いやあ…今回も物凄かった…
「ウマ娘」お得意の相互理解や自己というテーマを、究極に突き詰めた物語だった。大満足。
トレーナーとシーザリオがお互いを理解するためひたすらデートを重ねる時間は、「オフ」。
だが「オン」となった怒涛の物語は、まるでジェットコースターだ。
ここまで展開が目まぐるしいストーリー、かつてなかった。
度重なるシーザリオとの栄光と挫折には、完全に心を掻き乱された。
何せデビュー早々…17ターン…
実に1年もの間、怪我療養でレースに出られないからね(ゲームだから、目標外レースも可能ではあるけど)。
現実のトウカイテイオーがそうだったし
競走馬やウマ娘にとって1年がどれほど長いか、リアルに解かるでしょ。
ライバルとは、圧倒的な差がついてしまう。
▼特にやはり…記者会見まで行ったアメリカンオークスへの参加が取り止めになってしまったのは、胸が痛い。
シーザリオがレースやオークスにどれほど懸けていたかを
彼女に寄り添う中で理解していたから、本当に心が痛いよ。
しかし成長ルートとしてそのような大局や未来ではなく、
自分が戦いを欲しているという路線の話になるのは、上手い落としどころだった。
当初はメジロブライトのような全体図や未来を見越した物語と期待したが、
思ったよりもシーザリオは自我が強かった。
しかしそこに溺れる事もなく、しっかりと後世にバトンを繋ぐエンディング…
最後まで、一時も目が離せない。
▼トレーナーにも主人公としての伸びしろを残したのも上手かった。
最近のストーリーは、トレーナー成長型が多いね。
メジロアルダンやエイシンフラッシュのトレーナーのような
最初からコイツ本当に新人か?というほど完成されたスパダリも良いが、ウマ娘と同じ視座で苦楽を共にできる未完成タイプも、また良いものだ。
思い悩むシーンには、若さを感じる。
▼ただ一瞬胸アツにこそなったが、スペシャルウィークの復帰は蛇足だったと思う。
シーザリオシナリオは未来に繋がる話なので、過去であるスぺを乗り越えて先に行くのはいいが……いくらなんでも唐突過ぎるでしょ。予感はあったが、まさか本当に!?って感じ。
これまでトレーニングをしてなかったのに、いきなり出走?衰えてない?それは無いでしょと。
そもそも登録できるのか?…など、期待感よりも疑問が勝ってしまった。
ぶっちゃけ、「シーザリオがスペシャルウィーク産駒」以外の理由が無い。
シーザリオはスペシャルウィークをリスペクトしているが、
全盛期の彼女を超えようだとか、そういった思想もなかったからね。
やはり、どうにも唐突で矛盾だらけの展開に思えてしまった。
でも、ファン感謝祭でマルゼンスキーを出したのは実に良かった。黒ビキニはやはり叡智。
これもまた、マルゼンスキーがスペシャルウィークの祖父だからでしょ。血の系譜だ。
▼メインストーリー2部であるティアラ組が
ライバルなのに主役としての魅力を発揮しているのも良いよね。
全員が主人公、って感じの物語なんだよ。
勝っても主役、負けても主役。敗北の美学を感じる。
親友ラインクラフトは新たな道を切り拓く事でシーザリオに大事な気付きを与えてくれるし、
武豊の女エアメサイアは自分自身の覚悟を教えてくれた。
諦めの悪さが売りのデアリングハートだけは
まるでエアメサイアのセット品だが、
彼女はどちらかといえばラインクラフトのライバルなので、致し方ないかも。
だがそれでもエアメサイアと同じく、覚悟を教えてくれた。やはり貴重なライバルだ。
キングヘイローに似ていると改めて感じた。
2部をやった時から、一番育成したいのは彼女。
▼二面性を持つシーザリオも真面目さと温和さを併せ持つ、とても魅力的な女の子。
オンオフの切り替えが激しいというアニメキャラクターのような設定を
調子を崩したストーリーのギミックにしたり
慧眼を身に着けたトレーナーの伏線に使うのも、シナリオの巧さだね。
ちなみに私は、シーザリオが常時オンになっている異変には、すぐに気づけた。
そして言うまでもなく、確実に俺はこの子と結婚すると思う。
思うというか、するでしょ絶対。
何度も結婚の約束をして、「貴方が好き」って言われたし。
逆プロポーズと、何が違うの?
▼序曲の美しさから今回も絶対に引くという
使命感以上の強い衝動があったが、11単で引き当てた。
ネオと違い10単をオーバーしたが、十分許容範囲。
やはり★★★の引き当て方は、かなり読めるようになったかな?
アルゴリズムを頭脳と計算式で読み解こうとするトレーナーなんて、俺くらいでしょ。
▼10連無料では、最終日にスティルインラブSSRを引けた。
金スキルが強そうだ。10月チャンミで使えるかもね。
ジャングルポケットが強そうだが…どうせまた完成しないでしょ。
距離因子は継承しないわサポカは完走しないわで、もうウンザリ。
DIRTでは優勝できたからよかったものの、散々煮え湯を飲まされたからね。
余りに酷いなら、全員使い回しにするかもしれない。
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