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2014年04月01日
エセ懐疑論者の語る「呪い」の話(その2)
 前回の続きで、ある知人の話を書こうと思います。

 内容的には先日貼った参考のお話に比べればかなりトーンダウンしますが、実際に起きた話として紹介します。で、これも昨日の繰り返しですが、フェイク(創作)を一部入れていますが、ベースとなる話は変えていませんし、私をリアルに知っている人には(ご希望であれば)会ったタイミングでフェイク抜きの話をします(笑)。

 それでは。

【プロローグ】start
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 小さなきっかけではありましたが、知人(以降、A)が知り合い(同、B)に対して疑念を抱くようになり、やがてそれが確信となりました。側近で口裏を合わせていればAを騙しとおせると踏んでいたBでしたが、その点はAの方が上手だったようで、Bの裏切りには早い段階で気づきました。

 親友どころか義兄弟とすら思っていたBの人間性を見たAは、Bを中心とするコミュニティ(の様なもの)の世話役の様な位置にいたため、他のメンバーの事を考え気づかぬふりをして役に徹していましたが、Bはバレてないと思いさらにAの気持ちを踏みにじっていたため、Aは覚悟を決めました。平気で仲間を裏切るBを見限ると、そのコミュニティを抜け、メンバーらと絶縁しました。

 のこったメンバーは世話役Aの離脱に戸惑いましたが、その原因はAが不義理をしたためとBは吹聴したため、Aは一方的に悪者にされてしまいました。事実無根の濡れ衣を着せられたAは懇意にしていた人間い裏切られ、居場所としてのコミュを失い、さらに大事なものまで奪われた結果、完全にノイローゼ状態に陥りました。
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【プロローグ】end

 以上、いつも以上に下手くそな文章ですが、ユアン・マクレガー演じるゴーストの気分でお読みください(笑)。

 体重を10キロ近く落としてしまい、10秒ごとに「死にたい」と思うようになったA。完全に頭がおかしくなり、とうとう自ら命を…と思い詰めるようになり、身辺整理をはじめ、自分の死に場所も決めるような状態に。世話になった人や古い友人と最後のつもりで会いに行き、昔話をするうちに自分の葬儀の風景を思い浮かべ、目の前の人たちが参列する姿を想像しました。

 自分の死を悲しむ友人らに親族、そして両親や兄弟。そして…高笑いするBとその仲間!

 このまま自分が死ぬと濡れ衣を着せられたまま、Bに嘘を吹き込まれた連中からはバカにされながら消えていくことになる。それまでの考えは180度方向が変わり、10秒ごとの「死にたい」が「ヤツが死ねばいい!」との呪いの言葉に変わり、そしてついにはBが死ぬことよりも苦しみ続くことを渇望するように。結局はあらゆる厄災を空想し、自身の気持ちを紛らわせていました。


 そんな日々が続いた数年後、風の便りでBのまわりである不幸な出来事が起きました。それはBに直接降りかかったものではなく、彼の子供に起きた出来事で、BとBの親族が大きな代償を支払う事により命を取り留めると言うものでした。

 それを知ったAは唖然としました。自分が空想した不幸の中でもかなりエグイものの一つに酷似していたからです。ただ、これですぐに「呪いの成就」とは言えないし、単にあらゆるパターンを想定した中の一つが一致しただけ。もちろん、これでAの溜飲が下がるわけでもなく、そもそも自分の怨念とこの出来事は全く無関係。呪いの言葉は止まることはありませんでした。

(つづく)

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