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好きな歌だけを集めたカセットテープ


 昨日、アメリカ最大の音楽授賞式「第55回グラミー賞」があった。

主要4部門の結果は以下のとおり。

年間最優秀レコードには、オーストラリアの

シンガー・ソングライター:ゴティエさんの

「Somebody That I Used To Know」



最優秀新人賞と最優秀楽曲賞の2部門には、

アメリカの「ファン.」(このドットの意味は不明)が取り、

楽曲は、「伝説のヤングマン 〜ウィー・アー・ヤング〜」

(feat.ジャネール・モネイ)



最優秀アルバム賞は

英国のバンド「マムフォード&サンズ」の「バベル」



曲は聴いた事がある。

しかし、まったく誰なのか知らないのだが、

この人たちは誰だ?



 子供の頃、どうして両親は歌を聞かないのだろうと思っていたが、

なるほど、時間の使い方が違うのだ。

音楽に対して使う時間が、圧倒的に少なくなってきている。

決して音楽が嫌いな訳ではない。

ただ、今のように音楽を使い捨てのようにしていなかった。

音楽に対して真剣に時間を使っていたのではないかと思う。



 昔の音楽は高かった。

今のようにダウンロードすれば、好きな音楽が

すぐに手元に残るようにはなっていなかったので、

本当に好きな曲を、好きな歌手を考えに考えて、

レコードを買ったものだ。



 だから友達が大事だった(笑)

友達の持っているレコードをそれぞれ貸し借りしながら、

音楽の幅を広げていった。



 テレビの前でラジカセを持って、家族の会話を禁止して、

誰もが経験した事があると思うが、

お金が無いので、テレビの曲を録音していた。



 ラジオからも録音した。

好きな深夜番組を聞きながら、途中からでも何でも、

気になった曲は、あたり構わず録音した。

オールナイトニッポンやパックインミュージック。

今もそうだが、深夜番組にこそ文化は育まれる。



 そして、好きな曲だけを集めたカセットテープを

何本も作った。

ノーマルテープではなく、メタルだ。

ノーマルとメタルとどう違うのかわからないが、

とにかくメタルの方が音が良いと言い張った。

このカセットテープは、何物にも代えられない宝物だった。



 そこには、両親も知らない、友達も知らない、

自分だけの音楽があり、想い出があり、

胸の奥が疼いてくる痛みがある。



 後にウォークマンだとか出てきて、

音楽を外に持ち出す事が出来るようになって、

音楽に対する私たちの考え方が大きく変わったように思う。

音楽が、宝物から消費するものへとかわったように思える。

大量生産が始まり、想い出となる曲がなくなり、

垂れ流しの音楽へと変貌していった。



レコードを買う、

テレビで聞く、

ラジオで聞く、

友人から教えてもらう、等々、

音楽を知る事、聴く事は、エネルギーのいることで、

安く音楽を手にする事は難しかった。

だから手に入れた音楽は大事にして聴いていたものだ。

そして、様々な音楽ジャンルがある中で、

その中で選んだ1曲は、自分だけの1曲なのだ。

お金のかかることで、制約のある中で選び抜いた1曲なのだ。



 これは私だけが思った事なのかもしれないが、

大事にしていた音楽が、聞き流されるようになっていった。

だから心に残らなくなってしまった。

だから昔聴いた音楽しか聴かなくなってしまうのだろう。



しかし、矛盾しているかもしれないが、こうも思う。

今の若い人たちは、好きな音楽を好きな時に聞けて、

しかも安い金額で手に入れる事が出来て、本当に幸せだと。








まったくの別バージョンです。






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プロフィール

ちぃ
アウトレットモール BRANDELI(ブランデリ) レギュラーサイズから大きなサイズまでSAKAZEN ONLINE SHOP 味の明太子ふくや
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