23/01/08(日)NHK総合で『超・進化論』(3)「すべては微生物から始まった〜見えないスーパーパワー〜」が放送された。このシリーズは最新の進化論を取り上げており毎回興味深く視聴している。
第3集の放送に先立ち第1集「植物からのメッセージ 〜地球を彩る驚異の世界〜」第2集「愛(いと)しき昆虫たち 〜最強の適応力〜」の再放送がBS4Kで行われた。
私は生命の歴史や進化と言った話に興味がありこのジャンルの番組や放送大学の講義もついつい視聴してしまう。約35億年前の海の中で合成されたアミノ酸の結合物質から生命が誕生したという説明は宇宙誕生のビックバン並みの不思議さだ。
進化論では色々な説が唱えられており、現在認められている理論は素人の私でも納得出来て分かった気になれる。例えば鳥類は恐竜の一種という話には納得してしまう。
羽根を持った小型恐竜が走ったり木の上で生活したりしているうちに手が翼に変化したと言う説も動物の意思と努力が感じられその光景は想像し易い。
参考:鳥は「恐竜の子孫」ではありません、恐竜なんです
https://www.gizmodo.jp/2021/08/how-do-we-know-birds-are-dinosaurs.html
一方で昆虫が進化の過程でどの様に羽根を持ち飛行能力を得たのかを説明した理論を見た記憶がない。その点に触れたのが第2集の昆虫だった。もっとも羽根を得る途中過程の化石がまだ発見されていないミッシングリンクになっているのは残念だ。当初は外皮が羽根みたいに変化し強い風に飛ばされ移動していたのだろうか?
参考:超・進化論 (2)
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/VWQXL19PVP/
昆虫が完全変態する能力は進化の過程でどの様に得たのかは本当に謎だと思う。先の小型恐竜の様な光景が想像出来ない。だいいち成虫しか生殖出来ないのだから、完全変態への進化過程の昆虫はどうやって子孫を残したのだろうか?
参考:幼虫と成虫の体つきが全く別の生き物かと思えるほど違っている昆虫の(完全) 変態は、進化論からはどう説明できるのでしょうか?
https://jp.quora.com/%E5%B9%BC%E8%99%AB%E3%81%A8%E6%88%90%E8%99%AB%E3%81%AE%E4%BD%93%E3%81%A4%E3%81%8D%E3%81%8C%E5%85%A8%E3%81%8F%E5%88%A5%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E7%89%A9%E3%81%8B%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%BB
氷河期を乗り越えるために蛹や繭になる能力を得たのではないかと言う説明は興味深いし、不完全変態する昆虫の方が後から発生したと言う話は、私の想像とは逆で本当に生命進化は不思議で謎が多い。
今後も最新の研究成果を知りたいものだ。