先日、管総理の続投が決定直後に行なった為替介入で急激な回復をした（とは言っても焼け石に水）円ですが、これに対しアメリカなどは不快感を示したようですが、アメリカに機嫌を直してもらうために円高を容認するわけには行かないでしょう。

　ただ、輸出で成り立つ日本において円高は致命的とは言いますが、そもそもは通貨が高い（強い）とは国力が強いと言うことでもあります。まぁ、厳密に言えば国力があるからこそ通過として信用を得、通貨価値が高くなると言うことですから本末転倒なのが今の状態。ゆえに苦しい状態なのですが、ここに来てアホな行動に出ようとする国があります。

中国の対日措置　「円高への誘導」「資源の輸出制限」などの案
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0920&f=politics_0920_008.shtml

　先日の尖閣諸島問題で何をトチ狂ったのか、実体のない円高状態なのに「円の買い進めによる円高」を誘発しようとか。

　これ、簡単に解説すると日本の経済的な実力から言って今の円高は「過大評価」されているわけで、これを更に買い進むと言うことは、経済的発展をして本来ならもっと高く評価されるべき中国の通貨「元」が日本に流れ込むことになります。

　アメリカの景気が回復し、ドルが高くなり始めたら円は一気に下落するでしょう。となると、報復処置のつもりが日本を助けることになりかねない。もちろん、アメリカの景気回復などが条件ではありますが。

　さて、「実体のないまま高くなった円」をもっている我々日本人。国内にいる限り恩恵を受ける事無く、「円高不況」の煽りを食うばかりか？それならば円が過大評価されているうちに金などに投資しておくのが得策でしょう。

　買い時が早すぎ、円高が進めば今買った金は「割高」で損するばかりですが、1ドル80円のラインを切るようなことが起これば金を購入するか。


　あっ！よくよく考えると中国の事だから、円安元高になったりしたら「我々が円を購入した時のレートで買い戻せ！」とか言い出しそう。いや、マジで経済のルールを無視したことを言い出しそうな国だから･･･。

{a8.net http://books.livedoor.com/item/3387682}{a8.net http://books.livedoor.com/item/1874399}

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