18/12/25(火)08:30〜08:55 BS4K 101にて『ブラック・ユニバース〜宇宙に抱かれる特別な夜〜』が放送された。4K HDRで観る宇宙と夜景は魅力的だろうと先日VPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
第一章「ブラックホール」では銀河の中心にあるブラックホールの正体を解明しようとアルマ望遠鏡を使用した世界的なプロジェクトを追う。
第二章「黒い太陽」では33年前に観測された太陽の輪を2016年の皆既日食で観測するプロジェクト当日の様子を描く。
第三章「ダークマター」では宇宙を満たすダークマターの実態に迫ろうと274枚の鏡を組み合わせたマジック望遠鏡で観測する博士に話を聞く。
参考:ブラック・ユニバース〜宇宙に抱かれる特別な夜〜
https://www4.nhk.or.jp/P5252/
ともかく番組冒頭、視界360度に広がる星空は必見!余りの幻想的な美しさに息を飲む。東京都の5倍の面積を持つウユニ塩原は雨期の終わりに溜まった雨水が巨大な自然の鏡となる。夜風が止むと夜空が映り、地球にいながら宇宙遊泳している様な感覚が味わえる。これを4K HDRで観られるのだからAV機器の進歩に感謝だ。
ブラックホールのCG、マジック望遠鏡の鏡に映る夜空等4Kの解像度があるから美しさ際立つ。実に4K向きの映像素材だ。
その上HDRらしいコントラスト高さも楽しめる。夜空に目が慣れた頃に突然昼間の望遠鏡の映像に切り替わるカットが何度もあるから「眩しい」と思わず目を細めてしまう。HDR効果を狙った演出に何回も引っ掛かるのもまた快感だ。(^_^)
夜空のシーンが多くBT.2020の広色域の恩恵は目立たないが、星々の微妙な色の違いや望遠鏡が建てられた場所の風景などの描写を地味に支えている。
2chステレオ音声だが番組内容的には不満はない。冒頭のウユニ塩原の360度星空に使われていたBGMは幻想的な映像を引き立ててくれた。テレビでは難しいだろうがイマーシブサウンドになったら一層効果的だろう。
ウユニ塩原は名前の通り塩で出来ているから白くて高低差の無い水鏡になり、360度星空を実現出来ている。タイムラプス映像で時々水鏡に映る星空が流れることがあるが、これは風が吹いて水面が揺れたのだろう。自然が作り上げた奇跡の光景は来客時の接待番組として役立つこと間違いなしだ。
この番組を観た後19/01/22(火)13:50〜14:00放送の『黒い太陽 皆既日食』も視聴したら「第二章」を10分番組にしただけだった。昼間が暗くなるだけの皆既日食は一章や三章に比べ見どころが余りない。この観測から2年以上経過した筈だがまだデータを分析中なのだろうか。太陽の輪はあったのかどうか結論が気になる…。
2019年04月19日
BS4K「究極ガイドTV 2時間でまわる○○」はBD-RE1層 25GBに収まらないことだけが残念!?
DMR-SCZ2060と外付けHDDの合計6TBが満杯となり3月中旬から毎晩放送休止の間にBS4K番組を1枚ずつBD-REディスクに焼いている。この経験からBS4K番組(約33Mbps)は「BD-RE 25GB 1枚:1時間50分」「BD-RE 50GB:3時間45分」まで録画出来ることが分かった。
地デジ番組(約17Mbps)であれば3時間30分、BSデジタル番組(約24Mbps)であれば2時間30分録画出来るのでダビングメディアは1層25GBだけで事足りた。ところがBS4K 2時間番組だと10分間分のデータ容量が足りない。
BS4K 101放送の「究極ガイドTV 2時間でまわる○○」シリーズは過去6番組が放送されている。
19/01/03(木)「究極ガイドTV 2時間でまわる伊勢神宮」
19/01/13(日)「究極ガイドTV 2時間でまわる法隆寺」
19/01/20(日)「究極ガイドTV 2時間でまわるルーブル美術館」
19/01/27(日)「究極ガイドTV 2時間でまわるモン・サン・ミシェル」
19/04/06(土)「究極ガイドTV 2時間でまわるヴェルサイユ宮殿」
19/04/13(土)「究極ガイドTV 2時間でまわる日光」
参考:究極ガイドTV 2時間でまわる○○
https://www4.nhk.or.jp/P5340/
番組タイトル通り2時間放送なのでBD-RE2層 50GBでないと収まらない。2層ディスクを使うと余った1時間45分ピッタリにダビング出来る番組を探すのに結構手間が掛かる。だいたい1時間30分番組から選ぶことになるが、○○の内容に合う番組にしたくて色々悩む羽目になる。
