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安部公房とロボトミー手術と厨二病


 あれは中学の美術の時間だったか、

先生が、安部公房の「砂の壁」という本が面白いと、

口をすっぱくして言うので、そんなに面白いのならと、

読んでみたところ、安部公房にはまってしまった。

先生が説明してくれた内容は、

ある日男が部屋に閉じ込められてしまった。

しかし食べるものが一切なく、食べ物を捜したところ、

壁が食べられる事がわかり、壁を食べ始めた。

結局、最後は部屋の中で、餓死している男が発見される、

というストーリーで、面白いから読めと言ったのだ。



 読んでみると、話が全然違うのに驚いた。

しかし、話は違っても面白かったので、

それはそれで良いのだが、



 本のタイトルは、正確には「壁」だった。

美術の先生の中で、

「砂の女」と「壁」が、ごちゃ混ぜになったようだ。

だから、本を捜す時にものすごく苦労したので覚えている。

人の記憶とはなかなかに面白いものだ。



 人の記憶を司る脳は、海馬と呼ばれる部分で、

昨日のご飯は何だったかな、と考えると、

海馬の中からその情報を探し出して、

昨日のご飯はふりかけ、とか答えるのだ。

海馬の形はタツノオトシゴに良く似た形をしており、

その形から海の馬、海馬となったのだろう。



 脳の中の情報は電気信号で伝えられているので、

シナプスにある小胞から「神経伝達物質」という化学物質が、

次の神経細胞の細胞膜にある受容体に結合すると、

電気信号が生じて情報が伝達されるのだ。

要は、情報はシナプスを通じて脳内で伝達される。

情報が電気信号により伝達されるため、

コンピュータとよく比較されるが、今では

脳よりコンピュータの方が情報量は多く、

SF小説で見られるように、近い将来、

コンピュータが意識を持つ事が起こり得るだろうと

考えられているらしい。



 私の好きな女優で、「ジェシカ・ラング」という人がいる。

「キングコング」でデビューしたと記憶しているが、

それほどうまい女優ではなかったはずなのだが、

彼女が主演した映画「女優フランシス」という映画で、

一躍、演技派女優として見られるようになった。

その「女優フランシス」という映画の原作は、

「フランシス・ファーマー」という女優が書いた伝記で、

精神分裂症と診断され、ロボトミー手術を受けたのだった。



 ロボトミー手術というのは、第二次世界大戦前後に行われた

精神分裂症に対して画期的な治療法として世界中に広まった手術で、

「前部前頭葉切截(せっせつ)術」と呼ばれている。

決して人をロボットのようにするからロボトミーと

呼ばれている訳ではない。

Lobotomy の lobo は「葉」の意味で、tomy は切除を意味している。



東大精神科医師・磯田雄二郎氏の推計では、

日本でも、約12万人ほどいると推計されている。



 ところで安部公房の未発表の短編が発見されたらしい。

生きていれば、ノーベル賞を取ったであろうと言われているが、

大江健三郎が取ったくらいだから、何故取れなかったのか、

不思議だと私は思っている。



 安部公房を読んだのは、中学の頃なので、

いま読み返すと、あの頃何が面白くて読んだのかと、

不思議な気がする。

何せ、難しいのだ。

しかし、安部公房を読みだしたきっかけは覚えていて、

本の内容はほとんど覚えていなかったのには、

愕然とすると同時に、記憶の不思議さ、曖昧さに、

忘れる力もある事に、何故か安心したりする。



試験が終わった後、

「脳のシナプスが〜!」

と叫んでいた事を、ふと思い出した。

今でいう、厨二病だったのかもしれない(笑)








女優フランシス









猫が話をし暴れるSF「敵は海賊・海賊版」


 さて、「重力が衰えるとき」は読んでもらえただろうか?

読んでいない?

それはどういうことなのか、じっくり話し合いたいところだが、

まぁ仕方がない。

まだ2日しか経っていないのだから。



「ホーカシリーズ」はどうだろう。

まだ?

「リプレイ」は?

「月は無慈悲な夜の女王」は?



