「ポルノ地獄・完全版」のコメントで「最近フリーゲームのリメイクが流行ってる」と書いたが、なんと今度は「小坂さん。 - Remaster」ときた
オリジナルは良作だったが、絵にかけたコストが見るからに大変そうだったので、まさか全編描き直したリマスターが出るとは想定外だった
ストーリーが同一につき、オリジナル版のレビューとかぶるので割愛するが、前述の通り絵がすべて修正されている
淡い平成コミック風の絵柄から、今っぽいアニメ絵になった
一部差し換えられなかった絵がカットされた模様で、弁当の中身が左右逆だったり、面白い違いもある。
背景まで修正する拘りで、屋上のグラフィックがファンタジーからリアルになっている
他にもバッグの持ち方とか細かい違いがたくさんあるので、両方プレイするのもいいかと(「髪を弄っている」スチルだけはオリジナルのほうが分かりやすい)
改めて思ったが、ヒロインの魅力とストーリーがとてもいいゲームだ
とある事情でメンタルが不安定だが最後は主人公のためを想ってくれる小坂には、優しさを感じた
友達がいないのに天真爛漫で、主人公には最初から好意的。
でもそれにも理由があって……彼女の明るさに隠された影は、ただただせつない
特にストーリーは予想外のほうに転がり、独特の哀愁でエンディングを迎える。伏線回収も丁寧だ
隕石は外側(プレイヤー)の視点からも見えたし、少なくともふたりにとっては現実(リアル)なのだろうね…
評価B+
75点
ラストの唐突な田中さんは笑えるし、モブキャラの加藤が大幅に可愛くなってることも、見どころです
おすすめ
【フリゲレビュー小話】
▼「人工知能が「生命」になるとき」という本を読んでいる
著者がゲーム関係者ということもあり、「TOWER of HANOI」などに通ずるテーマを感じた
▼「P2PP:Re」をプレイ
「MOTHER2」「moon」リスペクトっぽい、私が好きなタイプの箱庭ゲームだ
ドット絵が素晴らしい
▼長かったような短かったような、皆さんのおかげで当ブログも、無事4周年を迎えることができました
今回は、これからフリゲレビューブログを立ち上げる方(まずいないだろうけど)にも大いに参考になるであろう、「フリゲレビューブログを4年やってみて、どうだった?」という裏話を、レビューブロガー目線からお話しします
フリゲもブログも下火の時代に4年も継続したのはここだけなので、私にしかできない話でしょう。情報価値は高いんじゃないかと
まずは……
「このブログ流行ってんの?客多いの?」「今どきブログなんて始めて、人が来るか心配…」という疑問に答えます
結論から言うと、月間6万〜10万PVを推移しています
5万〜PVで、ブログ村のPVランキングでは「ゲームブログ」で19〜29位、「ゲーム批評・レビュー」で連日1位です。
これを多いとみるか少ないとみるかは個々の判断ですが、宣伝なし、SEO対策なし、無料ブログ、マイナーカテゴリ(しかもマイナーゲーム中心)、コネクションのない新規アカウントという点に於いては、悪くない数字だと思います
この話はたびたびしていますが、ここを立ち上げた時点でブログなんて時代ではなかったですし、テキスト投稿の場は、とっくにSNSに移っていました。最近ではnoteが主流です
どのブロガーもSNSや動画サイトなどで宣伝したり、それっぽい知識をtweetし「バズる」ために必死です
それらを一切せず月間5万PV以上は、なかなかじゃないでしょうか
つまり私は、「多くのハンデを背負ってもなお、良質な記事を書けば、必ず人は見てくれる」という実績を達成しました。