2番組ダビングしてもあと15分程余っているのをみると、BS4K放送に15分以下のミニ番組が多いのは埋め草として使ってもらう為なのかと思ってしまう。(^_^;;
面白かったのは「モン・サン・ミシェル」だけが放送時間1時間50分だったこと。10分早くゴールしてしまったのだろうか?お陰で「2時間でまわる○○」シリーズ2本立てを2層1枚に収めることが出来た。
「ルーブル美術館」と「日光」は8K収録をダウンコンバートして放送したのだが、HDRが4K収録より暗めに調整されておりかなり印象が違う。興味深い画作りの違いだ。また同じ2時間番組でも4K収録よりファイルサイズが大きくなっている。
19/04/20(土)に「究極ガイドTV 2時間でまわるローマ・コロッセオ」が放送予定だ。「【語り】阿部寛」というのはイキなキャスティングで楽しみだ。
地デジ番組(約17Mbps)であれば3時間30分、BSデジタル番組(約24Mbps)であれば2時間30分録画出来るのでダビングメディアは1層25GBだけで事足りた。ところがBS4K 2時間番組だと10分間分のデータ容量が足りない。
BS4K 101放送の「究極ガイドTV 2時間でまわる○○」シリーズは過去6番組が放送されている。
19/01/03(木)「究極ガイドTV 2時間でまわる伊勢神宮」
19/01/13(日)「究極ガイドTV 2時間でまわる法隆寺」
19/01/20(日)「究極ガイドTV 2時間でまわるルーブル美術館」
19/01/27(日)「究極ガイドTV 2時間でまわるモン・サン・ミシェル」
19/04/06(土)「究極ガイドTV 2時間でまわるヴェルサイユ宮殿」
19/04/13(土)「究極ガイドTV 2時間でまわる日光」
参考:究極ガイドTV 2時間でまわる○○
https://www4.nhk.or.jp/P5340/
番組タイトル通り2時間放送なのでBD-RE2層 50GBでないと収まらない。2層ディスクを使うと余った1時間45分ピッタリにダビング出来る番組を探すのに結構手間が掛かる。だいたい1時間30分番組から選ぶことになるが、○○の内容に合う番組にしたくて色々悩む羽目になる。
2番組ダビングしてもあと15分程余っているのをみると、BS4K放送に15分以下のミニ番組が多いのは埋め草として使ってもらう為なのかと思ってしまう。(^_^;;
面白かったのは「モン・サン・ミシェル」だけが放送時間1時間50分だったこと。10分早くゴールしてしまったのだろうか?お陰で「2時間でまわる○○」シリーズ2本立てを2層1枚に収めることが出来た。
「ルーブル美術館」と「日光」は8K収録をダウンコンバートして放送したのだが、HDRが4K収録より暗めに調整されておりかなり印象が違う。興味深い画作りの違いだ。また同じ2時間番組でも4K収録よりファイルサイズが大きくなっている。
19/04/20(土)に「究極ガイドTV 2時間でまわるローマ・コロッセオ」が放送予定だ。「【語り】阿部寛」というのはイキなキャスティングで楽しみだ。
2019年04月15日
閻魔大王の住む”地獄”はいつ建設されたのか考えたみた
19/04/14(日)放送の『ゲゲゲの鬼太郎』「#51 閻魔大王の密約」で子猫娘が無事猫娘の姿に戻った。これを残念に思い、妖力を使い切ったら子猫の姿に戻ってしまうとかの設定はないのだろうかと妄想している大きなお友達もいることだろう。
『鬼灯の冷徹』や『ドラゴンボール』でも閻魔大王は地獄を治める主として登場する有名キャラクターだ。では地獄はいつ出来たのだろうか?学校で教わった世界史と倫理公民程度の知識しかない私が無い知恵を振り絞って考えてみた。
キリスト教や仏教でも地獄の存在が語られているのでキリスト教誕生の2000年前、仏教誕生の2450年前には天国と対になる場所として存在していたことになる。
紀元前3200年頃の古代エジプトでは死者復活を信じミイラが作られていたので、この頃には天国という概念は無かったのだろう。日本でも紀元前4000年頃まで続いた縄文時代の死者が住居の近くに屈葬されていたのは現世への輪廻転生を信じられていた為と言う説をNHKテレビで観た記憶がある。
つまり紀元前3200年から紀元前450年の間に天国と地獄が建設されたことになる。この間に人類史上何があったのだろうか?
