今日、会社の上司にあたる営業の人間がやってきました。と言うのも、今、私がお世話になっている会社に私の会社から一人、プロジェクトに参加することになり、そのあいさつもかねてと言うこと。その一人と言うのが女性で、私と一緒に仕事をするわけではないのですが、いちおうは同じ会社と言うことで顔合わせ＆飲み会がありました。

　その際、営業の人間の話でしたが、被災地から避難して来た人が面接にやって来たそうですが、予め私服で良いかとの連絡があったそうです。幸い地震も津波もまぬがれたものの、例の２０キロ圏内に入り、スーツなどの家財道具は持ち出せなかったためだとか。


　以前にも書いた覚えがありますが、日本語で何気なく使っている言葉も、その語源と言うか、その言葉そのものの状況になって、初めて重みを感じるもの。つまり、「着の身着のまま」という言葉の使い方を間違い、気軽に出かける様に使っているのを見かけますが、本当の意味はこの様な状態の事です。

　今、私が災害などで着の身着のままで放り出されたら？逆境でこそ燃える可能性が無いとは言いませんが、ほぼ確実に心が折れて立ち上がれないでしょう。そんな事を考えると、昨日と変わらずに今日を迎えられ、明日も衣食住が確保できる状況には感謝すべきこと。

　福岡で懇意にしてもらっている御院家の説教で「生は偶然、死は必定」との言葉がありました。突然の不幸など、死は偶然と思いがちですが、必ず訪れる死こそ必定であり、生きていられる日々は偶然とまでは言わずとも、感謝するべきだと。しかし、当たり前すぎてそんな事も忘れるのが人間であり、私自身も痛感する愚かさでもあります。

　まぁ、いつにないトーンの覚書になってしまいました…（汗）。


　最後に。そんな訳で今日の昼食は300円、晩飯は会社の経費で落ちる飲み会だったのでプライスレス（笑）。800円の追加で募金予定額は6,700円に。

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