2012年06月23日
いつまでもマザコンで申し訳ない
本当に、久しぶりに女性が転んでいるのを目の前で見た。
20代だと思うが、普通に何もない歩道上で、右手に日傘、
左手にコンビニ袋を持った女性が、
私の目の前を歩いていたのだが、見事にこけた。
残念?なことに、黒のパンツ姿だったが、
堂々と、膝を手で払いながらもそのまま走るわけでもなく、
私の方を振り返るでもなく、歩いて近くのビルに入って行った。
子供のころは、こけるのが仕事のようによくこけた。
膝や、ひじや、手のひらなんか、いつもこけた性で
傷だらけだった。
そのくせ、泣き虫だった私は、
いつも赤チンを塗っては、滲みて痛いので、泣いたものだ。
家には、消毒薬なんてものは置いて無く、
ケガをしたら赤チンだった。
赤チンを塗ってたら、カサブタができ、
カサブタをそ〜っとはいだら、また血が出るので、
また赤チンを塗る、その繰り返しだ。
だから、腕や足はいつも赤かった。
今もまだ赤チンとかあるのだろうか。
今はマキロンをスプレーし、バンドエイドを貼って
はい終わりだと思うが、
年を取ると、そもそもケガをすることが無いので、
あっても、ささむけができた時にバンドエイドを貼るくらいだ。
だから、ケガをしている子供を見ると、
何とはなしに愛おしく、笑ってしまう。
ケガをして、母親に赤チンを塗ってもらう。
「痛いの痛いの飛んでいけ〜」と言ってもらう。
もうケガをすることもほとんどないが、
それでも、母親に手当てしてもらったことを思い出す時、
泣けてしまうのは、何故だろう。
いつまでもマザコンで申し訳ない。
ちなみに母親は、まだまだ元気だ。