農耕が本格的に行われ蓄えが生じることで、徐々に人々の間に貧富の差が生じ、ついには身分に大きな差が付くことになった。貧困層の不満を解消させる為、現世で良い思いをしている権力者達も悪いことをすれば地獄に落ち苦しむという話が作られると同時に、貧しくても正直者は死後の救いとして天国に行けると話が語られるようになったと想像する。
多分権力者達がこの様な民間伝承を治安維持に利用したことで、後々の宗教誕生時に自然と天国と地獄の設定が取り込まれていったのだ。こう考えると貧民の恨み解消の為地獄が先に建設され、のち救い場所として天国が必要になった筈だ。
こんなことを考えたのは以前NHKで『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』の再放送を観たからだ。2年前の世界的なベストセラーを今頃知るという自分の勉強不足を恥じるばかりだが、久々に知的興奮を味わった番組だ。
参考:BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来〜サピエンス全史/ホモ・デウス
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115510/index.html
宗教戦争の原因となる一神教が主流となっているのは何故なのか?宗教は人を救うのではなく不幸にしているのではないかと疑問を感じていたが、この本の中で国家と言う巨大な集団をまとめるために必要なフィクションだったと説明され納得してしまった。そうであれば多神教が勝てる筈もない。
何かと話題の10連休に原作本を読んでみたくなった。
『鬼灯の冷徹』や『ドラゴンボール』でも閻魔大王は地獄を治める主として登場する有名キャラクターだ。では地獄はいつ出来たのだろうか?学校で教わった世界史と倫理公民程度の知識しかない私が無い知恵を振り絞って考えてみた。
キリスト教や仏教でも地獄の存在が語られているのでキリスト教誕生の2000年前、仏教誕生の2450年前には天国と対になる場所として存在していたことになる。
紀元前3200年頃の古代エジプトでは死者復活を信じミイラが作られていたので、この頃には天国という概念は無かったのだろう。日本でも紀元前4000年頃まで続いた縄文時代の死者が住居の近くに屈葬されていたのは現世への輪廻転生を信じられていた為と言う説をNHKテレビで観た記憶がある。
つまり紀元前3200年から紀元前450年の間に天国と地獄が建設されたことになる。この間に人類史上何があったのだろうか?
農耕が本格的に行われ蓄えが生じることで、徐々に人々の間に貧富の差が生じ、ついには身分に大きな差が付くことになった。貧困層の不満を解消させる為、現世で良い思いをしている権力者達も悪いことをすれば地獄に落ち苦しむという話が作られると同時に、貧しくても正直者は死後の救いとして天国に行けると話が語られるようになったと想像する。
多分権力者達がこの様な民間伝承を治安維持に利用したことで、後々の宗教誕生時に自然と天国と地獄の設定が取り込まれていったのだ。こう考えると貧民の恨み解消の為地獄が先に建設され、のち救い場所として天国が必要になった筈だ。
こんなことを考えたのは以前NHKで『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』の再放送を観たからだ。2年前の世界的なベストセラーを今頃知るという自分の勉強不足を恥じるばかりだが、久々に知的興奮を味わった番組だ。
参考:BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来〜サピエンス全史/ホモ・デウス
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/3115510/index.html
宗教戦争の原因となる一神教が主流となっているのは何故なのか?宗教は人を救うのではなく不幸にしているのではないかと疑問を感じていたが、この本の中で国家と言う巨大な集団をまとめるために必要なフィクションだったと説明され納得してしまった。そうであれば多神教が勝てる筈もない。
何かと話題の10連休に原作本を読んでみたくなった。
2019年02月06日
BS4K「著名人が語る4K8Kの魅力 3篇」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/02/01(金)からBS4K 101にて『著名人が語る4K8Kの魅力』5分番組シリーズ3篇が放送されている。各分野の著名人が何を語るのだろうと興味を持ち録画してVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
「樋口真嗣篇」は映画監督として「リオのカーニバル」8K放送のBT.2020の広色域とHDRの魅力を語る。
「岩合光昭篇」は写真家として「世界ネコ歩き」4K放送の解像度の魅力を語る。
「千住 明篇」は音楽家として「ルーブル美術館」8K放送22.2マルチチャンネル音響の立体的な音場の魅力を語る。
参考:『著名人が語る4K8Kの魅力』
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/column/column_01.html
BS4K 101では開局時から「BS4K・BS8K こっち すごいよ。」という一般家庭を舞台にBS4K・BS8Kの魅力と視聴方法を伝える15分番組を放送している。BS4K・BS8Kで放送している番組で視聴方法を説明するのはパブリックビューイングや電気店店頭デモで使用することを想定しているのだろうか。確かに我が家のBS4Kデモ開始時に客人にこれを見てもらえば技術的な説明は不要になるので便利だ。
あと「4K8K PR新しい世界へ〜上原ひろみver」という3分番組も開局時から放送されている。こちらは8K収録映像のプロモ―ジョンビデオで解像度、HDR、BT.2020の魅力が堪能出来る特上コンテンツとなっている。これも来客デモに最適だ。
さて登場人物が一般家族では訴求力が弱いと思い、新たにNHKに縁ある著名人3人に登場してもらったのが今回の語るシリーズということになる。岩合氏はネコ番組撮影を自ら行っているし、千住氏もルーブルのBGMを担当している。
樋口氏は何故と思ったら『精霊の守り人 最終章』で「VFXスーパーバイザー」として参加していたとのこと。なるほど!
この3篇でも使われている「リオのカーニバル」の放送を楽しみに待っているのに<8Kベストウインドー>でまだ放送してくれず日々首が長くなっている。(^_^) あと意外なことに「プラネットアースII」も出し惜しみしている。4月特番の目玉にでもするつもりなのだろうか?
