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2018年01月14日
手術終了
 この覚書で書きましたっけ?12日に3回目の手術をしてきました。

 で、もしかして「覚書最終回」とか言いう謎のエントリーを読んだ人もいるかもしれませんが、忘れてください。あれ、指定した日時が来たら更新されるのかと思ってました(笑)。

 さて、話を戻すと心臓のカテーテル手術。昨年の時点で3回目の実施が決定していし、金曜から土曜にかけての入院で行ってきました。まぁ、3回目なんで勝手はわかっていたのですが、またもや下半身の一部の毛を剃られました。最初、男性看護師の手が空かないんで自分でやってくれて話で安心したんですが…。

 結果、若いお兄さんに毛を剃られるという屈辱。女性看護師が血圧測定したりで手間取って「私が居ちゃ意味ないですよねぇ」って恐縮しながら手早く作業していましたが、いっそのことお姉さんに剃っていただきたい。が、その思いとは別に電動シェーバーで微妙な振動を与えられながらの剃毛はかなり危険だった。

 で、手術の順番待ちの間にテレビ見たりしてたんですが、いざ出発となると車いす移動。その際、付き添い看護師から「先ほど毛を剃らせていただいた者です」と不要な自己紹介。いや、すぐに忘れたい話ですから。で、薄い手術着で暖房があまり効いていない一階の手術室前の廊下で待たされた時はどうしようかと思いました。

 手術はとにかく我慢する事。痛みに痺れ、そしてカテーテルが体を通る感覚が分かるというのもキツイのですが、一番きついのが造影剤の注入の瞬間。体が熱くなる感覚があるのですが、これがホントにきつく、声を上げてしまう。体感温度はそれほど高くはないのですが、体表ではなく体の奥だけがカッと熱くなるんで逃げ場がないような熱さには軽くパニックになります(笑)。

 そんでもって手術は当初予定されていた個所は改善していたため、それ以外に動脈硬化が進んでいた個所の処置に切り替えるなどで予定よりも時間がかかりましたが、とりあえずは無事に終わりました。


 まぁ、半分以上はプラセボ効果ではあると思いますが、心持ち「息がしやすくなった」ような気がします。

 これでとりあえず「すぐに死ぬ」状況からはひと段落ついた感じですねぇ。


 最後に。今年も伊豆本店の蔵開き情報が入りました。次回、詳しく書きますね。





2018年01月09日
謎の見積もり
 昨年末、リビングの照明が調子が悪くなり修理の見積もりを某所に依頼しました。

 その照明、スライドスイッチで明かりの調整ができるのですが、不定期な周期で点滅する状態だったので電球が切れているわけでもなく、なおかつ接触云々だったら火事などの危険もあるんで専門家に頼むことにしたのですが、同時に和室の壁に取り付けてあるスイッチの対応もお願いした。

 そもそもは和室の照明が壁のスイッチを押しても点かないことがあり、力を込めて(押し込むように)押すと照明が点くんでスイッチの問題では?と思った母が取り外したまでは良かったのですが、今度は取り付けが上手くいかなくなり、壁からコードでぶら下がった状態。

 で、これの取り付け自体は数百円の見積もり(ってか、既に直してもらっている)は納得いくが、頼んでない照明の取り換えで現品26,250円+交換工事料25,000円(←これには他の工事も含まれている様子)くらいの見積もりが出てた。

 さすがに照明の交換は頼んでないので釈然としない。まぁ、そもそも照明がうまく点かないんで修理を試みた母がスイッチを外してしまったのが最初なんで、照明も壊れてたんでしょう。その照明もグロースターターではなくインバータ式なんで、照明自体変える必要があるんでしょうが、Mr.MAXに行って蛍光灯ではなく丸形LEDに切り替えたら、照明自体を変えなくても対応できた。

 5千円ちょっとで完全に直ったんで2万円以上浮いた(笑)。


 さて、明日はこの見積もりから照明代の26,250円を外してもらうのと交換工事はダウンライトの交換手数料などだけでいくら下がるか。ちょっと納得いかない回答が返ってきたら別の所に見積もりを頼むかなぁ。(ってか、頼んだのは私なのに工事内容や見積もりの説明は親父にしかしてないってのも不信感につながってるし)