宣伝やSEO対策を全くしていないこのブログでさえ、そうなのです。
既にSNSで一定のフォロワーがいる。もしくはあなた自身が一定のファンを持つフリーゲームや同人ゲームの作者である。
そこから宣伝やSEO対策をしWordpressを使えば、10万は固いでしょう
逆にいえば人が来ないブログは質が低い証拠であり、一時的に「バズる」ようなことがあっても、後には絶対に続かず、リピーターは増えません
「良質なレビュー記事の定義とは?」
世の中のすべてには、「作法」があります。
ルール無用の半グレでさえ、下っ端が幹部に「田中くんうぇ〜〜〜いwwww」なんて態度を取ったら、間違いなく殴られるでしょう
良質なレビューとは、作法を忠実に守った上で、的を射ており、かつユーモアのある記事です
説明するとかなりの長文になりますが、面白そうなので、いつかまとめます
「管理人のお〇んちんの角度は?」
いつも若干左に曲がっています
「どんな記事が人気なの?」「何を書けばいいかな?」
ノベルゲームレビューと、ホラーゲームレビューです
特に稼ぎ頭のノベルゲームレビューは上位15位〜を総なめしている時もあります。
RPGでは「TOWER of HANOI」が人気記事。やはり人気ゲームのほうが、伸びる傾向にあります
「逆に何が伸びないの?」
……
私はどうやら、アクションなど、システマティックなゲームのレビューが苦手のようです
たとえば前回の「Relash リラッシュ 〜時間逆行脱出ゲーム〜」は、ゲームの人気や検索順位の高さに反して、あまり伸びていません
私はストーリーを言語化し読み手の想像力を「面白そうだな」と掻き立てることは得意でも、システムの説明は不得意なのかもしれません。
自分のブログである以上は好きなゲームの記事を書きたいのが人情でしょうが、やはり誰にでも適性というものが存在します
私は、「隠れた良作」を中心にレビューしています。
以前きゅあさんが「このブログはレビュー自体も面白く質も高いので重宝しています。 『夜底奇劇・星空物語』は正直このブログがなければ存在すら知ることもなかったですし、 高評価が付かなければプレイすることもなかったと思います」と書き込みされてましたが、コンセプトが成功したことを実感でき、非常に嬉しかったです
「コメントは何件ついた?つかなかったら悲しい…」
557件です
ほぼ半分は私の返信ですが、普段から構ってもらえて嬉しいです
これからも、何でも書き込んでください。
「そうはいっても難しい…」「より多くの人に読んでもらうため、読者(リピーター)を増やすにはどうしたらいい?」
ターゲットを絞ることです
ヤングジャンプの「リアル」は大ヒットしましたが、もし連載誌がコロコロコミックなら、どうなっていたでしょう?
間違いなく読者に理解されず打ち切りです
つまり、「ねらい目」や「ターゲット層」がどんなものにもあるのです
このブログは立ち上げ当初より一貫しキッズやティーンを対象としており、小学生〜大学生向けに書いています
ミドルエイジもいるにはいるかもしれませんが、1%以下でしょう。その層を意識してレビューを書いたことは、ほとんどありません
なぜターゲット層がここかというと、私自身が最初にゲームを作ったのが10〜12歳で、昨今流行りのゲーム実況者の視聴者層が、その範囲だからです
また、フリーゲームのプレイヤーはもとより、作者もとても若いです
最近プレイしたあるホラーゲームの作者などは、「PS2世代」なのです
…え?「それなら結構いい歳じゃないか」って?「管理人もPS2世代でしょ」って?
