しかし、雨が降り始めてしまい、車は故障で動かなくなってしまった。
雨宿りのために訪れた不気味な屋敷。姿を消す仲間、奇妙な住人、迫りくる化物。そして、屋敷に隠された過去とは……。
怯える彼らに、怪しい影が忍び寄る。
▼ウディコンレビュー1発目は、「怨御霊 -URAMITAMA-」…
説明には記載がないが、「祟女 -TATARIME-」の続編だね。
冒頭から懐かしいキャラクターたちが登場して、驚いたよ。
でも…
電波系ラブコメホラーだった前作と違い、
…意外な事に、今作はまさかの感動路線。
変態電波ストーカー女の恋愛劇がまさかの王道ホラーになったことに、びっくりだよ。
ストーリーは、前作より大幅にパワーアップしたかな。
ボリュームも前作の数倍で、クリアまで1時間以上かかった。
黒幕の過去と動機は、ベタだが切ないね。
〇〇といえども、女性だものな。寂しいでしょ。
▼伏線回収は丁寧だしラストのブラックユーモアも
エンディングへの伏線をオープニングに張るというベタな手法に、完全に騙された。
…騙されたというか、伏線を忘れてただけなんだけど(笑)。
ああ、そうきたか……と。
ヒロインのミサオは、本当ブレないな、と。
ホラー、感動、恋愛、ミステリー……いろいろな要素を盛り込んだストーリーだったが、やっぱり最後は電波
▼謎解きは簡単で、ヒントがあるので詰まる事はないでしょ。
快適にプレイできた。
探索ホラーゲームは、サクサクが命。
エンド3だけは、発見できないプレイヤーがいるかもしれないね。
評価B
70点
前作の内容が会話シーンで比較的自然に解説されるため、
「祟女 -TATARIME-」を未プレイでも、問題なくストーリーを理解できるでしょう。
クオリティは正統進化したが、電波ヒロインは全くブレていませんでしたね。
全裸にウディタでボカしが入ってるシーンは、爆笑しました(笑)。
とどのつまり「怨御霊 -URAMITAMA-」も、電波女の恋愛物語だったのかも?
…しかしホラーゲームとしても程々の怖さがありますし、
伏線を張り巡らせたミステリー風ストーリーも面白かったです。
人骨トリックはドット絵をメタ的に使っており、驚きました(こういうゲームの人骨のドット絵は、〇を〇ていないのが普通でしょう)。
ウディコン作品が多くて、最初に何をやるか目移りしてしまう…
…そんな方は、「怨御霊 -URAMITAMA-」からやってみては?
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