先日の反原発デモの話題。そこでの教授の一言ですが…

坂本龍一が反原発運動で「たかが電気」発言　ネットで「電気で儲けた人が言うか」と疑問の声
http://www.j-cast.com/2012/07/17139629.html?p=all

　まずは電気自動車のＣＭは降りろ。コンサートは昼間の野外でシンセサイザーも使わず、アコースティックギターとかピアノをマイクを使わずにやれ。とにかく、反原発がいつの間にか反電気って…電気、ガス、水道、車や飛行機などなど、50年前、100年前には無かったものを事情が変わったからと言って今までの恩恵を無視して「いらねぇ〜」「あの頃に戻ろう！」って、かなり釈然としない。

　ましてや現代社会では電気のおかげで繋がっている命も多く、「命を蔑ろにする経済」とか言いるが経済を蔑ろにして失われる命もかなりあるが…

　って、最近の風潮って何かおかしくなってない？


　震災直後、多くの人が脱原発は最終目標であるが、当面は共存して徐々に減らしていこう…って意見が大半だったのに、今は中間意見を認めない感じになってる。

　今回の教授の発言がその最たる例。原発再稼動やむなしって相手に「それじゃ、原発の隣に引っ越せ！」って言い出したり、原発全廃！って相手に「今後、一切電気を使うな！」って極論同士のやりあい、危険じゃないか？（冒頭の教授の発言は電気不要論にも思えるんで、この論調に合わせた言い回しをあえてしましたが）


　以前には瀬戸内寂聴さんが「今の世の中、戦時中より悪い」とか言ってたし、自分の意見を推し進めるため、そして批判対象が如何に悪いことであるかを強調するためにトンチンカンな事を言い出す。よく政敵などをヒトラーに例えたりするのに似てる。


　今、原発に関する文章はとにかく避けていましたが、この発言はちょっと酷かったので取り上げました。まぁ、電気もいない経済も関係ないって言えるほどリッチな人間がうらやましいのは確かです（笑）。

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