「樋口真嗣篇」は映画監督として「リオのカーニバル」8K放送のBT.2020の広色域とHDRの魅力を語る。
「岩合光昭篇」は写真家として「世界ネコ歩き」4K放送の解像度の魅力を語る。
「千住 明篇」は音楽家として「ルーブル美術館」8K放送22.2マルチチャンネル音響の立体的な音場の魅力を語る。
参考:『著名人が語る4K8Kの魅力』
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/column/column_01.html
BS4K 101では開局時から「BS4K・BS8K こっち すごいよ。」という一般家庭を舞台にBS4K・BS8Kの魅力と視聴方法を伝える15分番組を放送している。BS4K・BS8Kで放送している番組で視聴方法を説明するのはパブリックビューイングや電気店店頭デモで使用することを想定しているのだろうか。確かに我が家のBS4Kデモ開始時に客人にこれを見てもらえば技術的な説明は不要になるので便利だ。
あと「4K8K PR新しい世界へ〜上原ひろみver」という3分番組も開局時から放送されている。こちらは8K収録映像のプロモ―ジョンビデオで解像度、HDR、BT.2020の魅力が堪能出来る特上コンテンツとなっている。これも来客デモに最適だ。
さて登場人物が一般家族では訴求力が弱いと思い、新たにNHKに縁ある著名人3人に登場してもらったのが今回の語るシリーズということになる。岩合氏はネコ番組撮影を自ら行っているし、千住氏もルーブルのBGMを担当している。
樋口氏は何故と思ったら『精霊の守り人 最終章』で「VFXスーパーバイザー」として参加していたとのこと。なるほど!
この3篇でも使われている「リオのカーニバル」の放送を楽しみに待っているのに<8Kベストウインドー>でまだ放送してくれず日々首が長くなっている。(^_^) あと意外なことに「プラネットアースII」も出し惜しみしている。4月特番の目玉にでもするつもりなのだろうか?
2019年02月04日
BS4K「空旅中国 玄奘の冒険」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/02/03(日)19:00〜20:00 BS4K 101にて『空旅中国 玄奘の冒険』が放送された。4K高精細で中国の絶景を観光出来るだろうとVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
唐の時代、26歳の玄奘は建国直後で不安定な国内を仏教で治めようとインドへ法典を求めて旅立つ。その旅路と推測されるシルクロードを万里の長城に沿って西へ西へと向いながら寺院や山脈と言った絶景を4Kドローン収録した番組だ。
参考:空旅中国「玄奘の冒険」
http://www4.nhk.or.jp/P5501/3/
4Kの解像度で奇岩や寺院の仏像、万里の長城を視聴すると中国の大きさを実感する。広大な土地に民家や自動車と言った人工物が映っていないことが多く縮尺が分からなくなってくる。木々の高さから距離感を掴めばその広さに呆れるばかりだ。この様な光景もしっかり細部まで見渡せるのも4Kの解像度があってこそ。
ただしドローンが高速飛行して撮影しているシーンは解像度の低下が著しく残念画質となっているのが気になった。
朝日や夕日に照らされる絶景シーンが多くHDRらしいコントラストも楽しめる。崖に掘られた仏像達も陰影があってこそ立体感を出てくる。
BT.2020の広色域で絶景が朝日や夕日に染まるシーンも美しい。地層ごとに成分が異なるのでストライプカラーとなる山脈等、色彩的にもBS4Kならではの映像を観ることが出来る。
2chステレオ音声だがBGMがメインなので特に不満はない。軍馬を飼っている遊牧民のインタビュー音声で風吹き音ノイズが大きく、風が強い場所と分かったので、臨場感を得るためにも少しは現地の音も入れても良いと思った。
ドキュメンタリーとして、遠方の万里の長城が単なる土壁でも匈奴である遊牧民の飼っている羊が跳び越せない高さがあれば有効だったこととか、明時代(1368年〜1644年)の万里の長城建築と同じ方法で今も土壁が作られていることといった情報は興味深い。雨が少ない土地だと単なる土を押し固めただけで400年近く残るのかと驚くばかりだ。
なお番組紹介に書いてある”孫悟空”とは軍馬を飼育している青年のこと。東京23区以上の広さを誇る軍馬牧場は紀元前の漢時代に作られたとの話で玄奘もここで新たな馬を手に入れ従者を得たと言う。飼育青年が「乗馬は空を飛ぶようだ」と答えたことで「西遊記」の”孫悟空”と觔斗雲はこのエピソードが由来ではないかと推測している。
中国の広大さと歴史の長さを4Kで体験出来るこのシリーズは面白い。録画済みで未視聴の「英雄たち8つの峠」や次回放送の「空海のまわり道」も楽しみだ。(^_^)
唐の時代、26歳の玄奘は建国直後で不安定な国内を仏教で治めようとインドへ法典を求めて旅立つ。その旅路と推測されるシルクロードを万里の長城に沿って西へ西へと向いながら寺院や山脈と言った絶景を4Kドローン収録した番組だ。
参考:空旅中国「玄奘の冒険」
http://www4.nhk.or.jp/P5501/3/
