2012年06月10日
都合が悪くなると何でも禁止、自己責任はどこにいった
以前から自己責任という言葉はあったが、
最近はあまり聞かれなくなったような気がする。
投資の話になると、全ての人が自己責任という言葉を発するが、
ギャンブルも含めて、お金の話は全てそのようだ。
しかし、年金等はその中に含まれない。
能動的に動いたかどうかで決まるようだ。
勝手に投資をして、損をしたんだから、仕方ない。
騙されたのは、本人の知識不足、勉強不足。
競輪、競馬、競艇、ポート、パチンコ等々。
カジノに行って損、そんなのはどうでもいい。
例えばギャンブル。
公営ギャンブルは、25%の寺銭(儲け=手数料)を取って、
国公認で運営している。
1回のレースで1,000円使うと、250円は既に取られている計算。
パチンコ屋さんの中には、銀行のATMを設置している所もある。
本当に自己責任で、片づけていいのだろうか。
なんだか儲けさせようとしている人はいないような気がする。
パチンコ屋の中にATMって、銀行からカード会社まで、
すべて、お金をむしり取ろうとしているんじゃないか?
パチンコ屋がすべて悪いわけではない。
ただ、それに乗っかっているところが品が無いというか・・・
しかし、まあいい。
自己責任は、文字通り自分でしたことは、自分で責任を取るということだ。
ところが、自己責任が通じないものもある。
例えば喫煙はどうだ?
煙草を吸って、身体を悪くしても自己責任だろう?
いえいえ、タバコの先からでる副流煙を吸うことで、
非喫煙者に、健康被害が生じるといわれている。
だから自分だけが責任を取れる話ではない、ということか。
煙草を吸う人間は、狭い場所に追い立てられ、
嫌煙権なる言葉も生まれた。
しかし国は税収が欲しいので、販売禁止にはしない。
煙草で殺人事件は、聞いたことはないが、
飲酒時での殺人事件は、たまに聞く。
路上で寝ていたり、または喧嘩をしたり、または吐いたり、
お酒にまつわる事件はよくある。
嫌酒権なる言葉は聞いたことが無いが、
町中で、フラフラしながら歩くお酒を飲んだいい大人のなんと多いことか。
すれ違う人にぶつかっても謝りもせず、
店の前で立ち止まり、大声で話をするいい大人たち。
私はお酒も飲むし、煙草も吸うが、
見ていて嫌いなのは酒飲みの方だ。
福岡では、福岡市の高島宗一郎市長が、
全市職員に外出先での1カ月禁酒を要請する「禁酒令」を出した。
市職員の飲酒による不祥事が続いたからだ。
たかだか1ヶ月間の禁酒だ。
何ほどの事がある。
しかし、市長自らが禁酒を言い渡さなければならないとは、
相当根が深い問題ではあるが、
福岡県民としては、恥ずかしい話だ。
煙草を吸って、身体を悪くしても自己責任だろう?
お酒を飲んで、事件を起こしても自己責任だろう?
では、レバ刺しが禁止になるのはどうしてなんだろう。
食べる食べないは、自己責任ではないのか。
都合が悪くなると、何でも禁止にして、
国はちゃんと対応していますよ、だからもう国の責任ではないですよ。
ということなんだろう。
公園からブランコが、危ないから、という理由で撤去されたように、
自己責任を通り越して、すべて禁止にしてしまうのではないだろうか。
ちなみに、AKB48では、
異性とも同性とも恋愛禁止で、誓約書があるとのことだ。
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