2018年01月07日
「キングスマン:ゴールデン・サークル」見てきました
 今年最初の映画は「キングスマン」待望の続編!前作に比べて今一つとの前評判だったが、なんのなんの。むちゃくちゃ面白かった。今年の最初にしてこの作品に出合うと、この一年はハードルが高くなるなぁ(笑)。

 本当に荒唐無稽で痛快なアクションと適度な裏切りのストーリー。それでいて定番の流れもあり、個人的にはあらゆる意味で「丁度良い」ポイントを少し上回っていたかな?まさかとは思われるでしょうが、泣けるシーンもありました。

 あっ、この映画は前作を見なくても楽しめると思いますが、是非とも前作を未見の方は見てからにしてください。(ストーリーの重要なシーンで前作を知ってる事が前提となる箇所があります)



 表向きはロンドンの高級テーラー、その本当の姿はスパイ組織の「キングスマン」。その若手のエース、エグジーが襲撃を受け、それをきっかけにキングスマンが壊滅の危機を迎える。襲撃した謎の組織「ゴールデン・サークル」に対抗すべく、アメリカに拠点を置くスパイ組織「ステイツマン」と協力することになる。

 そしてそこには…ネタバレになりますが既に予告編やポスターでも出てるんで良いでしょう。前作で殉職したと思われていたハリーが記憶を失った形でかくまわれていた。この危機にハリーは現場復帰ができるのか?

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 前作の感想では「そしてこの作品、続編が作られそうな感じを明確に残していますが、もしパート2が上映されたら見に行きます」ってしっかり書いてました(笑)。改めて前作の感想を読み返すと、今回の映画でもそのまま使えるフレーズばかり。それだけ「ぶれてない」作品って事でしょう。

 そして前作ではそれほどなかったのですが、今作では泣けるシーンが。裏方に徹しながらも現場に出たかったマーリンがエグジー、ハリーを救うべく命を張るシーンは胸が詰まりました。そしてマーリンが歌う「カントリーロード」はラストで収容された人々が家路につくシーンにもつながります。

 あと、ゲスト出演というか「お飾り」と思われたエルトン・ジョンがけっこう活躍しています。これ、ファンには…複雑なシーンかも。


 そして何よりこの映画ではアメリカに蔓延する薬物問題の深刻さを表しています。いわゆる「善良な市民」には薬物に手を出している人間も含まれている認識も一部にはあり、何より作中ではエルトン・ジョンも薬物に手を出している設定になってます。(それを容認したのかなぁ?)

 同時に薬物をやっている人間を躊躇なく切り捨てる考えも「崇高な善」と認めながらも、作中では肯定されていないが、私はこっちの考えだしなぁ。


 ハリーの記憶が戻るまでは頼もしいエグジー、しかし記憶が戻るとハリーに頼るような弱さが見え、それでいてハリーが本調子でないことがわかると再び顔つきが変わる。クライマックスには先代と当代の"ガラハッド"(キングスマンのエースエージェントに与えられるコードネーム)の共演は圧巻。

 見方次第で味わいが変わる、なかなか深みのある映画です。あっ、前作同様ギリギリでコメディ一歩手前ってところです(笑)。

【感想:End】

 年明け、次に見たい映画が「レッドスパロー」ぐらいでめぼしいものがない。KBCシネマで「否定と肯定」って映画が気になるけど、これも現在の職場の場所を考えると見に行くにはハードルが高い。あと「劇場版 マジンガーZ INFINITY」ってのもちょっと違うし、「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」くらいか。

 今年は劇場での鑑賞20本は行きたいんだけどなぁ。




キングスマン:ゴールデン・サークル|映画情報のぴあ映画生活


2018年01月05日
あけましておめでとうございます
 思いっきりおそくなりましたが、今年最初の更新。

 まずは昨年末のお話ですが、学生時代の後輩2名と顔を合わせた。いや、ホント短時間だったので「顔を合わせた」って表現になりますが、そのうちの一人「S木」君。昨年、私が体調を崩した後に彼も体調を崩し、けっこうヤバい状態に。その後、体調を取り戻したものの、強烈な食事制限のもと、養生しているとのこと。