4Kの解像度で奇岩や寺院の仏像、万里の長城を視聴すると中国の大きさを実感する。広大な土地に民家や自動車と言った人工物が映っていないことが多く縮尺が分からなくなってくる。木々の高さから距離感を掴めばその広さに呆れるばかりだ。この様な光景もしっかり細部まで見渡せるのも4Kの解像度があってこそ。
ただしドローンが高速飛行して撮影しているシーンは解像度の低下が著しく残念画質となっているのが気になった。
朝日や夕日に照らされる絶景シーンが多くHDRらしいコントラストも楽しめる。崖に掘られた仏像達も陰影があってこそ立体感を出てくる。
BT.2020の広色域で絶景が朝日や夕日に染まるシーンも美しい。地層ごとに成分が異なるのでストライプカラーとなる山脈等、色彩的にもBS4Kならではの映像を観ることが出来る。
2chステレオ音声だがBGMがメインなので特に不満はない。軍馬を飼っている遊牧民のインタビュー音声で風吹き音ノイズが大きく、風が強い場所と分かったので、臨場感を得るためにも少しは現地の音も入れても良いと思った。
ドキュメンタリーとして、遠方の万里の長城が単なる土壁でも匈奴である遊牧民の飼っている羊が跳び越せない高さがあれば有効だったこととか、明時代(1368年〜1644年)の万里の長城建築と同じ方法で今も土壁が作られていることといった情報は興味深い。雨が少ない土地だと単なる土を押し固めただけで400年近く残るのかと驚くばかりだ。
なお番組紹介に書いてある”孫悟空”とは軍馬を飼育している青年のこと。東京23区以上の広さを誇る軍馬牧場は紀元前の漢時代に作られたとの話で玄奘もここで新たな馬を手に入れ従者を得たと言う。飼育青年が「乗馬は空を飛ぶようだ」と答えたことで「西遊記」の”孫悟空”と觔斗雲はこのエピソードが由来ではないかと推測している。
中国の広大さと歴史の長さを4Kで体験出来るこのシリーズは面白い。録画済みで未視聴の「英雄たち8つの峠」や次回放送の「空海のまわり道」も楽しみだ。(^_^)
2019年01月27日
BS4K「ようこそ フェルメールの部屋(ルーム)へ」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/01/24(木)19:00〜19:45 BS4K 101にて『日曜美術館「ようこそ フェルメール部屋(ルーム)へ」』が放送された。4K高精細で美術品が鑑賞出来るのでVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
上野の森美術館で18/10/05(金)から19/02/03(日)まで「フェルメール展」が開催されている。現存している35作品中8作品が展示されている大展覧会だ。白い通路を通り薄暗い展示室、フェルメール部屋に各分野で活躍する大のフェルメールファンが集まり、作品ごとに独自の解釈を語る様子を4K収録した番組だ。
参考:日曜美術館「ようこそ フェルメール部屋(ルーム)へ」
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2018-11-11/31/30172/1902782/
BT.2020の広色域でフェルメール・ブルーも濃く鮮やかで、フェルメールの細やかな色使いを見て取れる。服装の光沢と色合いから素材まで分かる様だと評するファンの言葉にも説得力がある。
4Kの解像度で絵画の隅々まで細かく描かれた17世紀オランダの市民の部屋の中が見られて、当時の生活感が伝わってくる。HDRらしいコントラストが目立つシーンは無かったが、フェルメールが描いた、窓から入ってくる柔らかなオランダの太陽光が自然に描かれていることが良く分かる。
2chステレオ音声だが美術番組なのでコメントする必要もないだろう。
4K高解像度の美術番組は絵の具のヒビまでしっかり見えてしまうのは玉に瑕だが、肉眼では見えない細かな所まで鑑賞できるのがメリットだ。(^_^)
参考:上野の森美術館 フェルメール展
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=857636
この番組を観ると実物の絵画を見たくなる。日時指定入場制チケットということで購入するのもひと手間掛かるし、「赤い帽子の娘」は18/12/20(木)までの展示と言うことで8点を一挙に見られないのが残念なところ。行ったらきっと前の人の頭越しに見ることになり、衰えた視力では本物の絵画もぼんやりとしか見え無さそうだ。(^_^;;
上野の森美術館で18/10/05(金)から19/02/03(日)まで「フェルメール展」が開催されている。現存している35作品中8作品が展示されている大展覧会だ。白い通路を通り薄暗い展示室、フェルメール部屋に各分野で活躍する大のフェルメールファンが集まり、作品ごとに独自の解釈を語る様子を4K収録した番組だ。
参考:日曜美術館「ようこそ フェルメール部屋(ルーム)へ」
http://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2018-11-11/31/30172/1902782/
BT.2020の広色域でフェルメール・ブルーも濃く鮮やかで、フェルメールの細やかな色使いを見て取れる。服装の光沢と色合いから素材まで分かる様だと評するファンの言葉にも説得力がある。
