、今でもDLされているようです。今後長期的に、まだまだクリアプレイヤーが増えると予想します。(配信日からやってる人は、もういないでしょうけど)
バグ、フリーズ、誤字脱字、「この日本語おかしい」、「この表現おかしい」だけで50個はありましたが、ボリュームが通常の数十倍あるので、バグが数十倍以上あっても、致し方ないのでしょうね。
動作が不安定な個所で、意図的にバグらせる…なんて荒業デバッグごっこもやってました。
「死月妖花」を超える名作は、いつかそんなゲームに出てきて欲しい…そう思いながらも、正直考えられません。
途中参加ですがやっとっす
スマシガオさんもおっしゃる通り傑作だと思います
中途半端なゲーム実況者も参入できないボリュームも凄いし選ばれたプレイヤーしか最後まで保たないほどでした
誤字脱字の多さだけは残念でした
後半だけで半分はあるような…
どうやらそれと同じ波が、フリゲにもある様です。
志倉千代丸も、もっとも進化していないジャンルなどと言っていました。
しかし本作はフリゲでありながら多くの新しい試みや挑戦的な演出が多く、突出した傑作でした。
盆栽職人の有名人は、盆栽が好きな人の間では抜群の知名度でも、一般的には全く知られていません。本作もそれと同じくして良いのではとも思います。
実は「ダンガンロンパ2」クリア後からプレイしていたゲームもありましたが、放置しています。プロの作るゲームより、本作の方が面白いからです。
クリア後、評価を検索したところ、否定的意見が1つも見つかりませんでした。
ここまで高評価な作品も、稀有じゃないでしょうか。
長編すぎて未プレイでしたがここまで評価が高いとやりたくなってきました。