東京国立博物館で23/01/02(月)から01/29(日)まで「博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年」と「創立150年記念特集」数本が開催されている。
特に『創立150年記念特集 戦後初のコレクション 国宝「松林図屛風」』は1/15(日)までの展示だが、1/14(土)は「acosta!池袋サンシャインシティ」、1/15(日)は『メイドインアビス 烈日の黄金郷 〜探窟家組合 大精算会〜』スペシャルイベントの前売券を既に購入済みだ。
そこで急遽1/13(金)に出かけてみた。10時半前に自動発券機で入場券を購入したが調整中で現金しか使えないのは残念なうえ、購入後に体温測定とは罠だろう。もしも発熱と判定されたら返金されるのだろうか?
さすがこの日時だとすぐに入館出来た。今回は東京国立博物館の本館から見学開始だ。なおフラッシュを焚かなければ殆どの展示品の撮影は可能だった。
【本館1F 2室:未来の国宝 書画の逸品】
伊藤若冲の「拓版画」が展示されておりモノクロながら細かな彫り描画は見どころが多い。
【本館1F 11室:大安時の仏像】
私の知識だと「木製の仏像が展示されていました(小並感)」としか書けない…。(^_^;;
【本館1F 12室:根付 郷コレクション】
根付って何?と思ったら江戸時代のストラップの留め具芸術品で、現代人のキャラクター付きストラップ好きはこんな昔からかの遺伝だと分かり興味深い。小さな品なので「RICOH PENTAX PAPILIO II 6.5×21」のマクロ機能で見るとその繊細な作りに感心する。中には中国の仙人とかのキャラもいたがその表情を見ると呪いの品みたいで怖いのですが…。
【本館1F 13-2室:短刀 粟田口吉光】
短剣だと刀みたいな妖しい魅力は感じられない。「RICOH PENTAX PAPILIO II 6.5×21」で見ると意外と表面は荒かったりする。
【本館1F 14室:近世能狂言面名品選】
能と狂言を知らない私が見てもこれら面の価値は分からないが、時の権力者による「天下一」号を授かった経緯とかは芸術家とパトロンの関係を思い起こされ面白い。
【本館2F 7室:戦後初のコレクション 国宝「松林図屏風」】
一番人の集まっている人気コーナーだ。墨の濃淡と筆さばきだけでこの光景を描き切るセンスは凄いと私でも分かる日本画だ。「RICOH PENTAX PAPILIO II 6.5×21」で見ると松の枝を描いた激しい筆さばきも分かり興味深く鑑賞できた。
【本館2F 8-1室:犬張子】
現代のお宮参りの小物のルーツである、江戸時代に子供の健やかな成長を願い飾ったと言う犬玩具が展示されている。
【本館2F 9室:唐織 紅縹段松皮菱牡丹鳳凰丸模様】
実際に着衣し動いていたら展示物とはまた別の魅力が感じられるのだろうと思える豪華な衣装だ。
【本館2F 高円宮コレクション室:根付 高円宮コレクション】
郷コレクションとは別の品だが明治時代に外国人の人気となったので国外流出を防ぐため収集したという話だ。手先が器用で小さな芸術品を好む日本人らしい品だ。
【平成館1F企画展示室:兎にも角にもうさぎ年】
ウサギの耳の生えた兜が展示されており二次創作物かと思えるような意匠だった。逃げ足の速い草食動物が武将に人気とは意外だ。展示物の中にはウサギが小さかったり白かったりと肉眼では判別しにくい絵があったがそんな時は双眼鏡「RICOH PENTAX PAPILIO II 6.5×2」で見れば発見できて便利だ。
【東洋館3F 5室:イスラーム陶器】
東洋館にも「創立150年記念特集」があると気づいたのは17時の閉館後だったので今回見過ごした。
この博物館は庭が広く休憩が取りやすいのは助かる。今回もたっぷり6時間半楽しむことが出来た。