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2014年02月24日
テレビで「臨場」を見たんですが…
 この覚書では基本、映画館で見た映画の感想以外は書かないんですが、今日、テレビで見た「臨場」があまりにも酷かったので少しだけ。それから今回は地上波で放送されたんで【感想:Start】〜【感想:End】はナシで行きます。当然、普通に読んでてネタバレがありますんでご注意を。

 この映画は劇場に見に行こうか悩んだ末、スルーした作品です。が、結果として「インシテミル」「プリンセス・トヨトミ」と同じくお金を払って見なくてよかったと胸をなでおろすばかり。途中からはお約束を無理やり詰め込んだコントを見ている様に感じました。

 ここから突っ込んだらそもそもの映画のコンセプトの否定になりますが、主人公が「型通り」「型にハマった」典型的な「型破りキャラ」で演技も…。冒頭、亡くなった女性の遺族が遺体と対面するシーンも死者に対する敬意がある人間とは思えない態度だったし、いろいろとつじつまの合わないキャラクター。

 序盤から中盤の組織同士の対立や朗々と論理を展開する際のセリフまわし、その際の立ち位置なども昭和から変わってないんじゃないか?って思うような演出。指紋採取のためにうなぎ屋に乗り込むシーンも笑ってしまいました。(店の迷惑も考えろよ!)墓参りでの加害者と遺族が接触できるセキュリティの甘さ。

 主人公が入院&抜け出す、その後、タクシーを使わずに現場に走っていき倒れ込む。クライマックス近くの教会での演説が長すぎる。詐病で無罪を勝ち取った加害者を殺そうとする人物の動機も説得力がないし、息子を失った警官や先の加害者を殺そうとした人物など、その後の扱いが面倒な人間は死んで終わり。そのくせ、加害者が主人公を刺そうとした時は、その直前の殺害に比べてあっさりしすぎ。

 どれもこれもご都合主義と中二病の様な演出にストーリー展開。最後の最後にちょろっと感動っぽいシーンを入れてお茶を濁す。結局、遺族の苦悩を描きたかったのか、精神鑑定で無罪になるヤツはロクなやつがいないと言う陳腐な理不尽ストーリーを描きたかったのか訳が分からない。何か邦画のいけない所を凝縮した見事な作品と言えるでしょう。正直なところ、時間がもったいなかったなぁ。


 最後に。来週の土曜日、年に数度の映画の日が週末に重なるんで映画を2本ほど見ようと思っていましたが、急きょホークスのオープン戦を見に行くことになりました。

 実は姉夫婦の家がオープン戦のチケットを手に入れたものの、夫婦そろって土曜は用事が入っている。そんな中、他は興味がなさそうだが姪っ子シスターズ(末)が見に行きたいと騒いでいるんで、私が連れていくことになりました。まぁ、そのいきさつも含めて、詳細は来週の土曜に。


PS)そう言えば先日、コメントの書き込みが可能になってました。こっちの設定は何も変更してなかったんですが…ねぇ(笑)



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