福岡県北九州市小倉北区で開催された『北九州ポップカルチャーフェスティバル2023』(KPF2023)に参加するため23/11/24(金)から11/27(月)と北九州旅行へ行った。
KPFは11/26(日)終了だったが終了18:50直後に新幹線に乗っても4時間41分掛かり終電に間に合わないので観光目的でもう一泊し11/27(月)は一日観光としゃれこんだ。
参考:門司港レトロの観光スポット
https://www.mojiko.info/spot/index.html
一通り門司港レトロを見て回り「旧門司税関」を覗いたら1階は常設の門司税関広報展示室があり押収した偽物商品や密輸麻薬の隠し方模型まで展示されておりなかなか刺激的だ。本当に写真撮影可なのだろうか?
14時半過ぎに2階ギャラリーに上がったら「チャリティ絵画入札会」という有名名画の展示会が行われていた。写真撮影不可だが警備員もいないし高精度な複製品なのだろうかと思いながら見て回っていたら「ムゼッタ/ルイ・イカール」エッチング版と「夜桜/藤城清治」DXリトグラフ版という2点に強く心惹かれた。
参考:ルイ・イカール「ムゼッタ」
https://www.atelier-blanca.com/shopdetail/000000003657/
参考:藤城清治【夜桜】
https://gen-so-ka.com/?pid=164168696
そこに「オークションにご参加しませんか?」と上品な老人に声を掛けられた。各作品に付いているプレートには千円単位で[最低入札価格][参考市場価格]が記載されているので千円単位で落札価格を御記入下さい、と言う。
参考:東日本大地震・コロナ対策医療支援オークション
https://somekichi.com/exhibitions/entry-81.html
旅行中で気持ちが高揚していたからか、美術館巡りして妙に美術感性が高感度になっていたのか「旅の記念に…」等と口走り入札してしまった。今思えば一度冷静になるためこの場を離れるべきだったが15時終了と言っていたので、その機会を作れなかった。
「どうせ落とせないだろうし…」と思いながら美術品素人だから記載されている参考価格を千円単位で切り捨てした価格を記入した。今思えばここは東京銀座ではないのだから入札者も少なく最低入札価格に数万上乗せすれば良かった筈だ。せめてスマホで市場価格を検索すべきだった。
キャンセル不可と説明された時にも金額を変更しなかったし、落札出来ないだろうと思いつつ可能性のある金額を書くという矛盾した行動を取った自分は当時どんな状態だったのだろうかと今冷静に自己分析してもよく分からない…。
帰宅して今更記入した金額に驚き落札できないことを願ったが12/01(金)に2点落札おめでとうの手紙が届いた。税込2点でSONY α9 IIIボディを余裕で買える金額なのですか!?
この金額を振り込んでも良い会社なのか「国税庁法人番号公表サイト」を検索した。ホームページも存在するが福岡県北九州市のギャラリーなのでネット上の評判は不明だ。X(旧Twitter)では毎日新聞小倉報道部が2012年から毎日新聞社会事業団に寄付していると呟いているから売上の一部寄付は事実の様だ。
念のため「株式会社毎日新聞社 西部本社・編集局・報道部」と「小倉北区役所 代表」に電話で問い合わせることにしよう。
2023年11月14日
23/11/14(火)「埼玉県民の日」に埼玉県にある施設の入園料・観覧料等が無料!
23/11/14(火)は「埼玉県民の日」だ。埼玉県にある施設の入園料・観覧料等が無料になると聞いたので確認してみた。東京都には敵わないだろうと思っていたら川越市が強い。
参考:「11月14日(火)は県民の日!今年だけの特別企画で盛り上げます!」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0301/news/page/news2023110101.html
『川越市立美術館』
午前9時30分から午後5時(冬季は午後4時30分まで)
「川越駅」東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき(川越06系統)川越市役所前 徒歩5分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/riyoannai/info-kotsu.html
『川越市立博物館』
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
川越駅又は本川越駅より東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hakubutsukan/index.html
『川越まつり会館』
9:30〜17:30(入館は17:00)
本川越駅より徒歩15分
11月14日(火)無料
https://kawagoematsuri.jp/matsurimuseum/
『川越城本丸御殿』
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
川越駅又は本川越駅より東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hommarugoten.html
『旧山崎家別邸』
午前9時30分から午後5時30分、入館は午後5時まで(10月から3月)
「川越駅」より徒歩25分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/kurazukurizone/kyuyamazakike.html
『ビアトリクス・ポター資料館』
午前9時30分から午後5時(冬季は午後4時30分まで)
東武東上線高坂駅下車徒歩30分(埼玉県こども動物自然公園内)
11月14日(火)無料
https://www.daito.ac.jp/potter/access/
『埼玉県こども動物自然公園』
9:30〜17:00(最終入園16:00)
東武東上線高坂駅から徒歩20分
11月14日(火)無料
https://www.parks.or.jp/sczoo/guide/000/000443.html
『埼玉県環境科学国際センター』
9:30〜16:30
東武伊勢崎線加須駅南口よりバス15分
11月14日(火)無料
https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/
『川口市立科学館』
9:30〜17:00(入館は 16:00 まで)
JR川口駅東口7〜9番乗場からバスで約13分、「川口市立高校」下車 徒歩約5分
11月14日(火)科学展示室、プラネタリウム、天文台が無料(プラネタリウムは無料観覧券が必要)
http://www.kawaguchi.science.museum/schedule/index202311-muryoukoukai.html
『埼玉県立近代美術館』
10:00〜17:30 (展示室への入場は17:00まで)
JR北浦和駅西口から徒歩3分
11月14日(火)収蔵品展の観覧料が無料
https://pref.spec.ed.jp/momas/%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%A1%88%E5%86%85---%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A1%88%E5%86%85
川越市と言えば『神様はじめました』『月がきれい』の聖地だし、この機会に蔵造りの街並みや菓子屋横丁の散策など観光を楽しむのも良さそうだ。
参考:「11月14日(火)は県民の日!今年だけの特別企画で盛り上げます!」
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0301/news/page/news2023110101.html
『川越市立美術館』
午前9時30分から午後5時(冬季は午後4時30分まで)
「川越駅」東武バス「川越運動公園/埼玉医大/上尾駅西口」ゆき(川越06系統)川越市役所前 徒歩5分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/artmuseum/riyoannai/info-kotsu.html
『川越市立博物館』
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
川越駅又は本川越駅より東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hakubutsukan/index.html
『川越まつり会館』
9:30〜17:30(入館は17:00)
本川越駅より徒歩15分
11月14日(火)無料
https://kawagoematsuri.jp/matsurimuseum/
『川越城本丸御殿』
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
川越駅又は本川越駅より東武バス(蔵のまち経由)「札の辻」下車徒歩10分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hommarugoten.html
『旧山崎家別邸』
午前9時30分から午後5時30分、入館は午後5時まで(10月から3月)
「川越駅」より徒歩25分
11月14日(火)無料
https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/kurazukurizone/kyuyamazakike.html