4Kの解像度で絵画の隅々まで細かく描かれた17世紀オランダの市民の部屋の中が見られて、当時の生活感が伝わってくる。HDRらしいコントラストが目立つシーンは無かったが、フェルメールが描いた、窓から入ってくる柔らかなオランダの太陽光が自然に描かれていることが良く分かる。
2chステレオ音声だが美術番組なのでコメントする必要もないだろう。
4K高解像度の美術番組は絵の具のヒビまでしっかり見えてしまうのは玉に瑕だが、肉眼では見えない細かな所まで鑑賞できるのがメリットだ。(^_^)
参考:上野の森美術館 フェルメール展
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=857636
この番組を観ると実物の絵画を見たくなる。日時指定入場制チケットということで購入するのもひと手間掛かるし、「赤い帽子の娘」は18/12/20(木)までの展示と言うことで8点を一挙に見られないのが残念なところ。行ったらきっと前の人の頭越しに見ることになり、衰えた視力では本物の絵画もぼんやりとしか見え無さそうだ。(^_^;;
2019年01月25日
BS4K「ワイルドライフ 奄美大島 原始のウサギが潜む亜熱帯の森」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/01/15(火)08:45〜09:00 BS4K 101にて『ワイルドライフ 命の輝き「奄美大島 原始のウサギが潜む亜熱帯の森」』が放送された。このシリーズは4K HDRの魅力が楽しめる内容なのか確認しようとVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
奄美大島は過去に大陸と陸続きになったことがなく、亜熱帯の森にはこの島固有種の動植物が生きている。夜はアマミノクロウサギの活動時間で何度か出会うことが出来た。3月春の動物たちの子育てから実りの秋、活動的な冬を越えて再び春が訪れるまでの1年間を4K収録した番組だ。
参考:命の輝き「奄美大島 原始のウサギが潜む亜熱帯の森」
http://www4.nhk.or.jp/P5163/3/
BT.2020の広色域でアマミエビネの淡い紫色の花や色鮮やかなルリカケスの姿がよりリアルに見ることが出来る。秋のハゼノキの紅葉やアマミイシカワガエルの鮮やかな緑色の体に金色の斑点も美しい。
4Kの解像度でうっそうとした森でも木々の違いを判別し、花々の花弁やおしべの細かな作りも見ることが出来る。HDRらしいコントラストが目立つシーンは無かったが、森の薄暗さが自然に表現されているのが印象に残った。
2chステレオ音声なのでアマミイシカワガエルの鳴き声を森の中で聴く様な臨場感が得られなかったのは残念だ。
4K HDRのメリットを十分享受出来る自然ドキュメンタリーは、100インチスクリーンがまるで窓になり、外に広がる光景を眺めている様な感覚が味わえて楽しい。奄美大島は東京23区より広いが険しい山と谷ばかりで平地が殆ど無いから自然が手つかずに残ったのだろう、と思いながら鑑賞していた。これも見逃したらもったいない番組だ。(^_^)
奄美大島は過去に大陸と陸続きになったことがなく、亜熱帯の森にはこの島固有種の動植物が生きている。夜はアマミノクロウサギの活動時間で何度か出会うことが出来た。3月春の動物たちの子育てから実りの秋、活動的な冬を越えて再び春が訪れるまでの1年間を4K収録した番組だ。
参考:命の輝き「奄美大島 原始のウサギが潜む亜熱帯の森」
http://www4.nhk.or.jp/P5163/3/
BT.2020の広色域でアマミエビネの淡い紫色の花や色鮮やかなルリカケスの姿がよりリアルに見ることが出来る。秋のハゼノキの紅葉やアマミイシカワガエルの鮮やかな緑色の体に金色の斑点も美しい。
4Kの解像度でうっそうとした森でも木々の違いを判別し、花々の花弁やおしべの細かな作りも見ることが出来る。HDRらしいコントラストが目立つシーンは無かったが、森の薄暗さが自然に表現されているのが印象に残った。
2chステレオ音声なのでアマミイシカワガエルの鳴き声を森の中で聴く様な臨場感が得られなかったのは残念だ。
4K HDRのメリットを十分享受出来る自然ドキュメンタリーは、100インチスクリーンがまるで窓になり、外に広がる光景を眺めている様な感覚が味わえて楽しい。奄美大島は東京23区より広いが険しい山と谷ばかりで平地が殆ど無いから自然が手つかずに残ったのだろう、と思いながら鑑賞していた。これも見逃したらもったいない番組だ。(^_^)
2019年01月22日
BS4K「絶景ヨーロッパの山小屋めぐり 宇宙船のような山小屋」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/01/12(土)10:45〜11:00 BS4K 101にて「絶景ヨーロッパの山小屋めぐり 宇宙船のような山小屋」が放送された。このシリーズは4K HDRの魅力が楽しめる内容なのだろうか判断しようとVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
