先日、福岡の深夜のローカル番組「ドォーモ」で薬物汚染について特集が組まれていました。

　その中で北九州にある薬物の更生施設に勤める男性職員の言ったセリフに重みがありました。彼自身、薬物依存の経験を持ち、自殺未遂までした過去を持つ人物でしたが、薬を断って10年程になりながらも「まだ薬を止めたわけではない」と言いきっていました。

　絶対にダメだとも、体に悪いことも十分理解していながら、フッと臭いをかいだタイミングで、手の届く範囲に薬が置かれたタイミングで、また薬に手を出すかもしれないと。つまりは薬を止める事は不可能、止めたと思っても実は（単に）使わない時間が続いているだけと言うものでした。


　過去の覚書でも何度も書きましたが、薬物なんかについては完全なダブルスタンダードの戒めをしています。

　薬物未経験者には「クスリは一度でもやったら人生終わり」だから「絶対に手を出すな！」ですが、薬をやっている人間には「今ならまだ更生できる！」って言い出す。もちろん、矛盾する２つの話ですからどちらかは確実に間違いでありますが、どちらが間違いかはここでは問わないどころか、ここまで分かっていながら「どちらも正解」と言うしかない気もします。

　が、こと影響力の大きい芸能人は…。

　そう言えば加勢大周も大麻栽培で芸能界を引退したけど、もう過去に大麻所持などで逮捕されたことも忘れられた芸能人に知らずにコメントを求める芸能レポーターもいたりして。ちなみに某サイトで調べてみたら１９７７年に９人の芸能人が大麻や覚せい剤で捕まってる。

　もう30年以上前の話なんで…で許してるんだから酒井法子もいずれ復帰でしょうねぇ。

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