『ビアトリクス・ポター資料館』
午前9時30分から午後5時(冬季は午後4時30分まで)
東武東上線高坂駅下車徒歩30分(埼玉県こども動物自然公園内)
11月14日(火)無料
https://www.daito.ac.jp/potter/access/
『埼玉県こども動物自然公園』
9:30〜17:00(最終入園16:00)
東武東上線高坂駅から徒歩20分
11月14日(火)無料
https://www.parks.or.jp/sczoo/guide/000/000443.html
『埼玉県環境科学国際センター』
9:30〜16:30
東武伊勢崎線加須駅南口よりバス15分
11月14日(火)無料
https://www.pref.saitama.lg.jp/cess/
『川口市立科学館』
9:30〜17:00(入館は 16:00 まで)
JR川口駅東口7〜9番乗場からバスで約13分、「川口市立高校」下車 徒歩約5分
11月14日(火)科学展示室、プラネタリウム、天文台が無料(プラネタリウムは無料観覧券が必要)
http://www.kawaguchi.science.museum/schedule/index202311-muryoukoukai.html
『埼玉県立近代美術館』
10:00〜17:30 (展示室への入場は17:00まで)
JR北浦和駅西口から徒歩3分
11月14日(火)収蔵品展の観覧料が無料
https://pref.spec.ed.jp/momas/%E5%88%A9%E7%94%A8%E6%A1%88%E5%86%85---%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%A1%88%E5%86%85
川越市と言えば『神様はじめました』『月がきれい』の聖地だし、この機会に蔵造りの街並みや菓子屋横丁の散策など観光を楽しむのも良さそうだ。
2023年11月11日
10/09(月・祝)閉幕前に科博の特別展「海 ― 生命のみなもと ―」に行ってきた
23/07/15(土)から10/09(月・祝)まで国立科学博物館にて開催されていた特別展「海」に特に興味はなくパスするつもりでいたが「入場者数20万人突破」とかSNSで3回見に行ったとかの話を聞いて意外や見落とすともったいない展示会なのかも、と考え始めた。また「シアター36○」と企画展も10月の新しいコンテンツになっている。
前日にオンライン決済にて日時指定券を購入し23/10/06(金)10:30国立科学博物館 特別展「海」に行った。10時半過ぎに入場したら10/09(月)閉幕前ということで平日でもしっかり混んでいた。
参考:特別展 海 ― 生命のみなもと ―
https://umiten2023.jp/highlights.html
少し期待して見学したが展示内容は私の既知の情報ばかりで展示内容も常設品からテーマに合ったものを集めてきた感じがあった。特にマンボウの模型の彩色はもう少し丁寧に制作して欲しいと感じたが本物もこんなに汚いのだろうか?海や海洋生物が好きな人には刺さる特別展ということだ。
とここまで書きながら撮影してきた写真を見て確認したら「小惑星リュウグウのカケラ」や「生命の起源と進化」といった内容は私の興味範囲で面白かったことを思い出した。後半の展示内容の印象が強くなり前述の様な感想になったと思われる。
12:40過ぎに会場を出てひと休みして国立科学博物館常設展見学を始めた。まず日本館の地下1階の全球型映像施設「シアター36○」の13:00上映時間間近だったので視聴した。10月は「3万年前の大航海−ホモ・サピエンス日本上陸−」というプログラムだ。
縄文人はどうやって海を渡ったのかという実証実験を撮影した実写作品で「シアター36○」のCGの自由なカメラアングルによる浮遊感が味わえず不満が残る内容だった。特別展「海」にて「旧石器時代の航海技術を考える」で展示されていたプロジェクトの内容を動画で確認出来たことに意義があると言うことか。
参考:関東大震災100年企画展
https://www.kahaku.go.jp/event/2023/09earthquake/
この後13時半から日本館の企画展「関東大震災100年 震災からのあゆみ -未来へつなげる科学技術-」も見学した。100年前の被災状況を多種の資料で解析する展示で科学技術というより社会面的な展示で私の興味範囲外だった。第2会場地球館1階 オープンスペースでは将来的な震災に備えた技術の展示があった。
15時前に企画展も見終わったので残り2時間で常設展を再見学する。これまでに日本館と地球館の全フロアを見学し終わったので地球館のフロアで展示内容が変わったフロアがないか確認して歩いた。
参考:越谷隕石 国立科学博物館で展示 120年間守り継がれて
https://www.nhk.or.jp/shutoken/saitama/article/015/11/
話題になった「越谷隕石」展示は8/21(月)までで見られなかったのは残念だ。M2Fの[科学技術の偉人たち−日本の科学者・技術者−]の肖像(レリーフ)の中に朝ドラの牧野富太郎氏もいたことに今更ながら気づいた。
地球館地下2階「地球環境の変動と生物の進化 -誕生と絶滅の不思議-」を見学したら意外や展示内容を忘れてきており結構楽しみ17時に帰路に就いた。現在開催中の「和食」はパスでいいかな…。
前日にオンライン決済にて日時指定券を購入し23/10/06(金)10:30国立科学博物館 特別展「海」に行った。10時半過ぎに入場したら10/09(月)閉幕前ということで平日でもしっかり混んでいた。
参考:特別展 海 ― 生命のみなもと ―
https://umiten2023.jp/highlights.html
少し期待して見学したが展示内容は私の既知の情報ばかりで展示内容も常設品からテーマに合ったものを集めてきた感じがあった。特にマンボウの模型の彩色はもう少し丁寧に制作して欲しいと感じたが本物もこんなに汚いのだろうか?海や海洋生物が好きな人には刺さる特別展ということだ。
とここまで書きながら撮影してきた写真を見て確認したら「小惑星リュウグウのカケラ」や「生命の起源と進化」といった内容は私の興味範囲で面白かったことを思い出した。後半の展示内容の印象が強くなり前述の様な感想になったと思われる。
12:40過ぎに会場を出てひと休みして国立科学博物館常設展見学を始めた。まず日本館の地下1階の全球型映像施設「シアター36○」の13:00上映時間間近だったので視聴した。10月は「3万年前の大航海−ホモ・サピエンス日本上陸−」というプログラムだ。
縄文人はどうやって海を渡ったのかという実証実験を撮影した実写作品で「シアター36○」のCGの自由なカメラアングルによる浮遊感が味わえず不満が残る内容だった。特別展「海」にて「旧石器時代の航海技術を考える」で展示されていたプロジェクトの内容を動画で確認出来たことに意義があると言うことか。
参考:関東大震災100年企画展
https://www.kahaku.go.jp/event/2023/09earthquake/
この後13時半から日本館の企画展「関東大震災100年 震災からのあゆみ -未来へつなげる科学技術-」も見学した。100年前の被災状況を多種の資料で解析する展示で科学技術というより社会面的な展示で私の興味範囲外だった。第2会場地球館1階 オープンスペースでは将来的な震災に備えた技術の展示があった。
15時前に企画展も見終わったので残り2時間で常設展を再見学する。これまでに日本館と地球館の全フロアを見学し終わったので地球館のフロアで展示内容が変わったフロアがないか確認して歩いた。
参考:越谷隕石 国立科学博物館で展示 120年間守り継がれて
https://www.nhk.or.jp/shutoken/saitama/article/015/11/
話題になった「越谷隕石」展示は8/21(月)までで見られなかったのは残念だ。M2Fの[科学技術の偉人たち−日本の科学者・技術者−]の肖像(レリーフ)の中に朝ドラの牧野富太郎氏もいたことに今更ながら気づいた。
地球館地下2階「地球環境の変動と生物の進化 -誕生と絶滅の不思議-」を見学したら意外や展示内容を忘れてきており結構楽しみ17時に帰路に就いた。現在開催中の「和食」はパスでいいかな…。
2023年10月04日
23/10/01(日)「都民の日」に東京都写真美術館にも行ってみた
23/10/01(日)「都民の日」は東京都にある施設の入園料・観覧料等が無料だった。清澄庭園[150円]と東京都現代美術館[500円]を楽しんだ後はあと1か所東京都写真美術館[700円×2展示室]へ向かうことにした。
地下鉄を乗り継いで40分後に恵比寿に着き空腹だったので14:50に駅前のケンタに入りランチセットの昼食を取った。完全にセルフオーダーになっているとはマクドやバーガーキングより進んでいる。しかもウーバーイーツ用テイクアウトロッカーまで設置しているとは恵比寿と言う土地柄が垣間見られる。
恵比寿駅周辺は2016年JR恵比寿駅西口地区に「恵比寿ガーデンプレイス」が開業し、そこに東京都写真美術館があるというのは行ってから気づいた。
写真美術館は余り人気無いだろうと想像していたがガーデンプレイス内ということで混雑しており「都民の日 入場整理券」が渡され階段に出来た待機列で待つことになった。こちらも入場口でリュックは前で抱える様お願いがあった。トーハクや科博で言われたことなかったが東京都施設では統一指導案件らしい。
参考:3F 展示室 TOPコレクション 何が見える?「覗き見る」まなざしの系譜