巨大な氷河を越えて辿り着いたスイス・モンテローザ小屋は宇宙船のように銀色に輝く山小屋だ。これは電気自給自足を可能とする太陽光パネルを設置している為で潜水艦用途の水循環システムも備えている。この山小屋から大氷河越しに見るマッターホルンの絶景を4K収録した番組だ。
参考:絶景!ヨーロッパの山小屋めぐり「宇宙船のような山小屋」
http://www4.nhk.or.jp/P5432/x/2019-01-23/44/19241/2869526/
見どころは朝6時の朝焼けに赤く染まるマッターホルンの峰で、BT.2020の広色域とHDRによる明暗のコントラストが美しい。また大氷河越しに見るマッターホルンはなるほど絶景と言える。残念なのは氷河が想像より黒い箇所が多く汚いことだろうか…。(^_^;;
遠方のマッターホルンを写すことが多く4Kの解像度を実感するシーンは少なかった。
2chステレオ音声だが、スパイクを付けて氷河を踏みしめる音は滑らないかと緊張感が伝わって来た。ただ氷河のクレパスの深さが40メートルと言われてもそれを実感するシーンが無くて怖さが感じられない。
山小屋は銀色の外見ばかりではなく、内部の食堂はカフェの様で外の光景とのアンバランスさがまるで宇宙船の様だと言える。エネルギー自給自足実験施設だけにSF的だ。
ヨーロッパの山々は火山とは違う成り立ちなので途中の光景も色々と異なる筈。絶景と個性的な山小屋が見られるこのシリーズも忘れず録画することにしよう。(^_^)
巨大な氷河を越えて辿り着いたスイス・モンテローザ小屋は宇宙船のように銀色に輝く山小屋だ。これは電気自給自足を可能とする太陽光パネルを設置している為で潜水艦用途の水循環システムも備えている。この山小屋から大氷河越しに見るマッターホルンの絶景を4K収録した番組だ。
参考:絶景!ヨーロッパの山小屋めぐり「宇宙船のような山小屋」
http://www4.nhk.or.jp/P5432/x/2019-01-23/44/19241/2869526/
見どころは朝6時の朝焼けに赤く染まるマッターホルンの峰で、BT.2020の広色域とHDRによる明暗のコントラストが美しい。また大氷河越しに見るマッターホルンはなるほど絶景と言える。残念なのは氷河が想像より黒い箇所が多く汚いことだろうか…。(^_^;;
遠方のマッターホルンを写すことが多く4Kの解像度を実感するシーンは少なかった。
2chステレオ音声だが、スパイクを付けて氷河を踏みしめる音は滑らないかと緊張感が伝わって来た。ただ氷河のクレパスの深さが40メートルと言われてもそれを実感するシーンが無くて怖さが感じられない。
山小屋は銀色の外見ばかりではなく、内部の食堂はカフェの様で外の光景とのアンバランスさがまるで宇宙船の様だと言える。エネルギー自給自足実験施設だけにSF的だ。
ヨーロッパの山々は火山とは違う成り立ちなので途中の光景も色々と異なる筈。絶景と個性的な山小屋が見られるこのシリーズも忘れず録画することにしよう。(^_^)
2019年01月21日
BS4K「にっぽん百名山 富士山」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/01/15(火)19:30〜20:00 BS4K 101にて「にっぽん百名山 富士山」が放送された。富士山の絶景が4K HDRで楽しめるのだろうと期待してVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
2017年7月に富士山麓北西の青木ヶ原樹海から2泊3日で富士山に登頂する。9合目でご来光を眺め標高3776メートル剣ヶ峰に立つ登山中級者向けのコースを4K収録した番組だ。
参考:「にっぽん百名山 新たなる峰々へ」
http://www4.nhk.or.jp/100yama/
期待通りBT.2020の広色域とHDRでご来光を美しく眺めることが出来た。このご来光を観るため夜中に登る登山者のライトの光を地上から撮影したシーンもHDRらしく明暗が引き立つ。
4Kの解像度で見る頂上火口は迫力満点だ。5合目より上の富士山の光景は岩と小石だらけと殺風景なので前半に樹海を通る構成は正解だ。
登山ガイドさんに「樹海ではコンパスが効かないとは本当ですか」と尋ね、火山岩に含まれる鉄分で方位がずれるのを確認するシーンもあった。樹海という名称の由来となる地表に広がる樹木の根を眺めたり、富士風穴の入口に立ったりと前半の方が観光としては楽しめるシーンが多かった。
2chステレオだが登山の小石を踏みしめる音くらいしか環境音がないので特に不満は無かった。
なるほど雲海を見下ろす絶景を見ると登山を楽しむ人達の気持ちも分かるというもの。苦労して登りこの光景を見た時の感動を味わいたいと思うほどの臨場感が楽しめる番組だ。このシリーズはしっかり録画することにしよう。(^_^)
2017年7月に富士山麓北西の青木ヶ原樹海から2泊3日で富士山に登頂する。9合目でご来光を眺め標高3776メートル剣ヶ峰に立つ登山中級者向けのコースを4K収録した番組だ。
参考:「にっぽん百名山 新たなる峰々へ」
http://www4.nhk.or.jp/100yama/