 これはこれは、一体一体、どうしようか。

読んでいないのなら、初級は終わらないのだが・・・

どうして皆、素直にならないのだろう。

読めばきっと幸せな気持ちになれるのに。



そ れでは仕方がない。

SF初級者に、最後は日本の作家をご紹介しよう。

伊藤計劃は、以前紹介したので今回はやめるとして、

神林長平を紹介したい。



 何だか年寄りみたいな名前だが、

まぁ、ベテランではある。

しかし、彼の書く小説は、言葉一つ一つに

意味が込められ、選ばれた言葉を使っているなと、

本当にうまい小説家である。

本はどれでもお勧めであるが、取っ付き易い物として、



「敵は海賊・海賊版」ハヤカワ文庫



ワン・ピースが人気があるから、海賊ではない。

モーレツ宇宙海賊が面白かったからでもない。



登場人物が魅力的であることにつきる。



対宇宙海賊課一級刑事ラウル。

同じく海賊課一級刑事・黒猫型宇宙人アプロ。

海賊課所属の対コンピューターフリゲート艦ラジェンドラ。

太陽圏の海賊の頂点に立つ伝説の男・匋冥(ヨウメイ)。



 神林長平の作品とは思えないほど、ハードではない。

アプロはいつも通り傍若無人で食欲旺盛。

猫が話をし、暴れるのだ。

それだけで、この本は読む価値がある。





そうだ、今から本屋へ行こう!





♪ 敵は海賊・海賊版 ♪



SFならではのハードボイルド「重力が衰えるとき」


 さて、「月は無慈悲な夜の女王」は読んでもらえただろうか?

読んでいない?

まぁ仕方がない。

まだ1日しか経っていないのだから。



ところで、そろそろSFの面白さに目覚めてきた頃だと思うが、

どうだろう。



以前にも書いたが、SFの面白さは、

設定の面白さでその度合いが変わってくる。



 例えば、昨日紹介した、

「月は無慈悲な夜の女王」にしても、

単に革命の話なら、チェゲバラの本でも読めば良い。

想像力はいらない。

しかし、SFはそうはいかない。



知性を持つ高性能コンピューター?

月?

月ならではの風習?

地球との交渉?



その時代、時代での想像力無くして、

何が面白いのだ?



 何故、「スター・ウォーズ」が愛されているのか。

それは、想像力ある設定と風景、

それに人間と、それ以外の宇宙人との対比。

理解できないだろうとお互いに思える相違。

しかも、言葉が美しい。

「フォースと共にあらんことを」

May the Force be with you!



さて、SFの初級者として読んでおいたほうが、

良い本というのは、まだまだたくさんある。



ということで今回は、ハードボイルド、

ミステリーを紹介しよう。



 ハードボイルドとミステリーは、両輪のタイヤであり、

レイモンド・チャンドラーや、ダシール・ハメット。

日本では大藪春彦や原ォ、北方謙三等々、

数え上げたらきりがないが、

ルパン三世も、もしかしたら入るかもしれない。



ウンチクを語る、減らず口を言う、

こだわりがあり、痩せ我慢をする。



 「ユダヤ警官同盟」は歴史改変モノで、

面白いのだが、タイトルからして宗教がらみかと、

敬遠されそうなので、別の機会にする。





「重力が衰えるとき」ジョージ・アレック・エフィンジャー

When Gravity Fails



21世紀のアラブの犯罪都市ブーダイーンを舞台にした

「マリード・オードラーン」が主人公。



 サイバネティクスによる電脳移植と、

擬似人格モジュールの挿入で、

個人の個性を変更できる世界。

サイバーパンクな味付け。



インシャラ〜。



 この本は、SFの中でも異色なものである。

アラブが舞台で、猥雑で、ちょっと退廃的で。

その割に、クスッと笑うところもある。



ミステリー好きにも受け入れられる本であると、

信じている。



とにかく面白い物は面白いのだ。



ということで、続きは明日書く予定です。








重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫SF)

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SF界の水戸黄門ハインライン「月は無慈悲な夜の女王」


 さて、「リプレイ」は読んでもらえただろうか?

読んでいない?

まぁ仕方がない。

まだ1日しか経っていないのだから。



 SFを読みだすと、他の分野の小説は、

後回しになってしまう傾向になる。

それは何故か?

