イヤ……、アナタ方にとってハ イッシュンの事だったのデスネ。
シカシ、ワタシニとっては 400年ハながい時間デシタ……。
シカシ、クロウのかいアッテ森ハよみがえりマシタ。
……サア、今夜ハ、 400年ブリのサイカイをいわおうではアリマセンカ。」
よく使われるゲームギミックの1つとして、「時間」がある
王道としては過去の行動が未来、または現代に影響を及ぼすというものだ
本作はその「時間」をフル活用したパズルアクションゲーム
プレイヤーは過去の自分をコントロールし攻略を目指すが、行動が「逆行」する点が非常にユニークだ(たとえば「ブロックを落とす」と、「ブロックが浮上する」)
着想は映画「TENET テネット」にありそうだが、ゲームでは「プリンスオブペルシャ」に近いかもしれない
だが私が心底びっくりしたのは、ラストのギミック
ネタバレを禁止しているそうなので言及できないのが口惜しいが、「進撃の巨人」のグリシャの伏線(地下室)を思い出した
しかもタイトル画面にいきなり伏線を仕込んでいるとは、大胆不敵だ
これまでプレイヤーが攻略してきたものはなんだったのか。どこへ繋がっているのか
ゲームにはありがちな「2周目」までもがギミックになっており、ストーリー要素がほぼ無いゲームとしては、非常に大きな衝撃を受けるだろう
難易度はなかなか高い。上手くやれたと思えば時間制限があったり、トライアンドエラーは必須
是非挑戦してもらいたい
評価A+
80点
難点はグラフィックが綺麗ということもあり、要求するスペックが大きいことでしょうか
かなりの力作で、「アイディアの勝利」を論理でゲームとして組み上げたのは、実にお見事でした
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