 それなら博多にある豆腐料理の店でもどうか?と聞くも、豆腐すらNGだとか。大豆の油がダメだそうで、結局はソバをチョイスしたんですが…そろそろ「健康」のありがたさがわかってくる歳になってきたなぁ、と笑ったものです。いやいや、アラフィフですからねぇ(笑)。


 さて、年明けは初詣に宗像大社に行きましたが、世界遺産に指定後の最初の新年ってのもあり8時前に既にそこそこの渋滞。いや、単なる個人的な意見ですが、なんとなく宗像大社の初詣って30年ほど続けてるけど、今年が一番寂しい感じがしたなぁ。なんか妙なルールが蔓延しているような感じで息苦しいというか(笑)。


 そんでもって今年のお節料理は…ちょっと値段の割には食べるものが少なく、正直言って失敗。昨年は申し込みが遅かったために選択肢が少なく、仕方なく選んだようなお節料理でしたが3日でそこそこ食べ終わったんですが。

 まぁ、お節を買うのが2回目なんで失敗あるけど、冷静に考えると3日分を想定した食事に2万円ってのはいかがなものか?って冷静に考えてしまう(笑)。まぁ、自作のハムとスモークチキン、それからご近似におすそ分けしたお返しにもらった南蛮漬けなんかが楽しめたんで、それでよしとするか。


 なんだかんだで今年も更新が映画の感想で終始しそうですが、あらためてよろしくお願いいたします。

2017年12月31日
今年最後の更新
 年が明ける直前の滑り込みの更新。やっぱり今年の総括は今年のうちにってところで。

 まぁ、今年は50歳の大台に乗った年でもありますが、同時にマジで死にかけた年でもあります。医者からリアルに「仕事と命、どっちが大事?」ってセリフも聞けました(笑)。昨年は両親が合わせて3回、命に係わる病気をやり、今年は私が1回。来年早々にも手術が待ち構えているんで「やっちまったなぁ」って一年でしたねぇ。

 来年にこの流れを引きずらなきゃ良いけど。


 仕事の方では…自社のExcel講習会が2回行われ、そこそこの好評を得ていますし、知らない間に三回目を企画されているんでそれに向けて頑張るばかりですが、出先での仕事がうまく回ってませんねぇ。これも来年はどっちに転ぶか。


 最後は映画ブログとなりかけてる私のブログに置いて、年間での最優秀映画とダメダメ映画を挙げておきますか。

 最優秀となると…正直なところ「この世界の片隅に」ってところかな。去年の映画でしたが、見たのは今年なんで(笑)。

 「ブレードランナー2049」「オリエント急行殺人事件」はどちらも映像美も含めて良い映画ではありましたが、エンターテイメント性ではちょっと足りなかったかな。楽しかったという点では「ザ・コンサルタント」は良かったけど、昨今のハリウッド映画のフォーマット通りだったしなぁ。

 ダメダメ映画は「エル ELLE」ってことにしておきましょう。「無限の住人」「東京喰種」はちょっと当たり前すぎるし「エイリアン:コヴェナント」は評価にせずってレベルでした(私怨を含む)。

 そして今年も鑑賞本数が20本に届きませんでした。来年はペースを上げたいが、見たい映画が増えてくれなきゃなぁ。


 それでは今年も残りわずか。よいお年をお迎えください。


2017年12月29日
仕事納め
 すっかり映画感想のブログになっちゃったような感じで、映画見に行った後しか更新してないなぁ(笑)。

 さて、今年も残すところあとわずか。現在、正月向けのハムづくりに勤しんでいますが、燻製づくりの後は年末最後の買い出しと雑煮などの下ごしらえやらをしなければ。あと、最近は歯医者に通っていますが、年内に全行程の7割ほどまでしか行かないってのが残念。

 それから来年早々、なんだかんだで3回目の手術をすることが決定しました。過去2回はそれほどでもなかったのですが、今回は(前のに比べればですが)ちょっと厳しめ。ステントの挿入位置が枝分かれしている個所に近く、その分かれた部分に掛からないようにしなきゃいけないし。

 そこで血管が破ける可能性が少しあって、そうなるとボーナスステージに突入。そうなると開胸手術に切り替えになると同時に10%程度の確率でヘブンゲートが開き、ゲートが開くと全ての苦悩、苦痛から解放されるという特典が付いてきます(笑)。