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4536.html
10分強待ってまず3Fの「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」を鑑賞した。どんな内容かと思ったら写真機の原型となるピンホールカメラからステレオスコープ、パラパラ漫画的な映画の原型から映写機までの発明品の数々を見ることが出来た。
科博でカメラやムービーの発明の歴史を見ている様な大変興味深い展示内容で大いに楽しめた。現代人は当たり前にカメラとムービーを使っているが、こうなるまで多くの発明家が試行錯誤の上に色々な発明品を作って来たからと分かり感謝するしかない。
1838年に発表されたステレオスコープは大ブームになったらしい。歴史は繰り返す点からも3D映画が作られるのは納得だがイマイチブームにならなかったのは現代人が映像に慣れ過ぎているのも一因なのだろう。
伊藤隆介《オデッサの階段》という『戦艦ポチョムキン(1925)』のモンタージュ理論で有名な階段シーンをミニチュアで再現したリアルタイム映像化作品があった。乳母車が階段を転がり落ちていくシーンが永遠に続くのだが、円形のメリーゴーランド階段なのに何故永遠に落ちて行く様に見えるのか現地で動いている装置を見ていても良く分からなかった。
撮った写真を見ると乳母車は紐で引っ張られている。階段は下りに見えるように階板が重ねられているが半分は登りになっており階段横の壁は登り階段を進むと高くなるように作られている。この錯覚を利用しているからカメラで映された映像を見ていると永遠に落ちて行く様に見える訳だ。このカラクリを知ってからもう一度見たくなる。
参考:B1F 展示室 風景論以後
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4538.html
16:25にB1F 展示室「風景論以後」へ行く。この時間になるともう入場規制の待機列は無くなっていた。風景を文字通りの風景だけではなく文化、社会、政治と関連付けた写真映像作品が展示上映されていた。
大島渚監督の1970年代作品の予告編はテーマから熱意を感じられるし、暴力的な描写から若さが溢れている。昭和の高度成長期の熱さは令和では感じられないものだ。
《略称・連続射殺魔》中平卓馬制作のドキュメンタリーが上映されていた。1972年から1973年にかけて、東京都内にて拳銃で計10人を殺害し1人に重傷を負わせた連続射殺事件があったとは知らなかった。86分の作品だったので5分程見て別の部屋に移動した。
一通り見終わったので17時に帰宅したが閉館時間が18時だと知っていたらもっとしっかりビデオ作品も見ておくべきだったとちょっと後悔した。埼玉県民だが「都民の日」を満喫した1日だった。
地下鉄を乗り継いで40分後に恵比寿に着き空腹だったので14:50に駅前のケンタに入りランチセットの昼食を取った。完全にセルフオーダーになっているとはマクドやバーガーキングより進んでいる。しかもウーバーイーツ用テイクアウトロッカーまで設置しているとは恵比寿と言う土地柄が垣間見られる。
恵比寿駅周辺は2016年JR恵比寿駅西口地区に「恵比寿ガーデンプレイス」が開業し、そこに東京都写真美術館があるというのは行ってから気づいた。
写真美術館は余り人気無いだろうと想像していたがガーデンプレイス内ということで混雑しており「都民の日 入場整理券」が渡され階段に出来た待機列で待つことになった。こちらも入場口でリュックは前で抱える様お願いがあった。トーハクや科博で言われたことなかったが東京都施設では統一指導案件らしい。
参考:3F 展示室 TOPコレクション 何が見える?「覗き見る」まなざしの系譜
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4536.html
10分強待ってまず3Fの「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」を鑑賞した。どんな内容かと思ったら写真機の原型となるピンホールカメラからステレオスコープ、パラパラ漫画的な映画の原型から映写機までの発明品の数々を見ることが出来た。
科博でカメラやムービーの発明の歴史を見ている様な大変興味深い展示内容で大いに楽しめた。現代人は当たり前にカメラとムービーを使っているが、こうなるまで多くの発明家が試行錯誤の上に色々な発明品を作って来たからと分かり感謝するしかない。
1838年に発表されたステレオスコープは大ブームになったらしい。歴史は繰り返す点からも3D映画が作られるのは納得だがイマイチブームにならなかったのは現代人が映像に慣れ過ぎているのも一因なのだろう。
伊藤隆介《オデッサの階段》という『戦艦ポチョムキン(1925)』のモンタージュ理論で有名な階段シーンをミニチュアで再現したリアルタイム映像化作品があった。乳母車が階段を転がり落ちていくシーンが永遠に続くのだが、円形のメリーゴーランド階段なのに何故永遠に落ちて行く様に見えるのか現地で動いている装置を見ていても良く分からなかった。
撮った写真を見ると乳母車は紐で引っ張られている。階段は下りに見えるように階板が重ねられているが半分は登りになっており階段横の壁は登り階段を進むと高くなるように作られている。この錯覚を利用しているからカメラで映された映像を見ていると永遠に落ちて行く様に見える訳だ。このカラクリを知ってからもう一度見たくなる。
参考:B1F 展示室 風景論以後
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4538.html
16:25にB1F 展示室「風景論以後」へ行く。この時間になるともう入場規制の待機列は無くなっていた。風景を文字通りの風景だけではなく文化、社会、政治と関連付けた写真映像作品が展示上映されていた。
大島渚監督の1970年代作品の予告編はテーマから熱意を感じられるし、暴力的な描写から若さが溢れている。昭和の高度成長期の熱さは令和では感じられないものだ。
《略称・連続射殺魔》中平卓馬制作のドキュメンタリーが上映されていた。1972年から1973年にかけて、東京都内にて拳銃で計10人を殺害し1人に重傷を負わせた連続射殺事件があったとは知らなかった。86分の作品だったので5分程見て別の部屋に移動した。
一通り見終わったので17時に帰宅したが閉館時間が18時だと知っていたらもっとしっかりビデオ作品も見ておくべきだったとちょっと後悔した。埼玉県民だが「都民の日」を満喫した1日だった。
2023年10月03日
23/10/01(日)「都民の日」に清澄庭園と東京都現代美術館へ行ってみた
23/10/01(日)「都民の日」は東京都にある施設の入園料・観覧料等が無料になると聞いてそれらの施設を鉄道路線でまとめてみた。私にとって遠い施設や近場に他の施設のないエリアは除外した。
また10/01(日)の東京都の天気予報を見れば"曇後時々晴"で天気は不安定で雷雨の可能性もあるとのことだったので雨天に備え屋内の美術館は必ず入れたい。
・清澄庭園:東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
・東京都現代美術館(常設展「MOTコレクション」):東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
・東京都写真美術館(収蔵展「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」、「風景論以後」):東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
・東京都庭園美術館(庭園、企画展「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」):JR山手線「目黒駅」東口より徒歩7分
・六義園:JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
・旧芝離宮恩賜庭園:JR山手線・京浜東北線「浜松町」下車北口 徒歩1分
・恩賜上野動物園:JR上野駅「公園口」から徒歩5分
・東京都美術館(企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展」):JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
・旧古河庭園:JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
・旧岩崎邸庭園:東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
・向島百花園:東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分
これら4エリアで上野は動物園人気で間違いなく混雑すると思われるので避けよう。そう考えると清澄白河駅なら庭園と美術館へ行けるので天候に応じて行先を選べて便利だ。
参考:清澄庭園
https://www.jalan.net/kankou/spt_13108ah2140016719/
10:40に清澄白河駅から地上に出れば目の前が清澄庭園だ。曇は多いが雨は降りそうもなかったのでそのまま入口へ向かい入園する。庭園は家族連れでかなり混んでいた。
大きな池は緑茶の様な緑色で水の中はまったく見えなかったがとにかく亀とスッポンが多くいて水面を泳いでいたり石の上で甲羅干ししていたりと気ままに過ごしている。「手を出さないで!!」という注意書きがあったが人に慣れており姿を見て逆に近づいてくるくらいだ。
