要するにガッツリとプレイヤーを怖がらせるホラーではなく、微妙に怖いだけ。
もしくは「メインとなる要素があり、ホラーは副次的なもの」という意味が籠められている
或いは「全力で作ったけど自信がないから微ホラーにした。怖くなかったとか言うの止めてね?」という予防線かもしれない
ところが本作「ライトを消すだけの高時給な宿直2」は、そんな微なんて言葉が軽く消し飛ぶほど、なんといっても怖いのである。怖い怖い
ジャンルもしっかり、「ホラー」だ
言うなればドホラーである
ゲーム性はシンプルで、ダンジョンを探索し、チェックポイントを通過するだけ
ゆく先々で様々な恐怖体験が襲い掛かり、プレイヤーを心底震え上がらせる
実をいうとあるシーンで1度だけ「ホワッ!?!?!?」と似非外国人みたいな叫び声を挙げてしまった。
10分前後で終わるホラーゲームとしては、非常に濃密な恐怖体験が味わえる
(米津玄師っぽい、本作のクリーチャー)
他のゲームもずいぶん怖いが、心理的にプレイヤーが怖がることを、よく心得た作者だ
油断したところでは着実に攻めてくるし、「ここで来るんだろ?」というところは敢えて外し、次の瞬間には気のゆるみに付け込んで怖がらせに来る
クリアまで1度もビビらなかったぜ、なんて人はいないだろう
ホラーながらに笑ってしまったのは、クリア後の「高時給」のオチと、作者の新作の宣伝がちょいちょい挟まれることだ
評価B+
70点
数年前にレビューした思い出の(?)良作の続編でしたが、問答無用で怖かったですねえ…
プレイタイムが短く、サクっと恐怖体験できるので、おすすめです
他には、「オイクメネ」を攻略中
雰囲気や煽り文でこりゃ面白そうだと期待し最初こそよかったものの、徐々に尻すぼみに……
いくらなんでも作業感がひど過ぎるね……
若干変化するも同じマップを延々探索させられることに加え、フラグが非常に分かりづらく、いくら時間をかけても全く進めないことが多々ある
進展フラグはもう歩数とか、ドアを開けた回数(どのドアでも)とかでよかったのでは…
更にゲームを進めると発覚する事実として、恐ろしいことにセーブ回数に制限があるんですよ(後々回数が戻るかもしれないが、試しに上書きを繰り返したらセーブ不能になった)
セーブが取れない緊張感を出したかったのかもしれないけど、フリーゲームとしては悪手でしょ
私のように時間が取れない社会人ゲーマーは1日10分15分と、夜間に「今日は仕事が忙しかったけど、ちょっとだけやろう」という奮起でゲームをやるのですよ
その「ちょっと」すら許さないってのはねえ…
ソシャゲがブームになった理由の1つが、「基本オートセーブで1プレイが短い」から。スマートフォンというデバイスとの親和性の高さゆえ
もう据え置きRPGとかは絶対無理なんで、私はゲームユーザーとしては、そちら側の人間です
そんな人間には、かなりきつい(しかも結構長編だし)
本気でビビった個所が1つあるし、回復ポイントでもエネミーが襲ってきたり、回復ポイントそのものにトラップがあったりと面白いところが多いだけに、残念
なんとかクリアしたいけど、アップデート待ちですかねえ……
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