今回は受賞作品を発表しないそうで、当ブログの受賞予想もなし。
かわりに、参加作品からおすすめフリーゲーム、マイベストフリーゲームを選出。
改めて良作を振り返り、読者に知ってもらう意義もある。
尚、テンプレートはティラノゲームフェス2023に倣うが、通例通りジャンルごとのセレクトは行わない。
それでは早速、やっていこう。
▼まずグランプリ(短編)!!
……
該当作品、なし!!
▼次に、グランプリ(長編)!!
……
該当作品、なし!!
▼……いきなりかよ!!
……ってツッコミが入りそうだが……いきなりだよ!!
……ティラノゲームフェス2024参加作品は、グランプリ不在!!
「名作」とまで言えるゲームは、1作品もなかった。
スコアレビューでもSランクは、なかったような?
でもこれは、別に珍しい事じゃないんだよ。
「名作」なんてそう出るものじゃないし、
コンテスト、賞レースなどで「該当作品なし」なんて、どの世界でも当たり前。
皆も漫画や小説のコンテストで「大賞作品なし」を、1度は見た事あるでしょ。
あれは決して、賞金が惜しいとか審査員が手を抜いてるとかじゃないんだよ。
超高度水準に達した作品がなかった、というだけの話。
では、続けよう。
▼準グランプリ(短編)3作品
「JKの悪夢を分析するゲーム」
「生き残れ ゴキンちゃん!」
「幼馴染彼女の監禁事情」
▼準グランプリ(長編)3作品
「椿屋敷の亡霊」
「おやすみ、お兄ちゃん」
「クリエイターズ・デスゲーム」
▼特別優秀賞10作品。準グランプリに迫る、特に優れた作品として評価。
「北限のアルバ〜冬の章〜」
「夜半に道連れ」
「立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー あるいはオリジナリティの無い卒業までの日々」
「【急募】恋愛ゲームのテストプレイヤー」
「BINARY HEARTS」
「君のうさミミを鍋にしてたべたい!」
「ル・ソレイユの殺人」
「さまよひあけめぐり」
「はじめての!デスゲーム・マスター」
「従妹(キミ)を大学へ連れていく!」
▼佳作
「思い出さないで」
「朝と昼と夜の色」
「MarieRecord」
「僕と彼女の人生バラ色」
▼まとめ
粒ぞろいの良作ばかり。
ティラノゲームフェス2024はグランプリ該当作品こそ無いものの、平均してどのフリーゲームも面白かった。
やはりフリーゲームはどんどん面白くなってると感じた。
ティラノゲームフェスでいえば、初期の佳作がいま参加したところで、選考外かもしれない。
応募作品数も、あれから随分と増えたようだからね。
それだけ競争率も、激化してるわけで(選出数も増えてはいるが)。
▼準グランプリの6作品……コンテスト審査員によっては、グランプリに選出するポテンシャルでしょ。
中でも「クリエイターズ・デスゲーム」はデスゲーム参加者がクリエイターという設定をストーリーに見事落とし込んでおり、傑出した出来栄え。
クリエイターの世界では人格者のように思えた人間がリアルではクズで、そのギャップに戸惑う……
……といった誰もが1度は経験するかもしれない(私は、経験した)、奇妙なリアリティも盛り込まれていた。
創作者と創作物の人格は一致すべきなの?という終わらない議論にも、通ずるゲームだったよ。
そんなフリーゲームでしか切り込めないグロテスクさを持つ「クリエイターズ・デスゲーム」が、ベストフリーゲームだね。
▼フェス期間中には参加作品を、一杯やりたいね。
私はブログコンセプトに基づき、DL数が少ない順番から漁っているよ。
まだ見ぬ良作が埋もれているかもと思うと、楽しみ。
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