何を食べているのかと思っていたら死にかけの鯉に噛みついて池の深い所へ引きずり込んでいるのを見掛けた。そう言えば亀は雑食だから水草以外に肉も食べるのだ。マガモ等野鳥もいる平和そうな池の中でも食物連鎖が行われている。
庭園を1周して一通り見学して11時半に東京都現代美術館へ向かう。12/09/15(土)以来だが通りに住民自作のハロウィン人形が飾られている下町らしさは変わっていなかった。
11:55から「MOTコレクション」の「被膜虚実/特集展示 横尾忠則―水のように/生誕100年 サム・フランシス」を無料で鑑賞した。こちらも人は多かったがすぐに入場出来た。
入口でリュックは前に掛けて抱えるよう指示があった。これだと階段を降りる時にステップが見えず結構怖い。メタボになるまいと思わせてくれる貴重な体験だった。
参考:MOTコレクション
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230715/
1階の現代美術として名和晃平氏の《PixCell-Deer》シリーズが人気だった。見た目は美しいし見る角度で表情を変え面白い作品だ。
写真作品は記録なのか表現なのか評価が難しい。「とある現実の超風景 2018 ver.」はネット上の画像データのコラージュ作品で見たことあるキャラ等のイラストの一部を見つけるのが面白い。
3階では横尾忠則氏の作品は懐かしさと昭和の熱気を味わった。13:35頃までしっかり鑑賞して会場を出て次の施設に向かった…。
また10/01(日)の東京都の天気予報を見れば"曇後時々晴"で天気は不安定で雷雨の可能性もあるとのことだったので雨天に備え屋内の美術館は必ず入れたい。
・清澄庭園:東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
・東京都現代美術館(常設展「MOTコレクション」):東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
・東京都写真美術館(収蔵展「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」、「風景論以後」):東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
・東京都庭園美術館(庭園、企画展「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」):JR山手線「目黒駅」東口より徒歩7分
・六義園:JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
・旧芝離宮恩賜庭園:JR山手線・京浜東北線「浜松町」下車北口 徒歩1分
・恩賜上野動物園:JR上野駅「公園口」から徒歩5分
・東京都美術館(企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展」):JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
・旧古河庭園:JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
・旧岩崎邸庭園:東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
・向島百花園:東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分
これら4エリアで上野は動物園人気で間違いなく混雑すると思われるので避けよう。そう考えると清澄白河駅なら庭園と美術館へ行けるので天候に応じて行先を選べて便利だ。
参考:清澄庭園
https://www.jalan.net/kankou/spt_13108ah2140016719/
10:40に清澄白河駅から地上に出れば目の前が清澄庭園だ。曇は多いが雨は降りそうもなかったのでそのまま入口へ向かい入園する。庭園は家族連れでかなり混んでいた。
大きな池は緑茶の様な緑色で水の中はまったく見えなかったがとにかく亀とスッポンが多くいて水面を泳いでいたり石の上で甲羅干ししていたりと気ままに過ごしている。「手を出さないで!!」という注意書きがあったが人に慣れており姿を見て逆に近づいてくるくらいだ。
何を食べているのかと思っていたら死にかけの鯉に噛みついて池の深い所へ引きずり込んでいるのを見掛けた。そう言えば亀は雑食だから水草以外に肉も食べるのだ。マガモ等野鳥もいる平和そうな池の中でも食物連鎖が行われている。
庭園を1周して一通り見学して11時半に東京都現代美術館へ向かう。12/09/15(土)以来だが通りに住民自作のハロウィン人形が飾られている下町らしさは変わっていなかった。
11:55から「MOTコレクション」の「被膜虚実/特集展示 横尾忠則―水のように/生誕100年 サム・フランシス」を無料で鑑賞した。こちらも人は多かったがすぐに入場出来た。
入口でリュックは前に掛けて抱えるよう指示があった。これだと階段を降りる時にステップが見えず結構怖い。メタボになるまいと思わせてくれる貴重な体験だった。
参考:MOTコレクション
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-230715/
1階の現代美術として名和晃平氏の《PixCell-Deer》シリーズが人気だった。見た目は美しいし見る角度で表情を変え面白い作品だ。
写真作品は記録なのか表現なのか評価が難しい。「とある現実の超風景 2018 ver.」はネット上の画像データのコラージュ作品で見たことあるキャラ等のイラストの一部を見つけるのが面白い。
3階では横尾忠則氏の作品は懐かしさと昭和の熱気を味わった。13:35頃までしっかり鑑賞して会場を出て次の施設に向かった…。
2023年09月24日
23/10/01(日)「都民の日」に東京都にある施設の入園料・観覧料等が無料!
23/10/01(日)は「都民の日」だ。せっかくの休日が日曜日と被って都民の子供達は嘆き悲しんでいることだろう。埼玉県民の私は関係ないが東京都にある施設の入園料・観覧料等が無料になると聞いたので確認してみた。
参考:都民の日における施設無料公開及び記念行事について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/08/23/07.html
■庭園
・浜離宮恩賜庭園:JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩12分
・六義園:JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
・清澄庭園:東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
・旧芝離宮恩賜庭園:JR山手線・京浜東北線「浜松町」下車北口 徒歩1分
・旧岩崎邸庭園:東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
・旧古河庭園:JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
・小石川後楽園:JR総武線「水道橋」(JB17)西口から徒歩5分
・向島百花園:東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分
・殿ヶ谷戸庭園:JR中央線「国分寺」下車 徒歩2分
■動物園・植物園
・神代植物公園:京王線から調布駅から小田急バス
・葛西臨海水族園:京葉線「葛西臨海公園」下車、徒歩5分
・東京港野鳥公園:東京モノレール「流通センター駅」下車、徒歩15分
・多摩動物公園:京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、徒歩1分
・井の頭自然文化園:JR中央線・総武線「吉祥寺駅」南口(公園口)から徒歩約10分
・恩賜上野動物園:JR上野駅「公園口」から徒歩5分
・夢の島熱帯植物館:東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線『新木場駅』下車、徒歩13分
10/01(日)東京の天気は曇時々雨 降雨確率70%となっているから行くなら屋内見学の美術館・博物館等が良さそうだ。以下の5か所が候補となる。
■美術館・博物館等
・江戸東京たてもの園:JR中央線武蔵小金井駅北口からバス5分
・東京都美術館(企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展」):JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
・東京都庭園美術館(庭園、企画展「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」):JR山手線「目黒駅」東口より徒歩7分
・東京都写真美術館(収蔵展「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」、「風景論以後」):東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
・東京都現代美術館(常設展「MOTコレクション」):東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