 まぁ、その前に近辺整理をしておくつもりですし、2月の蔵開きに来るであろう長崎組には新たに見つけたうどん屋を紹介するつもりでいますが、それでもなおある程度の準備をしとかないと。


 最後に。今年は映画鑑賞が18回でストップしそう。原因は忙しいのもありますが、やっぱり見たい映画が無いというのが最大の理由かと。たとえば「スターウォーズ」とか、個人的にはエピソード1時点でオワコンって感じはありますが、完全に鑑賞対象外ってことを考えればホントに見る映画がない。

 来年早々にはいくつか見たい映画もあるんで、年間20本をめざしたいと思っております。


2017年12月18日
「オリエント急行殺人事件」見てきました
 一週間遅れの感想です(笑)。前回、8割がた書き終わった後にテキストエディタが飛んでしまって(こんなこと初めて)萎えてしまいました。

 そんでもって仕切り直し。ある程度の年齢で映画ファンを自称していればこの作品を知らないってことはありませんし、当然私も犯人は知っています(笑)。それでも推理モノを見に行くってのは酔狂なことですが、この映画は「楽しむ映画」ではなく「嗜む映画」って感じですねぇ。



 雪で行く手を阻まれた豪華列車オリエント急行、その車内で一人の男性が殺害された。乗り合わせた名探偵、エルキュール・ポワロも頭を悩ませる。容疑者は乗客全員、しかも被害者はかなりの恨みを買い、状況証拠なども犯人を絞り込む決定的な証拠にならない。

 誰が男を殺したか?それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 これは厳しい言い方にもなりますが「ブレードランナー」同様、このストーリーは現代では陳腐な感じであると同時に観客を納得させるものではありません。もちろん、当時は画期的であったものの、それに影響を受けて量産された映画がいまから見て既に一世代、二世代前のものですからねぇ。

 もちろん、今年たくさん見たマンガ原作の実写化シリーズみたいにストーリーを知らない体で見ながら「犯人は誰だ!?」ってポジションで見ると…やっぱり腹が立ちますね(笑)。

 殺された男は殺されるに足る悪党、むしろ犯人に同情の余地があるってパターンは最近の刑事ものでは辟易とするほどありきたりのパターン。犯人も"アレ"だとせっかくの推理や伏線もやりっぱなしでOK。これも当時では画期的だったと言う事を返す返す考えても、やっぱり初見の若い人たちに進められるか?と考えるとそうでもないし。

 いや、改めて「不朽の名作」ってのは本当に少なくなった…と言うよりも、思った以上に映画って進化してるんじゃないかと改めて感じさせる機会になりました。ただ、これはシリーズ化されそうですが、次の作品も見に行きそうですねぇ。

 あっ、あと特筆すべきは映像美。ドローンを使ったであろう映像は旧作ではありえない映像でしたし、これだけでも見る価値があるかもしれませんが、かと言って映画全体を進めるには力が弱いか。

【感想:End】

 最後に。感想では続編について言及していますが、この映画のラストシーンがそれを示唆しています。ポワロを迎えに来た車が次の殺人事件の捜査依頼をし、彼を連れていきます。その事件現場は「ナイル川」。

 これ、思わず声を出して笑ってしまいました(笑)。そう、「ナイル殺人事件」が次の作品になりそうです。以前にも書きましたが、親は小学校5年生の私に「ナイル殺人事件」を見せ、私は詳細なトリックまでは無理でしたが犯人を当てたことを驚かれた記憶が残っています。

 大人になって今一度、じっくり味わいたいと思いますが、これも「嗜む」って感じになりそうです。




オリエント急行殺人事件|映画情報のぴあ映画生活

2017年12月12日
萎えた…
 この前の日曜、「オリエント急行殺人事件」を見てきてその感想を書いていたんですがテキストエディタの秀丸が飛んでしまいました。ある程度文章は頭に残っていますが、もう一度書き起こす気力が失せたんで後日に。

 そんなわけで別の話題をちょこっと。

 先週末の土曜日、第二回の会社のExcel講習会がありました。ちょっとレベルが高かったんで大丈夫かな?って感じでしたが予想以上にスムーズにいったので良かった…と言うか、逆に置いてけ堀だったのかも(笑)。まぁ、どっちにしろ(支店長が勝手に)第三回の予告をしてたんで、まだまだ講習会は続きそうです。