面白いからだ。



 ホーカシリーズ、リプレイと読んだ貴方は、

(仕方が無いので読んだものとして話を進めるが)

他のSFを読んでみたくなってしまった。



 そこで本屋に行くも、

大きな本屋さんならまだしも、小さな本屋さんに行くと、

あまりのSFの境遇に驚愕してしまうだろう。

どうかすると、SF自体を置いていない本屋もあるのだ。

その少なさたるや、まるで

福岡で塩ラーメンを見ることぐらい、少ない。

(福岡は基本豚骨しかないと言っても過言ではない)



 そこで、貴方は大きな本屋へ行くことになる。

(必ずなるのだから仕方ないだろう)

そこで思うのだ。

次に何を読めばいいのか?と。



 ユーモア、恋愛とくれば、次は時代劇だ。

いや、時代劇といっても、水戸黄門ではない。

いや、SF界の水戸黄門と言っても良いかもしれないが、

ハインラインである。



 ロバート・A・ハインライン。

アメリカの作家で、SF界の長老である。

多くの作品を残したが、中でも

「夏への扉」という本を読んだ人も多いかもしれない。

何故だか日本では「夏への扉」をよく紹介しているが、

あまり私の好みではない。

「愛に時間を」「宇宙の戦士」をと思っていたが、

今回読んでもらいたいのは、

「月は無慈悲な夜の女王」である。



名前からしてワクワクする私好みのタイトルである。



 ちなみに、ハーラン・エリスンのSFで、

「世界の中心で愛を叫んだけもの」がある。



 片山恭一のベストセラー小説「世界の中心で、愛をさけぶ」

通称「セカチュー」の元ネタである。



 また、エヴァンゲリオンの最終回のタイトルが、

「世界の中心で愛を叫ぶ獣」であることも有名だ。



SFのタイトルはすごいのだ。





「月は無慈悲な夜の女王」である。

(The Moon Is a Harsh Mistress)



 知性を持つ高性能コンピューターであるマイク。

コンピューター技師のマニー。

そして、月の資源枯渇問題から発した月世界の革命、

月世界と地球の武力衝突、そして独立と、

月を舞台にした、てんこ盛りの内容のSFである。



 これは、SF初心者にオススメである。

まず読みやすい。

月ではなく外国の話として読める。

文庫だから安い。

たまにブックオフにもある。(笑)





初心者には戦争SFは早すぎるかもしれない・・・



ということで、続きは明日書く予定です。







♪ 月は無慈悲な夜の女王 ♪









♪ 夏への扉 ♪



SFにも恋愛小説はある「リプレイ」


 さて、「ホーカシリーズ」は読んでもらえただろうか?

読んでいない?

まぁ仕方がない。

まだ1日しか経っていないのだから。



 こんなバカみたいなSFは読みたくない?

もっとガッツりした物の方が良い?



慌てないでもらいたい。

物には順番と言うやつがある。



 ユーモアSF小説以外の本が良いという方、

とりあえず、設定も分かりやすく、

できるだけ今の時代の方が良いという方。

例えば、「時をかける少女」みたいな?

SFには、恋愛小説だってあるんだ。



 そんな方には、

ケン・グリムウッドの「リプレイ」(新潮文庫)が、

いいかもしれない。



1988年度の世界幻想文学大賞を受賞した作品である。



 ファンタジー小説になるのかもしれないが、

ファンタジーも、れっきとしたSFの一分野である。

時間を扱う設定は、SFならではのものだろう。



記憶を持ったまま、人生をやり直すことができれば、

と、誰もが一度は考えた事があるだろう。



もし、今のまま中学生に、高校生に戻れたら、

やり直したい事が、それこそ山の様にあるだろう。





 主人公は43歳の時、心臓発作を起こしてしまい、

突然死んでしまうが、次に目が覚めると、

18歳の自分に戻っており、43歳の記憶を持ったまま、

人生をやり直すことになる。

なにせ記憶を持っているので、マイクロソフトの株を

安い時に買うこともできるし、お金は稼げる。

だって未来の記憶を持っているのだから。

そして、2回目の人生を楽しみだすが、

再び、同じ年の同じ時刻に死を迎え、

人生のやり直し(リプレイ)を強制再開させられる。

この繰り返すリプレイの中で、同じ境遇の女性を知り合い、

そして・・・・と、いう作品。





以前好きだった女性にプレゼントした事があるが、

彼女は読んでくれただろうか。



 と、まぁ、個人的に思い入れもあるが、

なにはともあれ、面白い作品なので、

読んでみても損は無いと思われる。



 これは、SF初心者にオススメである。

まず読みやすい。

感情移入しやすい。

文庫だから安い。

たまにブックオフにもある。(笑)