期待通りBT.2020の広色域とHDRでご来光を美しく眺めることが出来た。このご来光を観るため夜中に登る登山者のライトの光を地上から撮影したシーンもHDRらしく明暗が引き立つ。
4Kの解像度で見る頂上火口は迫力満点だ。5合目より上の富士山の光景は岩と小石だらけと殺風景なので前半に樹海を通る構成は正解だ。
登山ガイドさんに「樹海ではコンパスが効かないとは本当ですか」と尋ね、火山岩に含まれる鉄分で方位がずれるのを確認するシーンもあった。樹海という名称の由来となる地表に広がる樹木の根を眺めたり、富士風穴の入口に立ったりと前半の方が観光としては楽しめるシーンが多かった。
2chステレオだが登山の小石を踏みしめる音くらいしか環境音がないので特に不満は無かった。
なるほど雲海を見下ろす絶景を見ると登山を楽しむ人達の気持ちも分かるというもの。苦労して登りこの光景を見た時の感動を味わいたいと思うほどの臨場感が楽しめる番組だ。このシリーズはしっかり録画することにしよう。(^_^)
2019年01月16日
BS4K「庭は一幅の絵画である 足立美術館 世界一の庭の四季」をVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴してみた
19/01/07(月)22:10〜22:40 BS4K 101の<8Kベストウインドー>枠にて「庭は一幅の絵画である 足立美術館 世界一の庭の四季」が放送された。”色彩豊かな庭”が4K HDRで楽しめるのだろうと期待してVPL-VW255とDMR-SCZ2060で視聴した。
島根の足立美術館の庭は海外の専門誌から世界一の日本庭園と評されている。創設者 足立全康氏が日本画を蒐集してきて、その惚れた絵画の風景を日本庭園で再現しようと作り上げたものだ。その美しさと世界観を維持する為7人の庭師が日々手入れしている。美術館にはその庭を鑑賞する為の”生の額絵”と呼ばれる窓が設けられている。その窓から見える庭の四季を8K収録した番組だ。
参考:「庭は一幅の絵画である 足立美術館 世界一の庭の四季」
http://www4.nhk.or.jp/P5299/x/2019-01-16/48/9815/3151026/
期待通りBT.2020の広色域で春は明るい緑、夏は濃い緑、秋は紅葉との対比で映える緑、冬は白い雪を被った緑と多彩な緑を見せてくれる。白い小石の枯山水や山に見立てた褐色の岩がアクセントになり生の日本画を楽しめる。
薄暗い美術館内部にて窓から明るい外の庭を写す場面では「HDRという技術を使い、目で見ている様な明るさでお届けします」といった内容のナレーションが入った様に、春薄曇りの弱い日光、夏の強い日光、冬は雪に反射する日光と言った太陽光の違いを描写するのに役立っていた。
4Kの解像度で”生の額絵”と呼ばれる窓から見える日本庭園を100インチスクリーンから観ているという入れ子状況を臨場感たっぷり楽しめた。
5.1chサラウンドは夏の蝉しぐれや鳥の囀りには効果的だったが、内容的に音に耳を奪われる場面は無かった。4K HDRの魅力たっぷりで何度も鑑賞したくなる好番組だ。
それにしても世界一を維持する為、毎朝開館2時間前から掃除と手入れ、季節ごとの刈りこみ、生の絵画としてバランスを維持する為植木の入れ替えと、そのコストの掛け方が大変だ。
この番組を観ると実際に季節ごとに足立美術館へ行きたくなる。それには島根は遠過ぎる…。(^_^;;
島根の足立美術館の庭は海外の専門誌から世界一の日本庭園と評されている。創設者 足立全康氏が日本画を蒐集してきて、その惚れた絵画の風景を日本庭園で再現しようと作り上げたものだ。その美しさと世界観を維持する為7人の庭師が日々手入れしている。美術館にはその庭を鑑賞する為の”生の額絵”と呼ばれる窓が設けられている。その窓から見える庭の四季を8K収録した番組だ。
参考:「庭は一幅の絵画である 足立美術館 世界一の庭の四季」
http://www4.nhk.or.jp/P5299/x/2019-01-16/48/9815/3151026/
期待通りBT.2020の広色域で春は明るい緑、夏は濃い緑、秋は紅葉との対比で映える緑、冬は白い雪を被った緑と多彩な緑を見せてくれる。白い小石の枯山水や山に見立てた褐色の岩がアクセントになり生の日本画を楽しめる。
薄暗い美術館内部にて窓から明るい外の庭を写す場面では「HDRという技術を使い、目で見ている様な明るさでお届けします」といった内容のナレーションが入った様に、春薄曇りの弱い日光、夏の強い日光、冬は雪に反射する日光と言った太陽光の違いを描写するのに役立っていた。
4Kの解像度で”生の額絵”と呼ばれる窓から見える日本庭園を100インチスクリーンから観ているという入れ子状況を臨場感たっぷり楽しめた。
5.1chサラウンドは夏の蝉しぐれや鳥の囀りには効果的だったが、内容的に音に耳を奪われる場面は無かった。4K HDRの魅力たっぷりで何度も鑑賞したくなる好番組だ。
それにしても世界一を維持する為、毎朝開館2時間前から掃除と手入れ、季節ごとの刈りこみ、生の絵画としてバランスを維持する為植木の入れ替えと、そのコストの掛け方が大変だ。
この番組を観ると実際に季節ごとに足立美術館へ行きたくなる。それには島根は遠過ぎる…。(^_^;;