 それから日付が変わって今日、アクロス福岡で古澤巌のクリスマスコンサートがありますが、仕事終わりと同時に移動してギリギリ間に合うか?ってスケジュール。しかし、雪が降るとか言ってるし…。


 最後は家の中のトラブル。照明の電気系統がいろいろと逝っちゃってて修理の依頼をしたのですが、いくらかかることやら。親父は一銭も出す素振りはないし、ボーナスという名の金一封が無くなりそうな予感。とりあえず数ヶ月前に姪っ子(長)の免許取得のための資金を一時的に融通していたのが返ってくるんで、しのげそうですが。

2017年12月03日
「鋼の錬金術師」見てきました
 やはりマンガ原作の実写化、当り年のラストはこれてしょう(笑)。クソコスプレ映画か続編期待の映画になるか。結果、個人的な感想ですが「あり」でした。原作シーンを実写に置き換えただけの映画ではなく、原作を分解・再構成して切るキャラクター、活かすキャラクターを上手く取捨していました。

 慣れればコスプレ感もそれほど気にならず、原作を知らなくても…ではなく原作を知っていても楽しめる映画でした。



 物質を思いのままに作り出す錬金術、ただし同質量・同性質の原料が必要な等価交換が原則となっている。その錬金術を使うエドとアルのエルリック兄弟は錬金術で禁忌とされる「人体錬成」を試みて失敗。その代償として兄のエドは左足を、弟のアルは全てを失うも、エドはさらに右腕を捧げることでかろうじてアルの魂だけを鎧に繋ぎとめることができた。

 失った体を取り戻す術を探るべく国家錬金術師の称号を得て各地を旅する兄弟。そのカギを握る「賢者の石」と行く先々に現れるウロボロスの入れ墨を入れた異形の女性。軍の思惑も絡みあい、背後には大きな陰謀が浮かび上がってくる。

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 どうしてもマンガ原作の実写化となると出てくるのが下手なコスプレ大会になる懸念。今年の例で行くと「ジョジョの奇妙な冒険」などは予告編の時点で妙なレッテルを貼られましたが内容はそれほど悪くなく、逆に原作のイメージに合ってる!って言われた某映画は週間興行成績で1位を取ることなく終わったことを考えると、ちょっと見た目は我慢しよう(笑)。

 で、今回の映画はとにかく敵役の「ホムンクルス」の再現度が異常に高く、続いてヒューズ中佐はほぼ完ぺき。第一印象で「う〜ん…」って感じてたマスタング大佐、ホークアイ中尉、ロス少尉も見ているうちに「この映画におけるキャラクター」と見ることができ問題ありませんでした。で、肝心のエルリック兄弟(って、実質エドだけですが)もウィンリィも悪くない。コーネルもマルコーも原作のイメージを崩さずに上手いキャスティングでした。(って、誰か外しているのは単なる私怨です)

 ストーリーの方も冒頭に書いた通り、ちゃんと映画として構成を組み替えていて「このキャラクター、出てこないんだ」「コイツにこんな役割をさせるか」ってところで、原作を知っている人にありがちな「ストーリーの置き換え確認作業」は途中から無くなりました。

 特に「電話ボックスのシーン」では原作ファンなら当然犯人を知っているはずなのですが、それでも映画のオリジナルストーリーを想定して前述の「置き換え作業」を放棄。しかし、軌道修正を上手くやってましたし、要所要所の「名シーン」「名セリフ」はちょっと形を変えたりもしながらしっかりと残していたので、「マンガ原作の実写化」としては十分に評価できる作品だと思います。

 ただし、ダークファンタジーの代表格の原作でありながら、「真理の扉」のシーンがチャチすぎたし非常に分かりにくい。原作を知らない人に人体錬成の失敗の代償に体を失うくだりが理解できるか?ってところもあり、そこは回想のナレーションベースでも良いからしっかり説明した方が良かったかなぁ…とも。

 総じて感想を述べると、続編を作れなくもない終わり方だったんで可能性は今年あったマンガ原作の実写化映画の中では高い方かも。上映後に徐々に人気が出てくるタイプの映画かもしれません。