「彷徨える艦隊」をお勧めしたいの山々なのだが・・・



ということで、続きは明日書く予定です。







♪ リプレイ ♪ (写真が無い〜泣)









♪ おおかみこどもの雨と雪 ♪(これはSF!間違いない)

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SF初心者には「ホーカシリーズ」をお勧めする


 さて、SFの中にも色々なSFがある。

私の好きなSFは、まぁ一言でいえば、長いSFなんだが、

SFのジャンルは問わない。

とにかく面白ければいいのである。



 しかし、SFはとっつきにくくて、分かりにくくて、

何が面白いのか分からないという人もいる。

確かに、SFの面白さは伝わりにくいし、万人向けではない。

設定や、ストーリーが読む人の想像力をかきたて、

物語の中で躍動するものだ。

だからSFを読まない、いや、読めない人は、

頭の固い頑固ジジイ、頑固ババアとしか思えないのだ。





 例えば、エヴァンゲリオンはSFなのだが、

SFとは思わずアニメを見ている人がほとんどである。

面白ければ、いいのである。



 しかし、アニメの初心者はエヴァンゲリオンを入り口とはせずに、

分かりやすいトトロから入ってくるのが自然だ。

分かりやすいものから、複雑怪奇、一体どうなってるんだ〜!

へと、行った方が、理解が早いというものだ。



 ということで、SF初心者には、

戦争SFダイナミックアドベンチャーシリーズ(しかも長い)

「彷徨える艦隊」を読むのは早すぎると思うので、



 「ホーカシリーズ・地球人のお荷物(ハヤカワ文庫)」をお勧めする。

以前SFを読みだした頃、はまって読んだシリーズだ。



 「ホーカ・シリーズ」とは、

「ポール・アンダースン」と「ゴードン・R・ディクスン」による

ユーモアSF小説シリーズ作品のことである。



 簡単に説明すると、

惑星トーカに住む知的生命体種族ホーカは、英語を話し、

その優れた知性をもって、魅力的な物語や史実があった場合、

それを完全に再現して、その役割を演じ続ける。

その再現の度合いは徹底しており、

西部劇からシャーロック・ホームズまで再現し、しかも

もっと面白いものを見つけると、それまで演じてきた役割よりも、

新しい物語での役割に演じかえることもある。

そして、彼らの姿は、身長は1メートルほどの

巨大なテディ・ベアのような外見をしている。



 これは、SF初心者にオススメである。

まず読みやすい。

設定が笑える。

短編もある。

文庫だから安い。

たまにブックオフにもある。(笑)





「彷徨える艦隊」をお勧めしたいのは山々なのだが・・・



ということで、続きは明日書く予定です。







♪ 地球人のお荷物 ♪



SFは日本文化の根幹にある!