東京都美術館は「マティス展」へ行くつもりで猛暑日続きで結局行かなかったが、東京都現代美術館には12/09/15(土)に「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で行ったことがある。
近場の上野で「東京都美術館」と「恩賜上野動物園」をハシゴするのは効率的だが休日だから“混雑時、入場制限あり”に遭遇する可能性が高いと考えられる。
今回は通常行く機会の無い「東京都庭園美術館」「東京都写真美術館」へ行くのが面白そうだ。天気予報に注目しながら予定を立ててみよう。
そして翌月11/03(金)「文化の日」にも23/05/18(木)「国際博物館の日」みたいな施設無料公開があるはずなので楽しみだ。
参考:都民の日における施設無料公開及び記念行事について
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/08/23/07.html
■庭園
・浜離宮恩賜庭園:JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」(G08・A10)下車 徒歩12分
・六義園:JR山手線「駒込」(南口)下車 徒歩7分
・清澄庭園:東京メトロ半蔵門線「清澄白河」(E14・Z11)駅下車 徒歩3分
・旧芝離宮恩賜庭園:JR山手線・京浜東北線「浜松町」下車北口 徒歩1分
・旧岩崎邸庭園:東京メトロ千代田線「湯島」(C13)下車 徒歩3分
・旧古河庭園:JR京浜東北線 上中里駅 下車 徒歩7分
・小石川後楽園:JR総武線「水道橋」(JB17)西口から徒歩5分
・向島百花園:東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分
・殿ヶ谷戸庭園:JR中央線「国分寺」下車 徒歩2分
■動物園・植物園
・神代植物公園:京王線から調布駅から小田急バス
・葛西臨海水族園:京葉線「葛西臨海公園」下車、徒歩5分
・東京港野鳥公園:東京モノレール「流通センター駅」下車、徒歩15分
・多摩動物公園:京王線、多摩モノレール「多摩動物公園駅」下車、徒歩1分
・井の頭自然文化園:JR中央線・総武線「吉祥寺駅」南口(公園口)から徒歩約10分
・恩賜上野動物園:JR上野駅「公園口」から徒歩5分
・夢の島熱帯植物館:東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線『新木場駅』下車、徒歩13分
10/01(日)東京の天気は曇時々雨 降雨確率70%となっているから行くなら屋内見学の美術館・博物館等が良さそうだ。以下の5か所が候補となる。
■美術館・博物館等
・江戸東京たてもの園:JR中央線武蔵小金井駅北口からバス5分
・東京都美術館(企画展「うえののそこから「はじまり、はじまり」荒木珠奈展」):JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
・東京都庭園美術館(庭園、企画展「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」):JR山手線「目黒駅」東口より徒歩7分
・東京都写真美術館(収蔵展「TOPコレクション 何が見える?「覗(のぞ)き見る」まなざしの系譜」、「風景論以後」):東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約10分
・東京都現代美術館(常設展「MOTコレクション」):東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
東京都美術館は「マティス展」へ行くつもりで猛暑日続きで結局行かなかったが、東京都現代美術館には12/09/15(土)に「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」で行ったことがある。
近場の上野で「東京都美術館」と「恩賜上野動物園」をハシゴするのは効率的だが休日だから“混雑時、入場制限あり”に遭遇する可能性が高いと考えられる。
今回は通常行く機会の無い「東京都庭園美術館」「東京都写真美術館」へ行くのが面白そうだ。天気予報に注目しながら予定を立ててみよう。
そして翌月11/03(金)「文化の日」にも23/05/18(木)「国際博物館の日」みたいな施設無料公開があるはずなので楽しみだ。
2023年08月31日
トーハク特別展「古代メキシコ −マヤ、アステカ、テオティワカン」を見学してきた
23/06/16(金)から東京国立博物館 平成館 特別展示室にて特別展「古代メキシコ −マヤ、アステカ、テオティワカン」が開催されている。
行く気満々で前売券を購入したが毎日の猛暑で出かける気が起きず、少しでも涼しい日に出かけようと思っていたら早いものでもう23/09/03(日)の最終週となってしまったので慌てて8/29(火)に出かけた。
11:30にトーハクに着くと「特別展は混雑中」と掲示されていた。その通り会場は混雑しており要領よく見る順番を変えながら、時には諦めて列に並んで人気展示物を見る必要もある。やはり休館日の翌日火曜と終了間際は混雑するものだ。
特別展はほぼカメラ撮影可能で数点撮影不可があった。11時半過ぎに入場し14時前までたっぷり古代メキシコ文明を堪能した。
「I 古代メキシコへのいざない」では「装飾ドクロ アステカ文明 1469〜81年」がなかなかショッキングだ。本物のドクロを使い宝石で装飾して死者の世界の主ミクトランテクトリ神を崇める倫理観は私には理解しがたい。
「球技をする人の土偶 マヤ文明 600〜950年」を見ると1400年前からゴムボールを使った球技が遊ばれていたことに驚く。何故腰でボールを打ち合っていたのか興味がわくが、王侯貴族が重視していたことから多分太って腹が出ていることが有利に働く食料の豊かさを競えるルールだったのだろうか?
「II テオティワカン 神々の都」は約600年間栄えたと言う宗教都市でそこに造られた「太陽のピラミッド」から出土した「死のディスク石彫 300〜550年」のデザインが秀逸で記憶に残る。何故舌をだしているのだろう?AIチャットに質問したら死者と死の神々の対話を表現しているとのこと。
「三足土器」に心臓を取られた生贄とその心臓を刺した人が描かれているということで来場者はその絵を見ようと熱心に覗き込んでいた。4方向から写真を撮りじっくり見直しても絵の説明が無いからどう解釈すればそう見えるのか私には分からなかった。(^_^;;
「トランペット 150〜250年」は大きな巻貝を加工して作られた楽器で、ほら貝として古代エジプト、ギリシャ、ローマ、中国、日本でも使われていた共通点が興味深い。
一方で「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「羽毛の蛇ピラミッド」とピラミッド建設行われていたこと、太陽信仰していたことからが古代エジプト文明の影響が感じられる。テオティワカン住人の起源は不明らしいが紀元前3000年以降に古代エジプト人がメソアメリカまで渡ってきたのではないかと想像するのも楽しい。
多彩色の壁画を見ると『風の谷のナウシカ』のOPを思い出す。風の谷の民はメキシコ系だったのかな?
「III マヤ 都市国家の興亡」はやはり目玉の「赤の女王」の埋葬品一式が目を引く。マヤ人の宗教観である生命と再生の象徴ヒスイの重要性が装飾品の多さと美しさから良く分かる。
「96文字の石板 783年」は書跡の解説があり入館者に人気だ。マヤ文明はマヤ文字を持ち碑文を多く残しているとの話だから研究者には解析が楽しい魅力的な文明だろう。
「IV アステカ テノチティトランの大神殿」は過去の文明の遺物と神話を利用し大神殿を建設し政治的、経済的覇権を得たと言うことで目を引いたのは「鷲の戦士像 1469〜86年」くらいだろうか。鷲の動物コスプレっぽく楽しい像だ。
参考:創立80周年記念 常盤山文庫の名宝
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2623
特別展を出て一休み。14時半から今日から開催されている「創立80周年記念 常盤山文庫の名宝」を東洋館 8室で見る。私には書跡のありがたみは分からないが陶器類は見て楽しめる。
17時閉館まで見学してやっと東洋館全フロアを見て回れた。アンコールワットはヒンドゥー教と仏教の融合文化だから像を見ているとそのハイブリット感が面白くて好きだ。
行く気満々で前売券を購入したが毎日の猛暑で出かける気が起きず、少しでも涼しい日に出かけようと思っていたら早いものでもう23/09/03(日)の最終週となってしまったので慌てて8/29(火)に出かけた。
11:30にトーハクに着くと「特別展は混雑中」と掲示されていた。その通り会場は混雑しており要領よく見る順番を変えながら、時には諦めて列に並んで人気展示物を見る必要もある。やはり休館日の翌日火曜と終了間際は混雑するものだ。
特別展はほぼカメラ撮影可能で数点撮影不可があった。11時半過ぎに入場し14時前までたっぷり古代メキシコ文明を堪能した。
「I 古代メキシコへのいざない」では「装飾ドクロ アステカ文明 1469〜81年」がなかなかショッキングだ。本物のドクロを使い宝石で装飾して死者の世界の主ミクトランテクトリ神を崇める倫理観は私には理解しがたい。
「球技をする人の土偶 マヤ文明 600〜950年」を見ると1400年前からゴムボールを使った球技が遊ばれていたことに驚く。何故腰でボールを打ち合っていたのか興味がわくが、王侯貴族が重視していたことから多分太って腹が出ていることが有利に働く食料の豊かさを競えるルールだったのだろうか?