【感想:End】

 最後に。今年も残すところ1ヶ月を切り、映画鑑賞スケジュールで行けばあと1〜2本。その中で「オリエント急行殺人事件」をちょっと候補に挙げている。

 と言うのも、私が「ナイル殺人事件」を見たのが小学校5年生の時。これを考えると姪っ子(末)を連れて行って理解できるか?ってのも含めて実験してみたいってのもありますし(笑)。あとは(薄っすらと)「gifted ギフテッド」「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」にちょっと興味があるかな?程度。

 とりあえず「映画収め」にはならないようにしたいなぁ。



鋼の錬金術師|映画情報のぴあ映画生活


2017年11月26日
「ザ・サークル」見てきました
 この映画、久しぶりにちょっと重めで身近な感じのする良い映画でした。最近は小並感で「見ました」「楽しかったです」って作品が多いのですが、そんな中で見る側に問題を投げかける作品でした。理想を実現する中で誰が見ても「悪」にしかならないものになっていく。どこでその乖離が始まるか。見る人、受け取る人で感じ方が変わってくるでしょうねぇ。



 主人公のメイはSNSサービスを提供する「サークル」に勤め始め、その待遇や仕事に満足しながら会社に傾倒していく。そして会社のシステムに命を救われたのをきっかけにそのシステムの広報の一環として私生活を全て晒すモデルケースとして選ばれる。

 他人の目が人の行動を律するとの理想が暴走し、大衆の目が凶器(狂気)に変わっていく。

 それでは恒例の【感想:Start】〜【感想:End】に入ります。この間にネタバレの可能性がありますんでご注意を。

【感想:Start】

 この映画、ある意味で主人公のメイの(ダークな)シンデレラストーリーとも言えますが、サークル社に入社した一人の新人が自分のプライバシーと引き換えに会社の重要ポストに上り詰めていきます。しかしその過程で彼女と接する人のプライバシーもさらけ出すこととなり、ネット特有の「揚げ足取り」の煽りなどの巻き込まれていきます。

 プライバシーをオープンにすることは究極のセキュリティであり、同時に危険にさらされるという非常にシンプルな矛盾をはらんでいます。多分、何か問題があった時にストックしている映像が利用されるというスタイルじゃなきゃセキュリティとプライバシーが両立できないように思えますが、こ映画の様に「見られる側」が少数である限りリスクの方が高いでしょうねぇ。

 話を映画のストーリーに戻しますが、先ほども書いた通りシンデレラストーリーではあるもののそこはダーク。サークルのシステムに疑問を感じながらも「SNSファッショ」とも言える発想に変わっていきますが、それも悪意がない純粋な思いからの発想なので心底タチが悪い。そして理想を求める姿勢からくる暴走を経営陣は上手くシェア拡大に利用しようとする図式は、今もどこかで行われているであろう「純粋さの搾取」を分かりやすく表現しています。

 その後、メイが何気なく映した実家のインテリアがきっかけで友人(恋人未満?)が命を落とすまでの事件に発展し、そこにある真の危険性に気付くき…その後はありがちなクライマックスを迎えます。が、気になったのはエンディングのその後。映画の世界ではどう「落とし前」を付けたのかなぁ?

 まぁ、行き過ぎたネット社会と監視社会の問題を分かりやすく表した映画であり、同時に似たストーリー展開の映画がいくつも頭に浮かぶタイプの映画でしたが、いちおう今年見た映画の中では「社会派」に分類できるオススメの映画です。

【感想:End】

 最後に。今年も残すところ1ヶ月ちょっと。年末年始の新作公開ラッシュで見る映画を選定しているんですが、「探偵はBARにいる」の3作目が公開されるとのこと。毎度のことながら題名を見るだけで胸糞が悪くなるし、主演の大泉洋が出る映画は極力見ないようにしているが、「東京喰種」は見に行ってしまった(興行収益は思わしくなかった様子)し、「鋼の錬金術師」も見に行くもののショー・タッカー役は矢柴俊博さん以外は認めないので納得いってませんが、見に行くつもり。

 ホント、ネタバレの映画宣伝事件以来、マジで映画出演を控えてほしい役者なんですけどねぇ。





ザ・サークル|映画情報のぴあ映画生活

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