以前に覚書で書いたかと思いますが、自国民に非があってもその国民を守るために理不尽でも圧力をかけるのは国のあり方として正義なんじゃないか？と言う様な事を書いたと思います。もちろん、気分的にも倫理的にも納得行かないところはありますが、国際社会ってのはそんなもんかもしれません。

　沖縄で交通事故を起こしても基地に逃げ込み、その後は自国に逃走の手引きをするアメリカ。同じく人を殺したりひき逃げをしても逮捕前に自国に逃げ込めば日本からの引渡しを断固拒否するブラジル。日本の捕鯨船にテロを仕掛けながら、その経済海賊どもを寄航を認めたうえに支持するオーストラリア。そして領海侵犯と同時に公務執行妨害を行なった犯罪者を無条件で解放を求める中国。

　それに比べて日本は海外諸国の顔色をうかがって何もしない。「メルボルン事件」なんかで言えば、中国なら戦争になってもおかしくないレベル。他にも北朝鮮に拉致された日本人の奪還を訴えるものの、竹島周辺で日本人が拿捕され抑留されている件については何の反応も無い。どれもこれも他国との関係を配慮して･･･などと言う理由から、自国民が政府から見捨てられていると言っても過言ではありません。

　くり返しますが、倫理上、自国民であろうと犯罪者の犯した罪を考慮せずに保護しろ！とまでは言いませんが、それを言ってくる国はゴロゴロあるし、ましてや罪を犯したかどうか疑わしいものや、日本の主張する領海内で拿捕された自国民の奪還は（今回の中国の対応をお手本に）強行に行なうべきでしょう。


　そして今回の尖閣諸島での中国からの言い掛かりに対しては、現在はまずまずの毅然とした態度の様に思えます。個人的には馬淵国交相の表敬拒否や少々過激ですが石原都知事の発言も評価していますが･･･さっそく無条件にこれらを批判するマスコミもあるようです。曰く、こう言うときだからこそ対話が必要だとか。

　確かにそう言う面もありますが、今、馬淵国交相の手法を国内のマスコミが率先して批判するのはどうかと思う。下賎な連中と同レベルで争うのもどうかと思うが、中国ではメディアがすぐにでも軍事力の行使をすべきと言う論調もあるくらいなのに、政府の方針を日本国内のマスコミも批判している！とか言われそうですし。

　そして何より･･･仙谷官房長官が「こういう時だからこそ･･･」と馬淵国交相批判。お前ら、足並みそろえろよ〜！

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