「II テオティワカン 神々の都」は約600年間栄えたと言う宗教都市でそこに造られた「太陽のピラミッド」から出土した「死のディスク石彫 300〜550年」のデザインが秀逸で記憶に残る。何故舌をだしているのだろう?AIチャットに質問したら死者と死の神々の対話を表現しているとのこと。
「三足土器」に心臓を取られた生贄とその心臓を刺した人が描かれているということで来場者はその絵を見ようと熱心に覗き込んでいた。4方向から写真を撮りじっくり見直しても絵の説明が無いからどう解釈すればそう見えるのか私には分からなかった。(^_^;;
「トランペット 150〜250年」は大きな巻貝を加工して作られた楽器で、ほら貝として古代エジプト、ギリシャ、ローマ、中国、日本でも使われていた共通点が興味深い。
一方で「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」「羽毛の蛇ピラミッド」とピラミッド建設行われていたこと、太陽信仰していたことからが古代エジプト文明の影響が感じられる。テオティワカン住人の起源は不明らしいが紀元前3000年以降に古代エジプト人がメソアメリカまで渡ってきたのではないかと想像するのも楽しい。
多彩色の壁画を見ると『風の谷のナウシカ』のOPを思い出す。風の谷の民はメキシコ系だったのかな?
「III マヤ 都市国家の興亡」はやはり目玉の「赤の女王」の埋葬品一式が目を引く。マヤ人の宗教観である生命と再生の象徴ヒスイの重要性が装飾品の多さと美しさから良く分かる。
「96文字の石板 783年」は書跡の解説があり入館者に人気だ。マヤ文明はマヤ文字を持ち碑文を多く残しているとの話だから研究者には解析が楽しい魅力的な文明だろう。
「IV アステカ テノチティトランの大神殿」は過去の文明の遺物と神話を利用し大神殿を建設し政治的、経済的覇権を得たと言うことで目を引いたのは「鷲の戦士像 1469〜86年」くらいだろうか。鷲の動物コスプレっぽく楽しい像だ。
参考:創立80周年記念 常盤山文庫の名宝
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2623
特別展を出て一休み。14時半から今日から開催されている「創立80周年記念 常盤山文庫の名宝」を東洋館 8室で見る。私には書跡のありがたみは分からないが陶器類は見て楽しめる。
17時閉館まで見学してやっと東洋館全フロアを見て回れた。アンコールワットはヒンドゥー教と仏教の融合文化だから像を見ているとそのハイブリット感が面白くて好きだ。
2023年08月13日
「ガウディとサグラダ・ファミリア展」で気付くデザインの好みは人それぞれ?
天気予報で前日より気温が下がる曇空と言う話だったので23/07/21(金)に「ガウディとサグラダ・ファミリア展」へ出かけたが実際は結構日差しがあり31℃とやはり暑かった。
東京国立近代美術館1F企画展ギャラリーには12:40に着いたが意外と混んでいて混雑に応じて展示品の見学順番を前後させる必要があった。
写真撮影は「第3章 サグラダ・ファミリアの軌跡」のみ可能だが一部展示品には撮影不可のマークが付いている。
この展示会へ行って自分の不勉強さを実感したのは以下の点だ。
・サクラダではなくサグラダだった。
・スペイン国家事業ではなくボランティアから始まった宗教財団の建設事業だった。
・1世紀を経ても完成していないのは建築技術の問題ではなく工事費とスペイン内戦が主な原因だった。
・ガウディは不幸な事故で最期を迎えた。
「第2章 ガウディの創造の源泉」ではガウディのデザインが「ゴシック建築とイスラム建築」「自然が作る形状」「幾何学」から創造されたことを教えてくれる。
これらのことを知ってからサグラダ・ファミリアを見るとガウディの集大成としてデザインのノウハウが全てつぎ込まれており情報量が多いことに驚かされる。多過ぎて見ていると疲れてしまう程だ。
写真では主題が分かるよう被写体の取捨選択が大切と言われる。サグラダ・ファミリアは建物のデザインに彫像と見どころが多過ぎてお互いのデザインの良さが埋もれてしまい勿体ない。
塔建て過ぎ、鐘塔頂華に装飾飾り過ぎの本当に天才建築家のやりたい放題では建築予算はいくらあっても足りなくなるだろうし、建設の難易度は高くなり工期は延びる一方だ。
例えれば欧州の宗教絵画と中国の水墨画程の違いがある。私も年を重ねるとシンプルで洗練されたデザインが好みとなってきたのでサグラダ・ファミリアは詰め込みやり過ぎと感じる。
ガウディがねじれ柱に収着していたとの説明があったが、このデザインを実現するため柱を接いでいるのを見るとスペインに地震はないのか心配になった。
展示は映像も多く1分程の解説を見ることが何回もあったのは建設中であり映像の世紀の作品ならではだ。200インチはありそうなスクリーンでNHKが4Kで作成したサグラダ・ファミリアの紹介ビデオ上映コーナーがあり最前席で観ると没入感が味わえる。このサイズだと8K収録の解像感で観てみたい。
「第4章 ガウディの遺伝子」ではガウディ建築デザインの影響を受けたと考えられる建築物の写真が展示されている。新宿副都心でひときわ目立つ「モード学園コクーンタワー」があるのは納得だ。
ショップには多くのグッズが販売されていたが「サグラダ・ファミリア×シナモンロール」と「サグラダ・ファミリア×センチメンタルサーカス」のイラストが印象的だったのでA4クリアファイルを買ってしまった。
この後NHK放送博物館で開催中の「VRでよみがえるガウディ サクラダファミリアの秘密」に参加したかったが、現地まで30分掛かるのに15時を過ぎている。最終回は16時なので多くても2回しかチャンスしかない。行っても整理券がもらえず参加出来ない可能性が高いと判断し今日は諦めることにした。
日差しは強く暑いのでこのまま直帰した。
東京国立近代美術館1F企画展ギャラリーには12:40に着いたが意外と混んでいて混雑に応じて展示品の見学順番を前後させる必要があった。
写真撮影は「第3章 サグラダ・ファミリアの軌跡」のみ可能だが一部展示品には撮影不可のマークが付いている。
この展示会へ行って自分の不勉強さを実感したのは以下の点だ。
・サクラダではなくサグラダだった。
・スペイン国家事業ではなくボランティアから始まった宗教財団の建設事業だった。
・1世紀を経ても完成していないのは建築技術の問題ではなく工事費とスペイン内戦が主な原因だった。
・ガウディは不幸な事故で最期を迎えた。