 SF、サイエンス・フィクション、空想科学小説、等々、

様々な呼び方があるが、今では、SFという呼称が一般的である。

日本でも、古事記や竹取物語も、SF小説と言えるかもしれない。

かぐや姫が、月に帰るのだから、SF以外何物でもない。





 病んだSFを書く作家で、フィリップ・K・ディックがいる。



 「ブレードランナー」の原作は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

原題は「Do Androids Dream of Electric Sheep? 」

奇妙なタイトルだが、直訳したものが日本語のタイトルになった。

「トータル・リコール」の原作は「追憶売ります」

「マイノリティ・リポート」の原作は「少数報告」

と、数多くの作品が映画化されている。



 数冊しか読んでいないが、正直に言うと、よくわからない。

読み返してもよくわからない。

結末がよく分からないのだから仕方ない。





 ロボット工学三原則を作りだしたアイザック・アシモフ。



 心臓バイパス手術の際に使用された輸血血液が、

HIVに汚染されていた為にそれが原因で亡くなった。

顔は、大阪人のキダ・タローに似ている。



 代表的シリーズであるファウンデーションシリーズは、

巨大な銀河帝国の崩壊と再生の物語になる。

彼の亡くなった後も、

グレゴリー・ベンフォード、デイヴィッド・ブリン、グレッグ・ベア

の3人が続編として『新・銀河帝国興亡史』を出している。

とにかく時間軸が長いし、本も分厚いしで、

途中から何が何だか分からなくなるくらい、長い。

時間が有り余っている人向けで、メモを取りながら

読み進めることをお勧めする。

なお、全作読もうとすると、とんでもない目に遭うと思うので、

選んで読んだ方が良い。

すごい量があるので、びっくりしてしまう。



 アシモフの本も映画化されており、

「ミクロの決死圏」、「アイ,ロボット」、「アンドリューNDR114」

等がある。

映画自体は、原作とは別物だと思って見た方がよい。

全然原作の方が面白い。



 ウィリアム・ギブスンやブルース・スターリングに代表される

サイバーパンクのブームがあった。

リアリズムの概念が初めて導入されたハードSFでは、

アーサー・C・クラークや、青春SF物等多岐にわたり書いた

ロバート・A・ハインライン等々。



全ては書ききれないくらい、SFは面白い。



 日本では、小松左京や筒井康隆、平井和正、

山田正紀、かんべむさし、野阿梓、神林長平、大原まり子、

火浦功、草上仁、新井素子・・・・

冲方丁、小川一水、伊藤計劃・・・・



 菊地秀行、夢枕獏、高千穂遙等が、ライトノベルへの道を開き、

ライトノベルが、今あるアニメの原作として脚光を浴びるようになるが、

アニメもまたSF作品を数多く生み出しており、

手塚治虫を筆頭に、例えば作品群としては、

機動戦士ガンダム、うる星やつら、風の谷のナウシカ、

電脳コイル、時をかける少女、サマーウォーズ、

魔法少女まどか☆マギカ、等々、数え上げればきりがない。



 SFだと思っていなくても、SFの世界は日本の文化の中に

あちこちに点在しており、目をそむけてはいられないのだ。





 ちなみに今日書きたかったのは、

「彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート」

ジャック・キャンベル著

2012年1月末に刊行されたのだが、

これが面白くて、紹介したかったのだが、

前置きが長くなりすぎて書けなくなってしまった。

戦争SFシリーズなのだが、面白いので、

是非読んでもらいたいシリーズである。



 しかしながら、待てど暮らせど続編が出ずに、

新作として

「月面の聖戦 1 下士官の使命」

が5月に刊行された。



 私は早く「彷徨える艦隊 8」が読みたいのだ。

