具体的に言うと古き良き葉鍵っぽいゲームだ
「ONE〜輝く季節へ〜」「kanon」「AIR」「クラナド」のエッセンスを多分に感じた。
特に終盤は「ONE」っぽかった
主人公のナギサは、幼いころに妹を亡くした少年
家庭の事情で親戚の家へ引き取られ、母のいとこである梓や、はとこのことは(はとこを逆にしただけ…)、汐莉と同居している
ふとした出来事から死んだ妹そっくりの幼い少女と出会い、彼女も共同生活に加わる
この少女が自分の名前も知らない記憶喪失のような状態で、ナギサは妹の名前からミユと名付けるが、「ミユは何者か?」「目的は何か?」というのがストーリーを引っ張るメインテーマ
これについては非常にテンプレートな王道なので、多くのプレイヤーの予想通りだと思う
奇を衒うこともなく、王道も王道。察しのいい人は髪だけで分かる
「ONE」をプレイしていると、梓のとある台詞で「あっ…(察し)」となるだろう
そしてもうひとつのテーマが、ミユとの恋愛
ミユは設定ではまだヒトケタの幼気な少女だが、ナギサくんが真性のロリコンのため、ストーリーの流れで恋愛関係になる(兄妹愛とも解釈できるセリフもある)
だからおすすめ層としては、古き良きギャルゲーが好きな人はもとより、ロリコンはプレイしてもいいんじゃないかな
いっしょに風呂とか入るし
前半は昔ながらのギャルゲーのように日常ギャグパートで、後半はシリアスになる。これも王道だ
ミユも交え父親との確執を解消するストーリーも見どころで、泣きゲーっぽい展開になる
残念なのは、かわいい女の子キャラクターがほかにも登場しながら、ミユエンド1つだけってことだ。サブキャラにはスチルもない
ミユは本作のストーリーでは絶対的な存在だけど、他のヒロインが主人公の支えになる展開でも不自然ではなかっただろうけどね……
だがナギサくんが筋金入りのロリコンではとこたちには見向きもしないため、仕方ないかもしれない
私はどうも、この手のゲームをプレイするとメインヒロインよりサブキャラを気に入ってしまう
今回も汐莉のほうが気に入っている(巨乳だしな)
評価B
70点
作者がその年代のゲームをオマージュしたか偶然似たかはわかりませんが、古き良きゲームのエッセンスが非常に強く、その年代のゲームが好きな人やロリコンにはお勧めです
プレイタイム4時間とあるが2時間程度で終わるので、そこまで長くなく、サクっと遊べますよ(60分〜くらいで佳境に入るので、「ここからまだ3時間も続くの?」と思いました)
ゲームの最終日は12月末日だと予想してたしね
ところでこの「暖白のイルジオネ」というタイトル、とても変わっていますね
まず「暖白」(蛍光灯っぽい)が読めませんでした。造語で、辞書にも載ってないようです
試しにTwitterを「暖白」でリアルタイム検索(スマホアプリ)したら、1/20にとんでもないものが出てきました
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「みのりびよりに」も「mi」シリーズも面白かったですね。何となく、名無しさんや変態という名の紳士たち高評価なのは、軽いリョナ要素が刺さったからだと思ってます。
ゲームではエロゲでもなければ子供が被害者になるケースは極めて少なく、プロの創作では子供を被害者にするのはやや禁忌ですが、フリゲでは容赦なく殺されます。そういう意味でもこの2作はフリゲならではの面白さでしたよね。「死月妖花」でも幼女が普通に首チョンパされて、血がブッシャーと飛んでいました。
今後も面白ロリゲーがあったら、がしがしレビューしていきます!
名無しさんは女の子が大好き(意味深)なので、需要に応えられて光栄です。直感的に「面白そうだ」と思ったゲームがロリコンゲー(!?)ということは、多々あります。なぜかどれも、レトロゲー風だからです。「色のない世界」もヒロインはロリで、主人公が風呂を覗くか、着替えに遭遇していた気がします。
フリゲ制作でキチゲを解放するタイプの作者である金魚ぱくぱくの「ワイとお嬢様は紙一重」はヒロインが36歳で、ギャルゲーなのにもはやお嬢様でもギャルでもありませんでしたが、私にとってはかなり面白かったです。