「第2章 ガウディの創造の源泉」ではガウディのデザインが「ゴシック建築とイスラム建築」「自然が作る形状」「幾何学」から創造されたことを教えてくれる。
これらのことを知ってからサグラダ・ファミリアを見るとガウディの集大成としてデザインのノウハウが全てつぎ込まれており情報量が多いことに驚かされる。多過ぎて見ていると疲れてしまう程だ。
写真では主題が分かるよう被写体の取捨選択が大切と言われる。サグラダ・ファミリアは建物のデザインに彫像と見どころが多過ぎてお互いのデザインの良さが埋もれてしまい勿体ない。
塔建て過ぎ、鐘塔頂華に装飾飾り過ぎの本当に天才建築家のやりたい放題では建築予算はいくらあっても足りなくなるだろうし、建設の難易度は高くなり工期は延びる一方だ。
例えれば欧州の宗教絵画と中国の水墨画程の違いがある。私も年を重ねるとシンプルで洗練されたデザインが好みとなってきたのでサグラダ・ファミリアは詰め込みやり過ぎと感じる。
ガウディがねじれ柱に収着していたとの説明があったが、このデザインを実現するため柱を接いでいるのを見るとスペインに地震はないのか心配になった。
展示は映像も多く1分程の解説を見ることが何回もあったのは建設中であり映像の世紀の作品ならではだ。200インチはありそうなスクリーンでNHKが4Kで作成したサグラダ・ファミリアの紹介ビデオ上映コーナーがあり最前席で観ると没入感が味わえる。このサイズだと8K収録の解像感で観てみたい。
「第4章 ガウディの遺伝子」ではガウディ建築デザインの影響を受けたと考えられる建築物の写真が展示されている。新宿副都心でひときわ目立つ「モード学園コクーンタワー」があるのは納得だ。
ショップには多くのグッズが販売されていたが「サグラダ・ファミリア×シナモンロール」と「サグラダ・ファミリア×センチメンタルサーカス」のイラストが印象的だったのでA4クリアファイルを買ってしまった。
この後NHK放送博物館で開催中の「VRでよみがえるガウディ サクラダファミリアの秘密」に参加したかったが、現地まで30分掛かるのに15時を過ぎている。最終回は16時なので多くても2回しかチャンスしかない。行っても整理券がもらえず参加出来ない可能性が高いと判断し今日は諦めることにした。
日差しは強く暑いのでこのまま直帰した。
2023年06月21日
愛宕山の「出世の石段」を登ってNHK放送博物館を見学してきた
「特別展 恐竜図鑑 東京展」を出て上野公園で一休み。まだ時間があるので神谷町まで行って「ヤマノススメ」都内の聖地である愛宕山の「出世の石段」を登ってみた。
Apple watchのワークアウトで運動負荷を記録してみたが登るのに2分も掛からず上昇高度19mで最大心拍数145は9秒間しかなく少し物足りなかった。だたし傾斜約40度86段ある石段幅は狭くしっかり足元を確認し踏み歩かないと怖い。馬で登ったというのは凄すぎる。
参考:ヤマノススメ聖地巡礼 – 東京23区内最高峰 愛宕山
https://creco.net/yamanosusume-seichijunrei-tokyo23kunaisaikoho-atagoyama/
愛宕山を登りきると左手すぐにNHK放送博物館がある。無料なので15時半から16時半まで1時間見学した。ここは「撮影禁止マーク」のみ撮影不可とあるが見学していてその様なマークは見当たらなかった。
逆に「この展示物は撮影可能です」というphoto_spotポスターが貼られており「#NHK放送博物館」のタグまで記載されているとこのポスターがある場所だけしか撮影可でないように思える。実際どちらが正解なのだろうか?
参考:NHK放送博物館
https://www.nhk.or.jp/museum/
「3F:ヒストリーゾーン」はラジオとテレビの歴史と日本の歴史が重ねて展示されている。国立科学博物館企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」に比べ放送局寄りの濃い展示内容だ。
ラジオの歴史は1945年終戦占領下で終わり、1953年のテレビ放送開始以降扱いがなくなっている。だから1970年のFM放送開始に関してはまったく触れられていない。これは本放送がFM東京に先を越されたことも一因あるのだろう。
テレビでは白黒からカラー、BS放送、アナログハイビジョン、地デジ、BS4KまでAV Phileが辿ってきたテレビ放送の歴史がみな懐かしい。βマックス、VHSの家庭用ビデオレコーダーの一号機も展示されている。
「2F:テーマ展示ゾーン」は「こども番組がいっぱい」コーナーではひょっこりひょうたん島やブーフーウーの人形が見られて感無量だ。じゃじゃまるの着ぐるみが想像より大きくちょっと怖かった。
「音効体験コーナー」では小豆の籠を揺らして波の音を作るのは結構難しいと実感した。「放送体験スタジオ」では係員から勧められNHKのど自慢の鐘を鳴らさせてもらえた。結構大きく良い音で響くものだ。
中階段1.5Fとなる「愛宕山8Kシアター」では23/06/01(木)から9/10(日)まで「VRでよみがえるガウディ サクラダファミリアの秘密」が始まっていたが最後の回は16時で参加出来なかった。
「1F:ウェルカムゾーン」では「正義の天秤 season 2」の展示コーナーがあった。ギリギリ16:30まで粘って見学して帰った。今回は時間がなく「4F:図書・史料ライブラリー 番組公開ライブラリー」は行けなかった。
午後だけで3つのイベントが楽しめて充実した1日を楽しんだ。
Apple watchのワークアウトで運動負荷を記録してみたが登るのに2分も掛からず上昇高度19mで最大心拍数145は9秒間しかなく少し物足りなかった。だたし傾斜約40度86段ある石段幅は狭くしっかり足元を確認し踏み歩かないと怖い。馬で登ったというのは凄すぎる。
参考:ヤマノススメ聖地巡礼 – 東京23区内最高峰 愛宕山
https://creco.net/yamanosusume-seichijunrei-tokyo23kunaisaikoho-atagoyama/
愛宕山を登りきると左手すぐにNHK放送博物館がある。無料なので15時半から16時半まで1時間見学した。ここは「撮影禁止マーク」のみ撮影不可とあるが見学していてその様なマークは見当たらなかった。
逆に「この展示物は撮影可能です」というphoto_spotポスターが貼られており「#NHK放送博物館」のタグまで記載されているとこのポスターがある場所だけしか撮影可でないように思える。実際どちらが正解なのだろうか?