もう半年も待っているのだ。

ハヤカワさん、早く出してください。

お願いします。



ということで、続きは明日書く予定です。







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「究極のドグマ」と「三匹のおっさん」


 最近あまり本屋に行かなくなったが、

部屋の隅っこには、まだ読んでいない本が積んである。

少しずつではあるが、減ってきている気がする。

しかし、10ページ程読んで面白くない物は後回しにするので、

同じ本が同じ場所にずっとある状態になっている。



 ミステリーもあるが、やはりSFが多い。

SFは、最初の10ページではまったくわからないので、

ある程度の時間を取って読まないといけないので、

どうしても後回しになってしまう、というよりも

読んで疲れない小説を優先させてしまう。



ミステリーもそうだが、分厚い小説が好きなので、

短編集は、連作は除いてあまり読まない。



 6月9日に書いたブログで紹介したのは3冊。

「究極のドグマ」機本伸司

「三匹のおっさん」有川浩

「もやしもん11」石川雅之



 「究極のドグマ」は、これも連作物で、

「神様のパズル」、「パズルの軌跡」に続く3作目。

天才少女穂瑞沙羅華と元同級生綿貫基一の二人が主人公なのだが、

第一作目では、宇宙を作ることはできるのか、を主題とした

文章の読みやすさとは裏腹に、結構ハードな内容になっている。

第二作目では、自分とは何か、生きる意味とは何か、

という主題で、「今までの自分を滅して、生まれ変わろう」

さて、それはどういうことなのか。

そして、第三作目の本作では、命とは何かが主題。

遺伝子操作、クローン、生物兵器と話は多岐にわたるが、

読みやすい文章と、二人のドタバタが微笑ましい。



 「三匹のおっさん」は、六話からなる連作集。

連作とは思っていなかったが、

連作の方が、主人公3人の性格を際立たせるのに

向いているのだろう。



 文庫の帯には、本好きで有名だった、故児玉清が

推薦文を書いている。



剣道の達人・キヨ

柔道の達人・シゲ

頭脳派・ノリ

この幼馴染3人組のおっさんが、自警団を結成し、

その活躍が、それぞれの家族である娘や、孫に

色々な影響を与えていく、というストーリー。



 文章を削って余分な物を取り除き、

なおかつ、読みやすくした文章だなと、感じる文章。



 勧善懲悪が好きな日本人好みの本である。

あとがきに、時代劇を現代でやったらどうなるのか、

と書いてあったが、まさしく読んでいて時代劇みたいだ、

と思ったので、作者の思惑通りにはまったということだろう。



 昔の年寄りはとても怖かった。

見ず知らずの子でも、悪いことをしていれば

誰かれ構わず叩いて、叱りまくっていたと思う。

目つきも怖かったし、両切りのピースを吸っていた。



 時代がそれを許さなくなってしまったのか、

叱る大人はいなくなり、

子供は年寄りを怖がらなくなった。







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数多く映画化されたグリム童話の恐るべき世界


 ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」が

ヒットしたからだろうか。

映画館には最近ご無沙汰で、レンタルショップが

私の映画館となっているが、「童話」をモチーフにした

映画が最近多いような気がしているのは、

私だけだろうか。



「赤ずきん」や「塔の上のラプンツェル」も映画化されていたが、

今度は白雪姫が続けて映画化された。

童話は、皆が知っているので、リスクがすくないのだろう。



グリム童話の白雪姫が「スノーホワイト」として、映画化。

魔女の女王役は、シャーリーズ セロン。

白雪姫役は、クリスティン、スチュワート。(知らないけど)