違いますよ…
親がPS2世代なんですよ
そのくらい若い世界なのです
なので彼らに分かりやすく、「伝わる文章」を心がけています
横文字の鬱陶しい用語などは、使わないようにしましょう
特別な文章力も必要ありません。「情報をまとめる能力」のほうが大事です
このブログの文章も、殆ど推敲していません
……
長々と実態やアドバイスもどきを書きましたが、ブログというものは、読んでくださる方がいて、初めて成立するのです
同様にフリーゲームもプレイヤーがいて初めて、「完成」します。世の中はすべて相互関係、お互い様で成り立っています
投げたボールをキャッチして、投げ返してくれる「誰か」が必要なのです
4年間このブログを続けてこれたのは、今これを読んでくださる、「あなた」のおかげです
「本当にありがとうございます。いくら感謝してもし足りないです……フリーゲームに貢献したくて4年間もやってこれたのは、あなたのおかげです……」
「………。」
「………。」
「………。」
(これで読者ども感涙間違いなしや!!ますます俺の人気は盤石やろwwwほんまフリゲレビューブログなんて簡単やでwこんなもんなんのアイディアもスキルもいらん!!ただ他に無いから一極集中しとるだけの話やwww)
「ウッ…ウッ……みなさんのおかげでやってこれたからあぁあ……」
(皆にもプレイヤーサイドの活動をやって欲しいのは本当や!やり方が解らんならがんがんアドバイスしたるで!)
(皆にもプレイヤーサイドの活動をやって欲しいのは本当や!やり方が解らんならがんがんアドバイスしたるで!)
チラッ
【このカテゴリーの最新記事】
名無しさんにそう言ってもらえると嬉しいです。ありがとうございます。今後も守備範囲が広い、フリーゲーム界の谷佳知として頑張ります。
同人R18ゲームは専門的なブログもあるようですが大半がエロゲエロゲしたエロゲばかりを取り扱っているようなので、フリゲと親和性が高く、かつエロ中心ではなくストーリー性の高い「学園フラット2」のような「ちょっとHなラブコメ」を、今後もレビューすると思います。
特にR18作品レビューしてくれるのありがたいです…ここで知った作品も多いので…
タマドコさんやそのレスに不快になる人なんて、いないと思います。私の300倍紳士的で、正直なところにむしろ好感を持ってます(私は現実世界でも普通になれない人間です)。確かにターゲットを絞ることは、難しいです。私はJKとより、OL(25歳くらい)と作りたいです。そうすると子供が小学校上がる頃には30過ぎですし、「ちょうどいい感じ」になります。
自分の適性は、まずは色々な事に挑戦して、得意分野と苦手分野を分析し、得意なら何故それが得意なのか、苦手なら何故それを出来ないのか、対話なら自分はどういう人間と話が合うのか、合わないのかなど、その原因や対処法などを考えながらやっていました。レビューもその1つといえるかもしれません。時には想定外に好転することもコケることもありますが、それも自分の知らない思わぬ部分を発見できて、いい勉強になります。
タマドコさんにそう言って頂けてしかも糧になれるとは、定期的におちん〇んの話を混ぜつつ、レビューを続けた甲斐があって、とてもうれしいです。このご時世なのでもうフリゲレビューブログは出てこないでしょうが、ブログという形式にとらわれず、それぞれの形でフリゲを楽しみ、盛り上げていけたら素敵ですよね。
あと、たまに右に曲がることもあります。
消したはずのコメントまで送信してしまいました……
本能丸出しでキモすぎて消したのですが、ああぁ見られてしまいました。
すいません……不快な思いをさせてしまいましたら本当にすいません
J◯にモテたいのは本当ですが、現実世界では普通の人間です……
ターゲットを絞るって中々難しい気がします。
自分の適正がわかってて、ターゲットを意識して記事を書くスマシガオさんは凄いです。
思い返せば、スマシガオさんの書くレビューは、ずーっと読みやすい気がします。
読みやすいし、面白いのに的確で、尊敬してます。
ゲームチョイスだけでなく、下ネタが絶妙で
他に代わりのないブログだと思ってます。
私自身も表現活動をしている人間なのですが、ターゲット層を絞るだとか適性を知るだとかの
意識が甘かったかもと、ハッとしました。
自分の中で、自己分析の選択肢が増えました。
貴重な記事をありがとうございます。
アッ
お〇んちんの角度は若干左なんですね^_^
メモメモ_φ(・_・
ターゲットを絞るって中々難しい気がします。
例えば、JKやJDや OLに激しくモテたいけど
実際作りたいものは明らかに女子が避けがちなものだったり……
JK