参考:NHK放送博物館
https://www.nhk.or.jp/museum/
「3F:ヒストリーゾーン」はラジオとテレビの歴史と日本の歴史が重ねて展示されている。国立科学博物館企画展「テレビジョン技術のはじまりと発展」に比べ放送局寄りの濃い展示内容だ。
ラジオの歴史は1945年終戦占領下で終わり、1953年のテレビ放送開始以降扱いがなくなっている。だから1970年のFM放送開始に関してはまったく触れられていない。これは本放送がFM東京に先を越されたことも一因あるのだろう。
テレビでは白黒からカラー、BS放送、アナログハイビジョン、地デジ、BS4KまでAV Phileが辿ってきたテレビ放送の歴史がみな懐かしい。βマックス、VHSの家庭用ビデオレコーダーの一号機も展示されている。
「2F:テーマ展示ゾーン」は「こども番組がいっぱい」コーナーではひょっこりひょうたん島やブーフーウーの人形が見られて感無量だ。じゃじゃまるの着ぐるみが想像より大きくちょっと怖かった。
「音効体験コーナー」では小豆の籠を揺らして波の音を作るのは結構難しいと実感した。「放送体験スタジオ」では係員から勧められNHKのど自慢の鐘を鳴らさせてもらえた。結構大きく良い音で響くものだ。
中階段1.5Fとなる「愛宕山8Kシアター」では23/06/01(木)から9/10(日)まで「VRでよみがえるガウディ サクラダファミリアの秘密」が始まっていたが最後の回は16時で参加出来なかった。
「1F:ウェルカムゾーン」では「正義の天秤 season 2」の展示コーナーがあった。ギリギリ16:30まで粘って見学して帰った。今回は時間がなく「4F:図書・史料ライブラリー 番組公開ライブラリー」は行けなかった。
午後だけで3つのイベントが楽しめて充実した1日を楽しんだ。
2023年06月16日
「特別展 恐竜図鑑 東京展」へ行って「公式恐竜図録」を買ってきた
23/05/31(水)ニコニコ動画で「特別展 恐竜図鑑 東京展」のナイトミュージアム生放送を行っていたのに気づき途中から視聴したら「公式恐竜図録」をすぐにでも手に入れたくなり売切れる前にと23/06/01(木)上野の森美術館へ行った。
音声ガイドを無料で楽しむにはスマホとイヤホンが必要だ。私はイヤホンを持って行かなかったので楽しめなかったが解説文の文字画面を読むことは出来た。
平日とはいえ12時前に到着したら空いていてちょっと今後の集客に不安になった。まあお陰で撮影可能の展示物は綺麗に正面から撮影することが出来た。撮影NGのカメラマークが小さく少なすぎて気付き難く誤って撮影するミスを犯しそうになる程だった。不可は10点もない有り難い展示会だ。
初期の恐竜想像図がそのまま巨大なトカゲやワニっぽく微笑ましい。当時の少ない恐竜知識から想像した復元図は想像の余地が多くあり楽しめる。2代目イグアノドンはゴジラのデザイン原形そのものだ。
恐竜絵画ばかりで普通の美術館では見られない作品展となっていて実に楽しい。結構マイナーな恐竜名が数多くあり自分の知識不足を実感させられた。
勿体ないと思うのはそのイラスト作成年はあるがそのモデルとなった恐竜化石がいつ発見され正式名称が認められたかが不明な点だ。モデルとなった化石はあった筈だがこれらのイラストがどの程度学術的に正確か興味が出てくる。
ティラノサウルスvsトリケラトプスというアイコンを決定づけたとされる絵画も見られて満足だ。恐竜巨匠たちのイラストを模倣したイラストが日本に氾濫したと言う説明文を見ると確かに子供の頃にこんな想像図を見た記憶がある。当時の小学校や中学校にあった恐竜図鑑を再び手にして見てみたいと思う展示内容だ。
《トイザウルスの棲む島》が撮影禁止なのは日米の人気キャラの破棄プラスチック玩具を材料にしているからと納得した。確かにこれはIPの塊でヤバイ恐竜だ。どんな有名キャラが破棄されたか見つけるのも一興かもしれない。(^_^;;
じっくり鑑賞しても90分で見終わるが実に満足する内容だ。最後にショップで「公式恐竜図録」とリサとガスパールのコラボイラスト2種のクリアファイルを買って帰った。
「公式恐竜図録」009ページの『原色 前世期の生物』に掲載されていたプラキオサウルスが私の記憶に強く残っているイラストだと分かって嬉しい。また昭和の少年サンデーにも恐竜特集ページがあったそうだ。
帰宅してから我が家にも古い恐竜イラストが無いかと探してみたら3冊見つかった。
1966年1月初版発行 小学館「世界原色百科事典」2巻の「恐竜」の項目にプロントサウルス、タイラノサウルス、イグアノドンのイラストが掲載されていた。現在は「竜盤類」「鳥盤類」と呼ばれているが当時は骨盤により「トカゲ恐竜」「コウモリ恐竜」と呼んでいたらしい。プロントサウルスは雷竜と呼ばれ水陸両用生活をしていたとの解説もある。
1975年12月初版発行 小学館「万有百科大事典 18宇宙地球」の「恐竜」の項目にプロントサウルス、ティラノサウルス、イグアノドン等13匹のイラストと6枚の化石骨格写真が掲載されている。ここでは「竜盤類」「鳥盤類」と記載されており6ページにも渡り解説が行われている。絶滅理由として「停滞期や衰退期には奇形化あるいは逆に単純化や小型化への道を辿る」とある。そう言えば昔絶滅理由の1つとして恐竜が進化の迷路に入り込んだ、という説もあったことを思い出した。
1974年6月初版発行 小学館「万有百科大事典 20動物」の「恐竜」の項目にプラキオサウルス、ティラノサウルス、トリケラトプス等11匹のイラストが掲載され2ページで解説がまとめられている。恐竜絶滅は「気象条件が厳しく寒暖差の著しい自然環境に適応できなかった」ためと記載されている。ディプロトクスとプラキオサウルスは水陸両用生活で頭の上に鼻があったと解釈されていた。
いずれも恐竜考古学の発展の経緯が見られて興味深い。
音声ガイドを無料で楽しむにはスマホとイヤホンが必要だ。私はイヤホンを持って行かなかったので楽しめなかったが解説文の文字画面を読むことは出来た。
平日とはいえ12時前に到着したら空いていてちょっと今後の集客に不安になった。まあお陰で撮影可能の展示物は綺麗に正面から撮影することが出来た。撮影NGのカメラマークが小さく少なすぎて気付き難く誤って撮影するミスを犯しそうになる程だった。不可は10点もない有り難い展示会だ。
初期の恐竜想像図がそのまま巨大なトカゲやワニっぽく微笑ましい。当時の少ない恐竜知識から想像した復元図は想像の余地が多くあり楽しめる。2代目イグアノドンはゴジラのデザイン原形そのものだ。
恐竜絵画ばかりで普通の美術館では見られない作品展となっていて実に楽しい。結構マイナーな恐竜名が数多くあり自分の知識不足を実感させられた。
勿体ないと思うのはそのイラスト作成年はあるがそのモデルとなった恐竜化石がいつ発見され正式名称が認められたかが不明な点だ。モデルとなった化石はあった筈だがこれらのイラストがどの程度学術的に正確か興味が出てくる。
ティラノサウルスvsトリケラトプスというアイコンを決定づけたとされる絵画も見られて満足だ。恐竜巨匠たちのイラストを模倣したイラストが日本に氾濫したと言う説明文を見ると確かに子供の頃にこんな想像図を見た記憶がある。当時の小学校や中学校にあった恐竜図鑑を再び手にして見てみたいと思う展示内容だ。
《トイザウルスの棲む島》が撮影禁止なのは日米の人気キャラの破棄プラスチック玩具を材料にしているからと納得した。確かにこれはIPの塊でヤバイ恐竜だ。どんな有名キャラが破棄されたか見つけるのも一興かもしれない。(^_^;;
じっくり鑑賞しても90分で見終わるが実に満足する内容だ。最後にショップで「公式恐竜図録」とリサとガスパールのコラボイラスト2種のクリアファイルを買って帰った。
「公式恐竜図録」009ページの『原色 前世期の生物』に掲載されていたプラキオサウルスが私の記憶に強く残っているイラストだと分かって嬉しい。また昭和の少年サンデーにも恐竜特集ページがあったそうだ。
帰宅してから我が家にも古い恐竜イラストが無いかと探してみたら3冊見つかった。
1966年1月初版発行 小学館「世界原色百科事典」2巻の「恐竜」の項目にプロントサウルス、タイラノサウルス、イグアノドンのイラストが掲載されていた。現在は「竜盤類」「鳥盤類」と呼ばれているが当時は骨盤により「トカゲ恐竜」「コウモリ恐竜」と呼んでいたらしい。プロントサウルスは雷竜と呼ばれ水陸両用生活をしていたとの解説もある。
1975年12月初版発行 小学館「万有百科大事典 18宇宙地球」の「恐竜」の項目にプロントサウルス、ティラノサウルス、イグアノドン等13匹のイラストと6枚の化石骨格写真が掲載されている。ここでは「竜盤類」「鳥盤類」と記載されており6ページにも渡り解説が行われている。絶滅理由として「停滞期や衰退期には奇形化あるいは逆に単純化や小型化への道を辿る」とある。そう言えば昔絶滅理由の1つとして恐竜が進化の迷路に入り込んだ、という説もあったことを思い出した。
1974年6月初版発行 小学館「万有百科大事典 20動物」の「恐竜」の項目にプラキオサウルス、ティラノサウルス、トリケラトプス等11匹のイラストが掲載され2ページで解説がまとめられている。恐竜絶滅は「気象条件が厳しく寒暖差の著しい自然環境に適応できなかった」ためと記載されている。ディプロトクスとプラキオサウルスは水陸両用生活で頭の上に鼻があったと解釈されていた。
いずれも恐竜考古学の発展の経緯が見られて興味深い。