同じく白雪姫が「Mirror Mirror」として、またもや映画化。

女王役は、ジュリア・ロバーツ。

白雪姫役は、リリー・コリンズ。

リリー・コリンズは、元ジェネシスのドラマー兼ボーカルの

フィル・コリンズの娘とのこと。

なかなか、眉毛がりりしい娘さんである。



グリム童話は、残酷な話が多い事で有名なので、

映画化する際に、話を膨らめやすいからなのかもしれない。







 例えば「赤ずきん」は、狼におばあちゃんが食べらてしまい、

おばあちゃんに化けた狼は赤ずきんも食べてしまう。

人を信用すると、食べられてしまうよ、という話。







 「ラプンツェル」は、ある夫婦が待望の赤ちゃんを妊娠するが、

魔女との約束により、生まれた女の子「ラプンツェル」は、

魔女により連れ去られ、塔の中に閉じこめられる。



塔の中に閉じこめられたラプンツェルは、みごとな金髪を持ち、

その長い髪を梯子代わりに使って塔からの出入りに使っていたが、

ある日、森の中を歩いていた王子を発見するや、

夜ごと王子を部屋に招き入れ、結果として妊娠。

激怒した魔女はラプンツェルの髪を切り落とし、追放し、

さらにラプンツェルを訪ねてきた王子は、

ラプンツェルがいないことで絶望し、塔から飛び降り、失明してしまう。



7年後、フラフラ森の中をさまよっていた王子は、

男女の双子と暮らしているラプンツェルとめぐり会い、

うれし泣きするラプンツェルの涙が王子の目に落ち、視力を回復。

国に戻って幸せに暮らしましたとさ。







 「白雪姫」は、実母である王妃が魔法の鏡に、

「世界で一番美しい女性は」と訊ねると、白雪姫だと答えたため、

白雪姫を殺して、心臓を取ってこいと猟師に命じたが、

不憫に思い、代わりにイノシシの心臓を王妃に渡すと、

王妃は塩ゆでにして、食べてしまう。



しかし後に、白雪姫が生きている事を知ると、

王妃は物売りに化け、売りつけた腰ひもで首を絞めるも、

7人の小人が助けてしまう。

次は毒付きのくしを、白雪姫の頭に突き刺すが、

再び、7人の小人が助けてしまう。

王妃は再度リンゴ売りに化けて、毒リンゴを白雪姫に食べさせる。



7人の小人は、白雪姫は死んだ原因が分からず、

白雪姫をガラスの棺に入れ、悲しみに暮れていたが、

そこに死体愛好家の王子が通りかかり、

死体でもいいからと白雪姫をもらい受ける。

運んで帰る途中、家来が木につまずき、棺が揺れた拍子に、

喉に詰まっていたリンゴのかけらを吐き出し、

白雪姫は息を吹き返してしまう。



そして、死体愛好家である王子と結婚するのだが、

王子の性癖は治らず、

その結婚披露宴で、白雪姫の実母である王妃は、

真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされることとなる。

コレクションにするつもりなのかもしれない。







他にもたくさんあるが、「ヘンゼルとグレーテル」なんかも

子供捨てによる口減らしの怖い話である。





グリム童話恐るべし、である。

ウィキペディア参照












★英文多読DS★世界の名作童話
●不思議の国のアリス、星の王子様、グリム童話・・・

 やさしい英文で楽しく読んで英語力を強化する。
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本当は恐ろしいグリム童話
本書は、実母を処刑した白雪姫、魔法の力を借りなかったシンデレラ、2つの禁断の鍵を開けてしまった青髭の妃など、偽りのおとぎ話の原型を解き明かす。
1,575円

カーネギーの「人を動かす」がとんでもなく自己中な件


 デール・カーネギーが著した本で「人を動かす」がある。

どうすれば、自分が成功するために周囲の人間を、

動かすことができるか、という、

とんでもなく自己中な本であるが、

どういう訳か、世の管理職の人たちにとって、

抗いようがない程、売れている、読まれている本である。

確かに、自分の為に人が動いてくれるのであれば、

読んでみたくなる本だという事は、想像に難くない。



 しかし、動かされる方としては、たまったものではない。

しかもそれが、見え見えの場合だと、

何をかいわんや、である。



 本の内容は、どうすれば気持ちよく相手が動いてくれるかが、

事細かに書いてあるが、それはまるで、

女性を口説く事と、ほぼ同じであることに驚いてしまう。



褒める、与える、笑顔、よく聞く、関心を寄せる、等々。

私は口説かれているのか?



答えはYESだ。



 問題は、そうされると自らが能動的に

動きたくなってしまう気持にさせられることにある。

しかも、気が付かない間に、相手の事が好きになっているので、

動きたくて仕方がない。

最後には、動かさせてください、とお願いまでしてしまうのである。



 だから、「人を動かす」という本は、

人の上に立ちたい、と思うがなかなか出来ない、

中間管理職の人たちに、まるでバイブルであるかのごとく、

信奉されているのである。



 かくいう私も研修の時に買わされ、読んでみたのだが、

ほとんど覚えていない。

しかし、結論だけは覚えている。



人を動かす秘訣は一つしかなく、

つまり相手に動きたくなる気持を起こさせることであると。



 この本を読んでいなくとも、実践している人は、

少なからずいると思う。

昔からよく、「英雄、色を好む」と言われるが、

英雄になるくらいだから、人心掌握など、当たり前で、

しかも、それは女性にまで同じことをしているので、

女性の心が動かないはずもなく、

先ほども言ったように、

最後には、動かさせてください、と、

女性の方から、お願いまでされてしまうのである。



だからであろうか、新宿のホストの人たちは、

デール・カーネギーの「人を動かす」を読んでいるのである。



 女性にもてたいと思う人、男性にもてたいと思う人、

デール・カーネギーの「人を動かす」は、

貴方のバイブルになるであろうと、確信している。





 ちなみに、私は褒められると伸びるタイプなので、

褒められると、ホイホイ動いてしまう。

「人を動かす」を読んでも、

「人から動かされる」になってしまっている。









「人を動かす」

社会人として身につけるべき人間関係の原則を具体的に明示して、

あらゆる自己啓発本の原点となった不朽の名著。








人を動かす
1,575円


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